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12月15日-02号

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  1. 箕輪町議会 2014-12-15
    12月15日-02号


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    平成26年12月定例会              箕輪町議会会議録1.招集年月日   平成26年12月15日 午前9時00分2.招集場所   箕 輪 町 役 場3.会議を行った場所   箕輪町役場議場4.開会、閉会日時 ┌───┬──────────────────────┬───┬───────┐ │開 会│ 平成26年12月15日 午前 9時00分 │議 長│ 下原甲子人 │ ├───┼──────────────────────┼───┼───────┤ │散 会│ 平成26年12月15日 午前 4時40分 │議 長│ 下原甲子人 │ └───┴──────────────────────┴───┴───────┘5.出席並びに欠席議員      出席議員     15人        欠席議員     0人 ┌──┬─────────┬─────┬──┬─────────┬─────┐ │議席│         │ 出 席 │議席│         │ 出 席 │ │  │  氏   名  │ 欠 席 │  │  氏   名  │ 欠 席 │ │番号│         │ の 別 │番号│         │ の 別 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 1 │  武村 俊身  │ 出 席 │ 9 │  荻原かほり  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 2 │  向山  章  │ 出 席 │10│  松本 五郎  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 3 │  釜屋 美春  │ 出 席 │11│  岡田建二朗  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 4 │  大槻 金吾  │ 出 席 │12│  平出 政敏  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 5 │  唐澤 千洋  │ 出 席 │13│  木村 英雄  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 6 │  浦野 正雄  │ 出 席 │14│  小島 常男  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 7 │  入杉百合子  │ 出 席 │15│  下原甲子人  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 8 │  藤田 英文  │ 出 席 │  │         │     │ └──┴─────────┴─────┴──┴─────────┴─────┘6.職務のため議場に出席した事務職員の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │事務局長    │  小嶋  正  │書記      │  松村  明  │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘7.説明のため出席した者の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │町長      │  白鳥 政徳  │建設水道課長  │  柴  敏夫  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │副町長     │  白鳥 一利  │建設水道課   │  唐澤 秀明  │ │        │         │公営企業専門課長│         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │総務課長    │  浅野 幸利  │会計管理者   │  小林 利明  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │危機管理・セーフ│  向山 静雄  │教育長     │  唐澤 義雄  │ │コミュニティ推進│         │        │         │ │室長      │         │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │経営企画課長  │  中村 克寛  │教育課長    │  戸田 勝利  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │図書館・振興計画│  唐澤 修身  │生涯学習課長  │  日野 和政  │ │担当課長    │         │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │税務課長    │  百瀬喜美子  │教育委員長   │  白鳥 彰政  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │住民環境課長  │  笠原  毅  │代表監査委員  │  松本 豊實  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │保健福祉課長  │  安積 真人  │監査委員事務局長│  松村  明  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │子ども未来課長 │  北條 治美  │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │療育・施設整備 │  伊藤 敦子  │        │         │ │担当課長    │         │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │産業振興課長  │  唐澤 紀朗  │        │         │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘8. 会議事件及び議事日程             平成26年12月箕輪町議会定例会             議  事  日  程 (第2号)                              平成26年12月15日                                 午前9時 開議 日程第1       一 般 質 問              議事のてんまつ ◎小嶋事務局長 開会前のあいさつを取り交わしたいと存じます。ご起立をお願いいたします。〔一同起立〕おはようございます。〔一同「おはようございます。」〕ご着席をお願いいたします。〔一同着席〕                                 午前9時 開会 ○下原議長 改めまして皆さんおはようございます。月日の流れは早いもので、あと今年も約半月を残すのみとなりました。大変寒い日が続きまして、日本海側中心に大雪に合われているという情報もお聞きしておりますが、昨日に衆議院選挙も終わりまして、一刻も早く日本の政治の安定を期待するものでございます。また、本日、あすは白鳥新町長が誕生し、初めての一般質問でございますので各議員の皆様方並びに理事者の皆さん方につきましては、初めての一般質問というふうにとらえていただきまして、活発で充実した一般質問の会にしていただいきたい、そういう思いでいっぱいでございます。どうぞそれぞれの皆さん気合いを入れて、なお一層気合いを入れていただいて、いい議会であり、いい一般質問であることを期待してただいまから会議に入りたいと思います。 ただいまの出席議員は、15人であります。 本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりでございます。 本日の議事は一般質問であります。質問の順序は、お手元の一般質問通告書のとおりといたします。この順序により発言を認めたいと思います。なお、本定例会の一般質問は、一問一答方式により取り行いたいと思います。質問者は質問席でお願いをいたします。答弁者は初回の答弁のみ演台で行っていただきまして、以後は自席でお願いを申し上げます。質問時間は答弁を含め1人55分とし、55分を過ぎてからは質問の答弁のみといたしたいと思います。質問回数につきましては、時間内であれば無制限といたします。持ち時間終了5分前になりましたら、議場にアラーム音を鳴らし、お知らせをいたします。質問並びに答弁は、通告内容に沿ってなるべく重複しないよう、具体的かつ簡明にしていただくよう特にお願いを申し上げます。 それでは、これから一般質問を行います。まず、質問者の指名をいたします。5番 唐澤千洋議員5番 唐澤議員どうぞ。 ◆5番(唐澤議員) 初めに、このたびの町長選挙で長年の行政経験が期待され、見事当選をされました白鳥町長に心からお祝いを申し上げます。町民の付託に対し、全身全霊を傾けるとの就任に当たっての決意に2万6,000町民は、大きな期待をいたしております。健康に十分留意をされ、お努めいただきたいと思います。さて、町長はこの選挙に当たり『人も元気に、町も元気に、産業も元気に、そしてみんな元気に』をスローガンに7つの約束をマニフェストの柱に、さらに30項目に及ぶ基本政策をもって当選されたわけであります。折しも、箕輪町は年明けの1月1日は箕輪町誕生60周年の記念すべき節目を迎える7人目の町長であります。26年度末で、計画切れとなる振興計画について箕輪町第5次振興計画を早急に策定しなくてはならないときでもあります。今議会トップバッターとしての質問であり、光栄とともに緊張をいたしておりますが、通告に従って順次質問をさせていただきます。初めに、今も申し上げましたマニフェストの中の少子高齢化、人口減少社会への挑戦について伺います。箕輪町は誕生した昭和30年は、世帯数3,573世帯人口1万8,202人でありました。その後さまざまな施策により、増加の一途をたどるものの、平成17年の2万6,000半ばをピークに減少が始まり、この12月1日現在世帯数9,229世帯人口2万5,212人となり、今後も減少の傾向にあることが推量されるわけであります。合併当時、1世帯当たりの人口は5.09人から現在では2.73人となり、老老世帯の増加、核家族化、さらにはひとり世帯の個化世帯がさらに増加するものと思われます。このことは、当町だけの問題でなく、高学歴化、人口の都市集中化、経済社会構造の変化、意識の変化、少子化など人口問題は大きな課題を抱えているわけであります。そのことは、私も十分理解をしているつもりであります。地方では一層の人口減が続くことにより消費が縮小し、経済規模も縮小する。若者の減少は、地域の中小企業の潜在能力を引き出す力も難しくなり、地域コミュニティの崩壊、限界集落という悪循環が生じてくるわけであります。箕輪町は県下一大きな町と言いつつも小学校就学前の児童数を調べてみますと区によっては各学年0人、または1人という区もあり、地域の子どもたちの伝統的活動や保育園、学校そのものの危機的状況に至る可能性が懸念されるわけであります。マニフェストでは、みのわ未来委員会を組織するとありますが、その委員会に期待するものは何か町長のお考えをお聞きするものであります。 ○下原議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 皆さん、おはようございます。〔一同「おはようございます。」〕本日から一般質問が始まります。皆さん議員諸氏のご支援をいただきながら回答をまた事業実証をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします最初にみのわ未来委員会の役割、内容等についてお尋ねをいただきました。私は今回の町長選挙に当たりまして、箕輪町の現状を踏まえ、7つの約束、基本政策30を町政運営に当たる私の方考え方として明らかにしてまいりました。総合行政として進めていかなければなりませんけれども、その中でも少子高齢化そうした社会の中にありまして国におきまして人口将来推計を出し、また箕輪町でありましても将来を考えた場合にさまざまな重要な事業や施策もありますけれども、まず手を付けなければならない、そういったものとして人口減少への対応を申し上げたところでございます。これにつきましては、大変厚い、高い壁があるということも承知をしておりまして、あえて挑戦という言葉を使わさせていただきました。 お尋ねでございますが、みのわ未来委員会につきましては、町民の皆様や有識者を委員とする委員会を設置をしていくものでございます。委員会の中におきましては、若者の定住の問題でありますとか結婚に対する支援、また出産と子育て仕事と家庭の両立、また移住や交流の活発化など少子高齢化、また人口減少社会に資する幅広い取り組みにつきまして、強い危機感を持ちまして町民目線で議論をしていただき提案をいただく、そうしたことを考えている委員会でございます。以上でございます。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) 今、ご答弁いただいた内容の中で今後それぞれ検討を加えていただいていくということでございます。 次に人口減少、今ご答弁も1部ございましたけれども、人口減少を鈍化させるためさまざまな施策を展開したいとしておるわけでございますが、マニフェストの中で、若者の定住、出産と子育て、仕事と家庭の両立、移住、交流の活発化というふうに唄われているわけであります。幅広く対策を講じたいとしておるわけでございますが、人口定住策は企業誘致も1つでありましょう。若者が求めるソフト産業の意識した県立工科大学の創設などを起爆剤として、県の技術形成センター、信州大学などの期待も必要と考えます。また、町内企業育成のための伊那谷の特性を活かしたソフト産業の研究機関の創設も大事ではないかと考えるわけであります。子育て支援など高い福祉政策を継続させることや、平成12年度に策定した公営住宅再生マスタープランに示された町営住宅の改築、改修の推進。人口減少地域への小規模な分譲団地造成などが総合的に整わなくては穏やかな人口減少を食いとめることができないというふうに思うわけであります。先ほど町長申し上げましたように、福祉産業、振興両面からの対策実現のため有識者、町民の代表等による箕輪町少子化総合対策を策定し、その対策に沿って事業を進めていきたいというお話でございますが、その箕輪町少子化総合対策に対する中身的なものが現在ございましたらお聞かせをいただきたいと思います。 ○下原議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 今お尋ねの件でございますが、企業振興、産業振興低迷も非常に重要な要素だというふうに思っておりますが、人口減少に対する具体策につきましては、先ほど申し上げましたみのわ未来委員会におきまして具体的な取り組み、また政策を提案をいただくということに考えておりますけれどもなんと言っても全ての政策を総動員をする、これが大事でございます。県や町といった行政だけではなく、企業や団体、NPOなどそれぞれの主体が取り組んでいただくと、そういうことを考えております。お尋ねの福祉でありますとか、産業振興という面でありますけれども、産業振興の面では、お尋ねの企業誘致によります雇用の拡大でありますとか、既存の企業に対する支援ということは当然やらなければいけないというふうに思っておりますが、何と言いましても新規の学卒者が町内でありますとか、郡内に残っていただく、就職をしていただくということを合わせまして、就労の促進、これは町内や県外からの新規就労をいかに増やしていくか、こういった面を資金面の支援を中心にやってまいりたいと考えております。また、福祉という面、医療等さまざまな課題がありますけれども、やはり安心をして出産をし子育てをしていただく、そういったところに力点を置きたいというふうに思っております。例えば不妊治療の面でありますとか、産後ケアの充実でありますとか、経済的な支援策としてはやはり保育料でありますとか学童、学校では学童保育、こういった点に経済的な支援策を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) 一部具体的な提案もいただいたわけですけれども、政策を組むのはこれからだと思いますので聞き留めてまいりたいと思います。 次に区、集落の元気回復、再興ビジョンを策定し具体的取り組みを行う、集落パワーアップモデル事業についてお伺いをいたしたいと思います。町を形づくるものは、その基礎は15からなる区であります。世帯数2,600を有する松島区を始め、200世帯以下の下古田、八乙女、中原、富田、中曽根、南小河内などで構成されており、商工業地域を除けば、木曽山脈登録の集落と伊那丘陵の裾野に点在する集落のウエイトが大きい町であります。これら集落は、江戸の時代からの村の共有財産である山林の入会権、あるいは田用水、飲料水などの水利権などを守り、うずな神を守ってきた区であります。しかし、戦後70年で村の自治は大きく変わりました。これら小規模集落、いわゆる区の財政は乏しく、区内の道路水路、橋梁など生活施設の改修もままならない歴史をもってきたわけであります。また、昭和40年代水源開発を初め、機械化農業を進めるため耕地整理事業が行われ、その返済が終わったところであります。そんな今その水路は、農業用施設の老朽化に代表されるように、非常に厳しい状況にあります。米づくりの減反政策も制度疲労しておりますし、農地の荒廃は著しく進んでおるわけであります。農業後継者も乏しく、畜産、果樹農家も減少する中で荒廃した農地の枯れ草のみがさみしく北風にさらされているという現状であります。そこで、町長の集落パワーアップモデル事業の具体的なお考えがございましたら、お伺いをいたしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 基本政策の3条の中でお示しをいたしました集落パワーアップモデル事業についてお尋ねをいただきました。箕輪町ではそういった区はあまりないというふうに感じておりますけれども例えばご指摘のように、高齢者が高齢になったとか、後継者がいないとか、農地が荒れたとか、そういったことで元気がない地域集落が全国に、また県内にも幾つかございます。そういったことで人口減少が進む中にありまして、区、常会、集落はやはり、私たちの生活の原点であります。まさにそこの絆が壊れようという状況にあろうかというふうに思っております。そのために、区や集落を事業主体といたしました。そして市町村と町と住民が一体となりまして、再び活力を取り戻す、そういった取り組みを提案をするものでございます。具体的には、地域のよさでありますとか、魅力でありますとか、地域資源でありますとか、そういったものを調査をし、例えば集落のアンケート行うとか、先進地を調査をするとかそういったことに対しまして補助をしようというものでございます。地域が継続するためのビジョン作りをしていただきたいというふうに考えているところでございます。また、ビジョンをする、実現するためにやはり一定の手段を考えていただいて、またそれを実行するということが必要であります。これにつきましてはこの事業だけではなくて、現在の町の施策、また県等で行っております元気づくり支援事業、そんなものを活用しながら事業実証を諮ってまいりたいというふうに考えております。その上で効果を検証し、有効なものについては他の地域へも情報交換をし、また発信をしていくとそういったもの事業を想定をし、提案をさせていただきたいというに考えております。以上でございます。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) 人口問題に係わる幾つかの質問をさせていただいたわけでありますが、私は、人口問題の人口増に係わることについては、大都市のことというふうに認識をしております。激減を避けるための、今ご答弁ございましたように賢く縮むこういうことが1つの方策ではないかいうふうに思います。以上で人口関係についての質問を終わらせていただきます。次に魅力ある商店街の創造に向ける店舗のリフォーム支援とにぎわいを取り戻す施策についてお伺いいたします。中心市街地を初め、町内の商店街は、車社会の進展により移動距離の広域化に加え、郊外型の大規模店舗の出店などから既存商店街の顧客離れや各商店の後継者不足などにより、衰退傾向にあります。その再生が急務であるいうことから、中心市街地活性化基本構想策定調査報告書をまとめた経過がございます。この冊子であるわけでありますが、しかし現実は非常に厳しいものがあり、松島仲町を南に続く通り町、本町などへの商店街形成への改善意欲は今日では大きく後退している状況にあると思料されます。都市計画事業としての計画も陳腐化し、国土改良も具体的には見えていないのが現状であります。そのリフォーム支援等に対する施策について歓迎をするものでございますが、そのお考えをお聞きするものであります。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 商店街の創造、これ大変重要なことだというふうに思っております。大型店の郊外進出などによりまして、いわゆる中心商店街の活力低下が見られるのは、ご指摘のとおりでございます。地域コミュニティの中心である商店街の再生、また元気を出してもらうためには、商店街の実情を把握をしながら賑わいを取り戻す施策について検討する必要があるというふうに思います。私例えば空き家の問題と、現在頑張っている商店をどう支援をするかという、これどちらを選択すると言えばどちらかといえば今元気で頑張っている、何とか頑張って踏ん張っているそういった商店への支援、そこをまずは第1にすべきであるというふうに考えております。そうしたことから新たな魅力づくりやビジネスモデルを作っていただきたい、そんな意味から既存商店などで振興につながる店舗場のですね、リフォーム制度というものも必要かなというふうに思っております。商店や商店街がさらに元気になるという意味での施策の一つとして検討してまいりたいと考えております。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) 空き家対策も大事かと思いますけれども、即効性の薬として必要なものは今お考えのとおりではないかというふうに考えるわけであります。リフォーム支援構想について早急にお取り組みいただくことを期待し、次の質問に移らせています。 次に第5次の箕輪町振興計画の策定についてお伺いをいたします。地方自治法の定めるところにより、計画行政が定めておられることはご承知のとおりであります。町づくりシンポジウムなどを開催するなどして町の向こう10カ年の計画については住民参加は当然と考えますが、外からの観察も大事ではないかと考えます。伊那谷もリニアなど国家的プロジェクトもあることから、東京圏、中京圏から見た箕輪町、あるいは地方行政や地域づくりの専門家などの外部有識者を取り入れ、将来のありようを分析することも必要ではないかと考えるわけであります。そうしたことについての町長のお考えを質すものであります。
    ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 第5次振興計画についてでございます。実は1年先延ばしを第4次をするという判断でございまして、私の町長選挙があるということ、また来春には統一地方選挙があるというようなことも踏まえまして、そうした判断をさせていただいたわけでございますが、私自身が出しております基本政策30との整合性でありますとか、来年度が60周年の発足記念というようなこともございまして、それを踏まえながら、第5次振興計画を策定することに非常に重要だというふうに考えております。28年度からの町の方向性を示すという意味におきましても、ご指摘のように住民の皆さんに参画をして、積極的なご提案やご意見をいただくということは当然でございますが、町外の有識者の皆さんにも知恵をお借りをして、できるだけ多くの意見を集約をする、そして箕輪町の立ち位置を皆さんで決めていただく、考えていただくそういったきっかけにさせていただきたいというふうに思っております。限られた時間ではありますけれども、住民の皆さんの意見をどうやってテーブルに乗せていただくか、そんな意味で対話が重要であるというふうに考えておりますので、ワークショップなど専門家の皆さんこれ学識経験者でありますとか、町の出身で町外で活躍をしている人が、今、町をどういうふうに見ていただけるか、そういったことを踏まえながら意見集約をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) 今ご答弁のように60年という一つの節目、それから町長の交代という節目、非常に大事な年であることはご承知のとおりでございます。今ご答弁のとおり期待し、次の質問に進めさせていただきます。 次に地方創生と、町の地域総合活性化交付金制度についてお伺いをするものであります。この制度によって、各区の行政経費が補てんされるとともに、土木事業等の地元負担金の軽減に繋がったことが財政規模の小さな区にとって大きな支援でありました。また、現在もその状況にあるわけであります。町長はこの制度を継続していく考えをお持ちかどうかまずお伺いをいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 地域総合活性化交付金制度でございます。この事業は、県におきましては、地域発元気づくり支援金に累乗する事業だという認識を私は思っておりますけれども、区の規模でありますとか財政状況に係わらず各地区の事業を進めていくという意味では非常に重要な事業、考え方であるというふうに考えております。地域の特徴ある取り組みでありますとか交付金制度を通じまして、地域のいわば知恵比べ、元気な地域、元気なまちづくりという意味では大変意味があるというふうに考えております。実は事業提案の制度の成り立ちでありますとかやり方、また土木分担金のあり方については、私は若干の検討課題はあるというふうに認識をしておりますけれども、この制度そのものについては引き続き取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) 先ほども申し上げましたように非常に小規模区が多い町であり、財政状況も見ましても厳しい区の状況があるわけであります。そうしたことからこの制度の活用をして、ようやく各区が公共的な事業等にも取り組める、またソフト的な事業にも取り組んでいける、いう状況にあるわけであります。地域コミュニティの形成のためにもさらなるこの制度の充実を期待するものであります。そこで、平成27年は先ほども申し上げましたとおり町発足の60周年にあたります。各区がこの60年目の節目を通じて地域の皆さんが知恵を出し合い、地域の今、あるいは近い将来を創造する箕輪版地方創生の1つとして一律交付金を交付する考えはないか。60周年の記念事業としてそうした考えを持つことはどうか、町長のお考えを質すものであります。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 特別枠の設置のご質問でございます。以前にもこうした制定がなされたということはお聞きをいたしました。単にハードの整備だけではなくて、地域の知恵を生かした事業という点で、地域の活性化が期待できるというご意見もあろうかというふうに思っておりますが、そういった提案の内容が地域作りの起爆剤になるのかどうか、また、一過性で終わってしまうのではないかというような感想も持たせてもいただきました。地域の状況をお聞きしながら、これ予算編成の中で財源の条件でもございますので、検討させていただきたいというふうに考えております。60周年という大変記念すべきまた、節目の年でもございます。そういった観点も踏まえながら研究をさせていただきたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) 久しくこうしたことについては遠のいておりますので、ぜひこの節目をそうしたもので活性化の起爆剤としてほしいいうことを加えて申し上げ、次の質問に移りたいと思います。町長は平成27年度の予算編成について、12月の5日の日に予算編成方針を示されたわけでありますが、三つの基本方針に沿って六つの重点施策をあげられました。この中で、住民満足度の高い分権型の行政経営をあげているわけであります。現時点でその具体的な内容についてご答弁いただくところがあればお願いをいたしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 平成27年度の予算編成方針につきましては、さまざまな観点から議論をさせていただきたいということで申し上げたところでございます。第4次振興計画の最終年度にもなりますので、重点施策を絞りながら選択と集中という観点の中で実施をしてまいりたいというふうに考えておりますけれども、住民満足の高い分権型の行政運営、予算編成そのものに直接係わる部分と係わらない部分があるかと思いますが、私は行政運営の手法にはいわゆるトップダウン方式のもの、また財政部門が主導をして実施をしていく、いわゆる管理部門主導型というような部分もございますけれども、私といたしましては係長級等のミドル層を中心としたトップダウンではなくて、目的に向かって必要なことを考え、横断的に課題解決ができる組織、そういったものを想定をしておりまして、そういった意味で分権型の行政運営と申し上げたところでございます。政策収納30集の中にもブランド戦略でありますとか、空き家対策でありますとか、農業応援団そういった政策を盛り込んであるわけでございますが、一つのセクションだけではできないものを相当数盛り込んでございます。そういったことから職員の皆さんには横の連携とか組織の改革、また組織の活用そういったものを立案をしていただきたいということで編成方針の中で申し上げたものでございます。何より職員一人一人が経営意識を持ちまして、時代や環境の変化に即応できるそういった意味で、分権型の行政運営に努めてまいりたい、そんなふうに考えているところでございます。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) いずれにしても厳しい財政状況にあることは事実であります。今ご答弁いただいたとおり分権型の行政経営の推進を期待するものであります。 次に文化行政のうち文化センターの自主事業等について教育委員長に伺います。箕輪町の住民一人一人の生活文化の開花は昭和50年11月の町民文化祭の創設であろうというふうに私は思っております。それには一つのドラマもありました。これまで行政の中で教育委員会の社会教育の中で芸術文化といった形で進めてきておりましたことは今日ではもっと幅の広い町の皆さんの生活の中の文化、あるいは生きがいとしての文化として捉え、それに正面から取り組む必要があるとして、大きな成果を上げてきたと評価をするわけであります。行政の役割としては町の皆さんの創造、あるいは活動が十分に発揮されるその土壌づくり、環境づくりを進めること。具体的には、場の提供、機会の提供、情報の提供など側面からの援助であると思っております。教育委員会、とりわけ公民館や文化センターは、そこのところを上手に取り組んでおり、町の皆さんが作るいわゆる創造する方の町の皆さんの文化の祭典である町民文化祭は、その結晶であろうかと思います。高学歴化、高齢化、余暇の増大といった時代の流れの中で、文化を強く執行して来ているわけでありますし、産業分野でも知的集約型、高度技術開発型、都市型産業が主流となる中でそこに働く人々も家庭の生活も傾斜してきており、文化のにおいのしない町は企業も寄りつかないというほどの実例が全国各地にあるわけであります。 さて、町の皆さんの文化をさらに磨くものの一つが大都市にて行われる文化性、芸術性の高い、さまざまな文化であります。ここでは文化センターの自主事業についてのみ伺いますが、平成26年度の文化センターの維持管理費はざっと見て2,800万円であります。そのほか事業費は990万円でありますがそのうちの文化事業相当分は300万に満たないところに留まっているわけであります。また、文化センターの中に教育委員会事務局も含まれているということもあってその数字的なものは定かではありませんけれども、全国の統計から見ますと文化事業、自主事業に対する投資は低い数字とし、思料されるわけであります。中央からの各種のオーケストラやオペラ、一流の合唱団、バレエなどが来演できる時代にもなりました。すぐれた文化センターという施設としてのハードが優れたソフトを作るという考えもあるわけであります。教育委員会の文化事業へのお考えと取り組みについてお伺いをいたします。 ○下原議長 答弁を求めます。教育委員長 ◎白鳥教育委員長 この件に関しまして、教育長の方から答弁さしていただきます。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 お答えをさせていただきます。文化センターのいわゆる文化事業の関係に今絞ってご質問をいただきました。議員さん言われるとおり25年度、26年度主なものを文化事業でございますが、今26年度の金額等出していただきましたが、25年度は430万円ぐらいでございます。具体的に日本の太鼓イン箕輪、クワチュールベーコンサート、渡辺貞夫コンサート、古田人形公演等でございました。今年度ですけども諏訪交響団のコンサート、古田人形、映画「じんじん」、それからクワチュールベー、日本の太鼓イン箕輪と。これが今までやってきているところございます。あと今年度の中では3月1日に今予定をしておりますけども津軽三味線の上妻宏光さんのコンサートいうようなことを今のところ考えてございます。質の高い芸術文化を箕輪町にも、その願いは教育委員会でも同様でございます。一つこの文化センターの事業の中で課題になっていることはございます。それは当町の文化センターは500人規模という、それから構造的に音楽の専門家の皆さんに言わせますと、音楽の響きの非常によくない。芸術文化を打って出るには大変構造的に厳しい建物であるとそういったこともございますし、また建設以来老朽化が進んでおりまして、今照明とか音響とか非常に厳しい状況の中で、修理をしながらというか対処しながらでやってるとこでございます。そういった面もありながらやっていますのでその500人という規模がね、1,000人とかといったらご利用者の方々の負担も少なく、こう打って出れるということもあるんですけども、例えば渡辺貞夫さんのコンサートは 1人6,000円をいただきました。6,000円いただいたけども、いっぱい入れても500人なんですよ。だからああいった方々を連れてくるには何百万も掛かります。そういった部分と合わせながら、今議員さん言われる通りグレードの高い、質の高い文化を町民の皆さんに提供すれば、町民の皆さんの反応がとても素晴らしかったと是非またというお声もたくさんいただいております。ですので、その500という枠を考えながら、またできるだけ皆さんにご提供できるようにしていきたいなとこんなこと思っておりますので、是非来年度以降考えて実施をしていきたいと思っております。以上です。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) 今さら施設を空気を詰めれば膨らむわけではありませんので、どうするということもできませんが、知恵を絞りながらそうした取り組みとなおイベントの数を増やすことも大事ではないか、いうようなことを申し添えて次の質問にさせていただきます。最後に、箕輪町発足60周年記念事業についてであります。箕輪町発足以来、それぞれの節目において町の皆さんが等しく祝い、町の成長を確認してきたところであります。先ほども一部触れましたけれども、10周年では新町発足に功労のあった多くの皆さんを表彰するとともに箕輪町の歌、「萱野音頭」が制定されました。30周年では町民憲章、町の木、町の花の制定、NHKのど自慢の招致、35年では、天竜川桜堤モデル事業を絡ませた天竜公園の完成、河岸段丘中断をめぐるふるさとの道を初めとした町民憲章に沿った緑の豊かな町づくり事業の総合竣工式、40周年は浜松、庄内、地区との友好交流協定の締結などなどが行われたと記憶をしております。それぞれに、時を感じるグラビアの町政要覧観光は、その時その時の時代を記録し、功労者の顕彰も行われてきたことも記憶の1つであります。人生の節目からなる還暦であります。竹に捉えるなら、青年箕輪町の節から壮年、箕輪町の節を経て熟年箕輪町になる節目であります。その節目をどう捉え、町民の思いを、喜びをどう捉えていくか。町長にお考えをお伺いするものであります。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 箕輪町発足60周年記念事業等についてのお尋ねでございました。私選挙に当たりまして、私自身はこの地で生活をすることがなかったわけでございますが、県内各地を34年5カ月の県職員生活を送ってきたわけでございます。この地域で働くことはできませんでしたけれども、箕輪町の美しく豊かな自然、また発展していく変わりゆく姿、これ自身が私の大変自慢のふるさととして今までも考えてきたところでございます。こういった自慢のふるさとを作っていただきました先住の皆様方の郷土に対する愛情、そしていろんな形での貢献、そういったものがこの箕輪町を形作ってきたというふうに考えております。折しも、60周年記念ということでこういった先住の皆様に対する努力、そういったものに敬意と感謝を要しながら記念事業を展開してまいりたいというに考えております。まず取り組みでございますが、60周年記念事業検討委員会設置誘導というものがございまして、副町長キャップ委員長といたしまして、職員で組織をしてございます、箕輪町補足60周年記念事業検討委員会が立ち上がっております。現在副町長中心にこの委員会でメインテーマでありますとか、どういった事業をしていくのかその研究を検討をしている段階でございます。何と言いましても60年というこの重みに感謝をし、未来へ羽ばたく、そういった観点で、テーマ作りもさせていただいております。様々な事業展開を考えております。現在確定してることでございますが、来年1月5日月曜日になりますけれども、これ役場の仕事始めの式になりますが、その前段におきまして役場の庁舎へ懸垂幕の懸垂等をさせていただきたいというふうに考えております。このことを皮切りにいたしまして、過去の事業を参考にしながら関係団体や町民の皆様からご意見をいただき60年に感謝をしつつ、未来につながる事業企画をしてまいりたいというふうに考えております。何と言いましても60年というこの重みにありがとうと、そういった思いを胸に秘めながら次のステージに向かっていけるようにいろんな事業検討をしてまいりたいというふうに考えております。過去の周年行事のような形に大きなものができるか、今後検討しなければいけないと思いますが、講演会や記念式典等を中心に60年を、この節目を、次の時代へ向かうそんな節目にさせていただきたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) 私は何も大がかりな派手なことをということを求めているわけではありません。いま町長答弁のように、先人に感謝する思いを持ちながら事業を考えていきたいというご答弁でございますので、そうした考えで進めていただくことを期待し、次の質問に移らせていただきます。 最後に、箕輪町の町づくりのデザイン化等についてであります。箕輪町は、伊那谷の一番奥にありました。東海地方の文化が入ってくるのも1番遅いところでありました。私が手前味噌ですけれども、行っております古田人形も下伊那やそれ以南の天竜川沿いに幾つかあるわけですけれども、そうしたところよりもやはりこちらへ入ってくるのが遅かったわけであります。文化は、そうしたものであろうというふうに思っております。箕輪町は美しい自然に育まれた町として自然を愛し、空と水と緑のきれいな町を作りましょうと町民憲章に謳われているわけであります。経済成長著しかったものかね、経済優先の趣向から人の心、精神的豊かさ、ゆとり、知的なものに目が向けられているのが今日であろうかと思います。いわゆる量から質の時代へと変わって久しいわけであります。しかし、バブル崩壊後様々な公共事業についてデザイン化というような部分が少し遠のいているやに思われるわけであります。道路化は公共施設などへの景観形成等の文化性を意識した静けさ、あるいは美しさ、潤いを取り組んでいくことも大事かというふうに思うわけであります。県の経験もあろうと思いますが、町長のご所見をお伺いするものであります。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 町のデザインをどう立てていくか。グランドゼロをどう描いていくか、大変重要な状況にあるというふうに思っております。現在の箕輪町を見てみますと、上伊那地方北部における3町村の中では地理的には真ん中、中心部にあるということでありますが、国道153号線のバイパスを中心にしまして、大型商業施設が充実をしつつあり、集客規模の高いエリアを形成をしていると。一方で、三日町の田中城地区を中心にいたしまして住宅建設が進んでいて、付近の開発が著しいというような状況もあろうかというふうに思います。ただ私はイメージの中では箕輪町の将来像と言いますか、グランドデザインをどう考えるかにつきましては、上伊那北部の中核へとそんなことは考えておりません。上伊那地域にありましては、やはり広域全体の中で一定の中心部、これは伊那市であったり、駒ヶ根市であったりするわけですけども、そういった中にありまして私ども箕輪町は基礎的な自治体としては、確固たる基盤を持ちつつ、その上で暮らし易さとか産業の発展とかいわゆる産業発展のバランスの取れた田園産業都市と言いますか、そういった町づくりを私は基本に考えていきたいというふうに思っております。農、商、工が一体となって発展できるような土地利用、開発がそういった意味で進んでいく必要があろうかというふうに思います。適正な土地利用のコントロールがこれからは町にとっては必要だというふうに考えております。あくまで中核的な都市を作るとか、町を作るということではなくて、全体の中で発展をするそういった意味合いの町づくりを考えてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○下原議長 唐澤議員 ◆5番(唐澤議員) いずれにいたしましても、自立な町を宣言して今日に至っているわけであります。そうした中でこれから先10年、20年を見据えながら計画行政を取り組んでいただくことを期待し、この席での質問を終わらせていただきます。 ○下原議長 これで5番 唐澤千洋議員の質問は終わりました。次の質問者を指名をいたします。14番 小島常男議員 ◆14番(小島議員) この12月議会の初日に議長から白鳥新町長に期待するあいさつのとおり町長は箕輪町の最高執行者であり、町のために頑張ってほしいことはもちろんですし、町民の期待にしっかり応えてほしいと思います。我々議会議員も立場の違いはありますけれども、町のために、町民のために、良い町のために目指し一層努力をしていきたいと思っておりますが、前置きはそのくらいにしておきまして質問に入っていきます。 白鳥町長の就任した現在、平澤前町長の初就任の平成14年当時とは現在では社会情勢や町の置かれた状況が大きく変わってきています。つまり日本の国全体が少子高齢化社会に入っていっていますし、そして人口も確実に減少時代に入っていきます。箕輪町も徐々にではあるが、その流れに沿って人口は平成20年ごろがピークであったと思いますが、それ以降減少に転じてきています。今後もその傾向はしばらく続くものと思われます。そうした社会の行政の転換期に白鳥町長は就任となりました。強い町を目指し元気をキーワードにして、7つの公約がありました。就任後のあいさつでも元気を強調しています。7つの公約は、どれもこれもみんな重要なものであり、これからそれを実行することが最も重要な仕事になることは言うまでもありません。これからの質問の中には、前段の唐澤議員と重なる部分もありますけれども、私なりに質問をしていきます。 まず、町長の基本的な政策についてでありますが、活力はある溢れる箕輪町として行動するリーダーになるとしています。もちろんのこと、町のためになるような行動はどんどん起こしてほしいことでありますが、活力ある箕輪町にするためにブランド戦略の策定をしています。箕輪町を全国ブランドにしたいとしていますが、まだ就任間もないところでどこまで考えがまとまっているかということは察し切れませんが、ブランド戦略にはどんな構想を考えを持っているのか。箕輪町は農産物を化学分析し、ブランド化に取り組んでいるわけですが、それとは違う取り組みのように受け取れます。政治や行政のブランド化のようにも受け取れますが、どのような考えであるのか具体的な考え、構想を示してほしいと思います。以上です。 ○下原議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 ブランド戦略についてのお尋ねをいただきました。ブランド化につきましては、2点の手法があるというふうに考えております。一つは今お尋ねの、例えば農産物品の、一つの農産物品を個別化して、区別化をして、そういった方法と全体をブランド化していく手法があるというに思いますけども、私が申し上げているのは箕輪町全体のブランド化という意味でございます。現在の認識でございますが、限られた資産、地域資産をめぐっていわば地域間で競争しているという時代でございます。地域で競争力をつける、地域経済を活性化をさせる、そのためにやはりブランド力をつけることが何より必要であります。ブランド化によりまして、地域の魅力を掘り起こしここに住む地域の皆さんが、生き生きと活力溢れる暮らしを送れる、それと共に地域から魅力を全国に発信をして人を呼び、できれば人口減少に歯止めをかけたいというものであります。私も選挙の際も実は申し上げてきたんですが、箕輪町は力もあるし、立派な政策も打っている。しかし、なかなか外に発信力が弱い、そういったことを申し上げてまいりました。これはまさに地域に、また箕輪町にブランド力がやや欠けているのではないかという発想でございます。このために今回箕輪町のブランド戦略を策定をし、ブランド力を高める取り組みを戦略的に行っていきたいということでございます。具体的な中身についてはこれから検討する、そういった段階でありますので余談は避けたいというふうに思いますけれども、やはりブランド作りをするそういった組織でありますとか、人材が必要であります。マーケティング戦略をして、市場拡大をして認知度を高めるということも必要でございます。また統一感のある発信をしていくといったことも必要であります。地域全体が取り組むには、やはりある一定のコンセプトが必要であります。私は、選挙の際はそれは元気だということで「大好き、元気な箕輪」ということを申し上げてまいりましたが、これにこだわるつもりもございません。委員会の中で、何をキーワードにして箕輪町を発信し箕輪の力を外に示していく、それによって箕輪町に対するファンを町外から県外からファンを作っていただく、そういったブランド戦略を作ってまいりたいというのもいます。議員諸氏におかれましてもそういった観点で、箕輪町の良さを外に向けて発信をしていただければありがたいと思います。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) 発信力が弱いというようなことを言われましたし、まだ良いものいっぱいあるのだから、それを使いたいというような考えかと思います。それはそれで生かしていければいいと思いますが。次に産業の振興についてであります。産業の発展なくして、元気な町、強い町は考えられません。白鳥町長はバランスのとれた産業のある町を掲げていますが、農業と工業、商業、そして観光も含めてどんな考えを持っているかということになりますが、さらに箕輪の町の農業応援団も作るとも約束がありますが、現在町にある農業応援団とは変わったものと受け取れますがどうしたものなのか、そこら辺はどうでしょう。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 ご指摘のとおり産業の振興は町づくりにとって大変重要な、人づくりと共に重要な論点でございます。箕輪町の産業につきましては、恵まれた自然環境やまさに勤勉な人々、先人の皆様の努力によりまして産業全体は比較的バランス良く発展をしているというふうに理解をしてまいりました。しかし、それぞれ厳しい現状がありましたり、課題もございます。関係の団体の皆様とご一緒に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。とりわけ、農業面につきましては中心の中心的経営体、これに対する規模拡大等の支援はもちろん重要でございますし、これが第一議であることは事実でありますが、そういった中でやはり新規就農者、若手の農家へ支援をしていくということが重要であります。お尋ねの応援団という部分でございますが、全町的な応援体制を作りたい、現在の応援団の中身について私承知をしていない部分もございますけれども、ここで申し上げておりますのは、農を知る、農家を知る、そういった意味で町民全員が農に係わる農を農に、その係わり方はいろいろあると思うんです。単純にこの地で作られた農産物をお店に行って買ってもらう、そういったことを含めて応援団を作ってまいりたいということであります。最終的にはやっぱりサポーターを作りたいということであります。農家の方は非常に少なくなっているわけですけれども、高齢の方、第3次産業に係わっている方、また保護者の方、お母さん、おばあさん、そういった方が、農に係わるということをそういった仕組みを作りたいというものでございます。その他商工業ではやはり、唐澤議員のお話にもありましたが、商店街をどうやって再生するか。新たな魅力をそこに付加をしていくかというようなことが重要な論点でありますし、地元の中小企業の技術力と言いますか、開発力と言いますか、そういったものを向上させていく取り組みが必要だというふうに思います。観光におきましては、箕輪町の場合、非常に大きな観光資源があるという状況にはないわけでありますが、現在行われておりますながた自然公園のリニューアル、こういったものが具体策としては当然進めてまいりますけれども、観光スポットの知名度を向上するという意味ではやはり広域観光の中で、箕輪町のそれぞれの観光スポットをどう位置付けるか、そこがやはり大事なことだというふうに思います。合わせまして、現在まで取り組んでおります各種の誘客イベントもあるようでございますので、それを組み合わせながら、広域連携による観光振興を図ってまいりたいというふうに考えております。それぞれまだ、これから検討するものが多々ありますので、今考えている一端を申し上げたところでございます。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) 良いところをどんどん生かしていただく産業振興がはかられることを望みます。次にこれも唐澤議員とだいぶ重なる部分がありますけれども、少子高齢化、人口減少社会の挑戦としていますが、大きく考えると地球規模では世界の人口がどんどん増え続けています。そしてアジアでも人口が増え続けているところですが、しかし、東南アジアも2030年から2035年ころには日本と同じように人口の減少方向の時代を迎えるとの予測もあります。日本国内では、少子高齢化など大きな要因と思われますが、みのわ未来委員会や子育て相談室を作るとしていますが、どんなものをどのようにということですが、先ほどある程度のことが答えがありました。有識者をと色々言っていますけども、時期的にはどういうふうに進めるのかというところがあればそのお答えをお願いします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 みのわ未来委員会等のご質問でございます。私今まで箕輪町におきましては、人口問題についてはそれほど大きな危機感がなかったというふうに考えております。少子高齢化でありますとか、人口減少対策が大きな政策課題として挙げられてこなかった。それはそれで町の活力というものを失ったわけではなかったわけありますので否定するつもりはございませんけれども、子育て支援との個別の施策は、充実をしたものの体系的な施策展開がなされていなかったという意味で、みのわ未来委員会を作りたいということを申し上げたわけでございます。確かに人口の減少が加速することによって直ちに区とかですね集落がなくなるというものではございません。しかし、現在の行政サービスが本当にこれから行われていけるのかどうか、そういった観点から見るとやはり今回未来委員会を作りながら町民の皆さんを交えた議論を踏まえてできる施策は直ちに実行する、そういった考え方で申し上げているものでございます。お尋ねの設立の時期でありますとか、メンバーの問題でございますが、メンバーにつきましては先ほど申し上げたとおりでまだ未定ではございますが、若者世代や子育て世代、また町の外から見るそう言った意味合いも含めて、幅広いメンバーから構成をしてまいりたいというふうに考えております。なお設立の時期は、早期に立ち上げたいというふうに思っております。できますれば、本年度中に立ち上げというに考えておりますが、予算の問題もありますしその点についてはこれからの検討課題であります。合わせまして、少子化対策町民会議というものがあるようでございまして、これは基本的には同一の趣旨でありますのでこの会議の整合性をとらなければというふうに思っております。基本的には置き替えてまいりたいというふうに思っておりますが、それについても現在の担当課と調整をさせていただいて、できますれば早急に本年途中に立ち上げをしていきたいというに考えております。予算の場合、都合によりましては、次年度早々というようなことも踏まえながら、研究をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) さらに、地域全体で高齢者、障がい者を支える仕組みとはどんなものを考えてるのか。構想的なものがあるとしたらそれはどんな構想を持っているかの質問ですが。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 具体策でございますが、まさに検討課題でございます。いつでもどこでも安心して受診できる医療体制、またハンディキャップがあったり、高齢になってもお互いを支えあいながら生活ができる地域社会、そういったものを作っていくにはやはり現在ある地域資源をどう有効活用するか、それを縦に横にどう結びつけるかということでございますので、いろんな段階でそれについては検討がなされているようでありますが、より具体的に町民の皆さんにお示しをする、そういったそれぞれのポジションの受けるシステムをこれから研究してまいりたいと考えております。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) また、住民満足度の高い行政運営を推進するとしています。町の組織、職員数、業務内容を分析し、より分権型の行政運営としています。平澤前町長の就任当時は、町の職員数280人程だったと思いますが、200人体制を強調し、順次職員を減員してきましたが現在は218人、少し戻った形の体制であると思いますが、分権型の行政運営とは、これまでやり方よりもさらに一層責任分担を明確にしたいということなのか、改革したい考えのその構想なるものがあるのかの質問です。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 分権型の行政運営についてのお尋ねでございます。現在町におきましては、第2次の行政経営計画がございまして、それに基づきまして行政運営がなされていく、それについて変更するつもりは現在のところございません。しかし、10年近くを経過をしてきた行政経営の計画で、1次2次はございましたけれども計画でございます。これまでの改革の進捗管理をさせていただいて、町の組織の問題、職員数の問題、業務内容の問題、それぞれ分析、検討すべき時期に来ているというのが私の考え方でございます。様々な課題を対応するためにやはり職員全員で取り組む分権型の行政運営が必要だというふうに考えておりまして、ただいま申し上げました組織、人事それはもうその前提でございますので、それについて検討させていただきたいというふうに思います。なお、組織名につきましては27年度に実施すべき、実施できる内容があるかどうか検討させていただくということで職員を中心とした箕輪町組織対策委員会を今月立ち上げまして、業務内容を分析する中で、町の組織について考えてまいりたいというふうに思っております。なお、これから4月にできるものをまず早速実施をするということでございまして、全体を動かしていく場合については第三者的な委員会を設置する必要があるというように考えておりますので、現時点で早急に取り組むべき課題、それは予算編成の中で起きてくる重点事業等を実施をするという意味でありますけれども、そういった組織変更については考えておりますが全体的に箕輪町の組織、職員の数、こういったものを今後どういった取り組みをしていくかについては少し時間をを置いて現状を確実に捉えた上で皆さんの意見をきちっと職員に意見も踏まえて、また町内の皆さんの意見、それとこれまでの経過、それらを研究した上で検討を重ねてまいりたいというに考えております。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) 次の次期振興計画についてであります。現在は、先ほど町長申されたように、第4次振興計画が本当は終了する年でありますけれども、町長が替わることから現在の振興計画を1年延長しています。したがいまして第5次振興計画は平成28年度からとなります。次期振興計画をどう策定するかでありますが、振興計画は中期的な町の将来を考え計画を立てることになることから、大変な作業になることと思いますが、時間はそうないと思います。来年の秋頃までには計画ができ上がらないと、次の予算編成に間に合わなくなる。まだ1年あるわけではなく急ぐ必要がありますが、町民の要望や考えを取り入れるなど町民の声を聞く懇談会などを実施する考えはあるのか、また日程などはどんな形を考えているか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 次期の振興計画についてお尋ねをいただきました。お尋ねのとおりでございますが、振興計画は箕輪町の中長期構想という意味合いを持っております。合わせて大きな時代の転換点にもありますので、将来を見据えた先導的なプロジェクトや重点的な事業、こういったものを示す必要もございます。町民の皆さんと町づくりを進めるためには、すべての政策を網羅した総合計画である必要もございます。両方の観点を持って振興計画としていくわけでありますけれども、振興計画の基本的な構想や策定内容につきましては、正直これから検討してまいりますが、策定に当たりましては右肩上がりの経済状況ではないわけでありますので、人口でありますとか財政状況を的確に見込みながらこれまで以上に住民参加と情報公開を進めまして、それを両輪として住民の皆様との間で合意をつくり出していく。従来の延長線上ではない新しい施策を作ってまいりたいと考えております。議員の皆様にも格別のご協力、ご支援をお願いするものでありますが、住民の皆さんとご一緒に策定をしていくという中身で、つきましてはやはり地区懇談会等を実施をしていくこと。また、いろんな部会の中で多くの皆さんのご意見をいただけるような検討内容にさせてもらいたいというふうに考えております。ご指摘のように28年度の予算編成を考えますと、あと1年正味1年しかございません。27年度中に、現在の4次の振興計画の進捗度会いでありますとか評価でありますとか具体的事業についてのいわば決着が図られます。それを踏まえながらということでありますので、何とか事業成果を次のステップにのぼっていけるように、時間はございませんがご協力いただきながら施策を作り振興計画させていただきますので、よろしくお願いをしたいと思います。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) 町長の7つの約束の中に、社会資本の整備とかあるいは防災、道路とか図書館以外の建造物の建設などは触れていないと思いますけれども、どんな考えを持っているか質問です。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 私基本政策30の中で、できるだけマニフェストという中身ではないですけれども、基本政策でありますので総合的なものにさせていただきたいということで、できるだけ多くの分野を書いたつもりではございます。その中で「やさしく快適で住みたい、訪れたい町づくり」という中には今ご提案をいただきました道路の問題でありますとか住宅の問題でありますとか町づくり本体の問題でありますとか景観の問題でありますとかそういった問題は、実はベースになる基礎的な町づくりの課題としては重要な論点だというふうに思っております。とりわけ安全な町づくり、安心な町づくりという意味合いで公共事業をどうやって取りいれていくか。これはなかなか現在の財政下、これ国・県も同様でございますけれども提案をいただいた、ご要望いただいたものを全てできるという状況ではございませんが、とりわけ快適な住環境を整備するというような観点からの生活道路を中心とした道水路の課題については、積極的に取り組んでまいりたいというふうに思っております。合わせまして防災の面につきましては、実はセーフコミュニティの制度が現在の町の重点事業でございますので、それについては政策集の中に入れ込んでございません。これは他の事業と同様でございますが、重点政策につきましては一定の評価作業をした上でするのかしないのかを決める、やるのかやらないのかを決めるというスタンスをとっておりますので、あえてその代表する防災の代表作でありますその点について触れなかったわけでございますが、本年度長野県内で幾多の災害等を発生の状況を見ますと、箕輪町におきましても、いつそういったことが見舞われるかわからない状況にございますので、この点については自主防災組織の育成でありますとか、大規模災害時にどういった対応をとっていくかということについては大変重要な課題であります。重点とはさせていただいてありませんが当然の前提という意味で、今後も取り組みの強化をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) 当然やるべきことはやるようなお考えのようですのでそれはそれで受けとめておきますけれども、次に新年度予算の関係につきましてはあとでまた時間があれば質問させてもらいまして、3番目の道路の関係についての質問にさせていただきます。 3番目の道路の整備等についてでありますけれども、町を出てよその町に行ったときなど、その町の状況などを判断するときは道路などが整備されているとその町は行政がいきとどき、住みよい町だろうと思えるし町のイメージはぐんと上がることが多いわけですが、箕輪町もだんだん道路の整備はされているものの、まだまだのところがあります。町では、ここで都市計画道路の見直しをしているところで、箕輪町の案がまとまって地元にもわかりやすく設問をしたいとしていました。木下区、松島区に見直しの説明があったと聞きますが、その説明会では地元として十分納得をしたところまでいっていないようにも聞いています。新しく設定されたところと見直しで廃止された方向になったものなどがあるわけですが地元の十分な理解がされたのか、そしてその地元の要望もあったと聞きますが、そのときの理解度や反応はどうだったのかの質問です。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 都市計画道路見直しについてのお尋ねをいただきました。若干経過を申し上げたいというふうに思いますが、箕輪町の都市計画道路につきましては昭和40年代に計画決定されたものでありまして、今日におきます人口減少などの社会状況の変化や長期間未着手の路線があるというようなこと、またその都市づくりの方針が転換をしつつある場所もあるというようなことにより、見直しを行うこととさせていただいたところであります。これにつきましては、県の見直し方針、見直す指針に沿いまして昨年度は現状の把握を、また交通量調査、そして課題の整理を行いまして町の都市計画審議会に方向付けをいただきまして、9月の議会全員協議会で見直しの予算を報告をさせていただいたところでございます。その後その素案につきまして11月にパブリックコメントや地区別の説明会を実施をさせていただきました。小島議員ご指摘のように皆さんの理解度が、また納得度が進んだかについては検討してみなければ、研究しなければいけない部分も多々あるんだというふうには認識をしておりますが、若干この直接ご意見等をいただきましたのでご紹介をさせていただきたいというふうに思います。まず、パブリックコメントでいただいた意見といたしましては、南部西部線を廃止をして4号線の整備を進めるべきだっていうようなことが多うございました。また、素案に対する関連意見といたしまして東部線、国道バイパスでありますけれども、これを大出、沢部分の四車線化をすべきだと、早期にすべきであるというような意見。また歩行者の安全確保をというようなことも関連意見としてございました。また、松島地区と木下地区の住民説明会におきましては、中央線の廃止や国道線の変更については賛成をする意見もございましたが、一方で南部線の南部西部線というんですかの一部区間の廃止、4号線の歩道整備等による媒体活用の意見もございました。都市計画道路のそのものの課題でありますが、幅員でありますとか土地利用をどう進めていくかということについてもご意見がございました。合わせて国道線、特に松島の通り町や本町のところのカーブがきついといったところ、これについて都市計画道路代替ということであれば考えていくべきだというご意見もございました。また、南部西部線の木下地区の南の部分、町道4号線南城から国道までの整備でありますが、これなかなか進まないところでありますがこれについてのご意見、また町道14号線を南箕輪村の方へ延伸をするというようなそういった意見、これらが同説明会に寄せられた意見でございます。全体につきまして意見の総括を今しているところでありますが、今後このような意見を参考にさせていただきながら、町の都市計画審議会で審議をいただくということになります。また、国と県と協議をしながら都市計画道路の見直しを進めていくわけでありますけれども、一部県の都市計画決定が必要な部分もありますので、それらについても相談をさせていただきながら、具体化を進めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) 要望や意見があったということで今検討をされると。都市計画審議会ですか持ち帰って検討されるということですが、最終的にはどういう形で決める考えを持ってますか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 先ほど申し上げましたように、県と協議をしながら進めていくということになりますが、中央線については町の都市計画決定で決定することができます。また、国道線や南部西部線については、国県道でありますので県の都市計画の決定が必要、それを前提で県の都計審ということになりますが、そういったもので決定していただくということで、事務的には進めさせていただきたいというふうに思っております。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) そのくらいにしておりますが、次の町道、先ほど触れましたけれども、町道14号線を南に延伸して南箕輪に繋ぐ新設の道路についてであります。この道路は以前から隣村に繋ぎたい考えにあったものですが、ここで上伊那の常備消防、消防署が一本化され箕輪消防署の受け持ち区域が広がることと、さらに道路を繋ぐことで両町村とも大変便利になる交流が深まることなど、この道路ができることで非常に良くなることが挙げられます。以前私が一般質問で早急に進めるべきだとしていましたが、そのころは来年度の予算の計画に入れたい考えを示していましたが、その考えのとおり進められるのか。当然のこと隣の南箕輪村との関係があることで連携が必要であり、箕輪町だけでの考えでは進められないことはありますが、どう進めるか来年度の予算に盛り込められるのか。そこはどうですか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 町道14号線南箕輪村への接続計画についてでございます。この道路につきましては、長年の課題の道路でございます。ご指摘のように上伊那広域の消防広域化、これに伴いまして箕輪消防署の出動区域が広がりまして、南箕輪村の久保中込、篠ノ井まで入るということになりました。このために緊急車両がスムーズに運行できる必要もございまして、箕輪町また南箕輪村両町村におきまして計画を立てまして連結する、連絡する道路を整備するという計画でございます。具体的な計画を考えておりまして、来年度から国の社会資本整備交付金事業により進めてまいりたいと考えております。計画に当たりましては、南箕輪村側の計画延長は大変長いということもございまして、南箕輪村側の計画促進が実は重要なことでございますが、測量設計、用地協力など両町村の住民の皆様のご協力をいただきながら、具体的に来年度以降進めてまいりたいというふうに考えております。今後地元区を中心に協議、説明をしてまいりますので、ご協力ご支援をいただきたいというふうに思います。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) 進むということの説明ですのでぜひとも積極的に取り扱っていただきたいと思います。次に町内の道路の除雪の対策についてであります。箕輪町は豪雪地帯ではないのでそれほど多くの雪が降ることではないが、しかしこの2年ほどを一時的にドカッと降ることが1シーズンに何度か、今年もこれから雪の降る季節になり対策が必要であります。今年の除雪対策は例年通りなのか、何か改善されているのか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 除雪対策のお尋ねでございます。2年連続の大雪が続きまして、今後除雪への取り組みが重要の課題でもございます。本年度につきましては、区長会でご意見をいただきまして10月に除雪業者と路線の打ち合わせを行いました。11月末には除雪会議を開催をいたしまして、除雪計画を立てたところでございます。今年度は一次体制として104キロメートル、第79路線を車の交通量の多い主要町道を中心にみのちゃんバスのバス路線なども考慮に入れながら見直しを行いまして、除雪を計画をしております。さらに、降雪後の主要幹線につきましては、業者委託によります融雪剤の散布を実施しておりますけれども、さらに建物等による日影箇所で従来からの危険箇所につきましては、近隣の住民の皆様に個別に協力を依頼をして融雪剤の散布を行ってまいります。除雪業者の機械力やオペレーター数に限りがある中でございますが、まずは交通機能を確保するために町といたしましては、幹線車道の除雪に全力を挙げてまいります。車道を除雪した雪が路肩や歩道に残ったり、高齢者の住宅や区内の生活道路、車両の交通も少ない通学路など町で手が回らない部分も正直ございます。地元区や常会、各家庭PTAの皆様にご協力をいただくということでございましてお願いをしているところでございます。また、区に対する除雪機の補助要望も5月の区長会にかけまして9月議会で補正をお願いし、今シーズンに間に合うようにしているところでございまして、それらを踏まえて除雪対策を実施をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) 時間がありませんので次の質問に移ります。図書館建設についてであります。新しい図書館の建設の議論は大分以前からされてきたことですが、町の考えはほぼまとまってきているところですが、その考えに対し賛成もあり反対もある。町のアンケート結果では賛成65.7、反対16.8%と賛成がほぼ3分の2近くになっていますがしかし、一方で先に行われた町長選挙の時の信濃毎日新聞社が行った新図書館建設の出口調査では賛成38.5、反対25.3で見直しが必要とした人が25.3%であったとした出口調査の結果が載っていました。確かに賛成の方が多いことは確かでありますが、半数にはいっていないこととそのアンケートのでは見直しが必要だと答えた人が25.3%あり、反対の人の13.8%を加えると39.1%になることから反対と見直しを加えると、賛成を上回ってしまうことになります。このままでよいということにはならないではないかと思いますが、こうした新聞などの調査は選挙のときの出口調査などではかなり信用はできるものであり、あらゆる選挙でテレビなどもそうですが、開票が始まってすぐに当落が判明することが多く、結果もその通りになっています。町のアンケートもありますけども信濃毎日新聞社の出口調査も無視できないのではないかと思いますが、町長は町民の声の受け止めをどう捉えているか。という質問です。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 図書館建設についての町民の受けとめ方を私としてどう考えるかということでございます。ご指摘のような新聞社のアンケート、論調も承知をしておりますし、町で行いましたアンケート結果、議員趣旨はご案内のとおりでございます。そういった中でアンケートの基本構想に賛成反対にも係わらず反対ということではなくて、候補地や候補地の選定の経過、また事業費等につきまして、様々なご意見をよせられていることも事実であります。私自身も選挙の期間中に町の皆さんとお話をさせていただく中で図書館に対する意見は数多くございました。新図書館の建設につきまして、多くの町民の皆さんが待ち望んでいる。その一方で候補地や候補地の選定経過等についていわば疑問もお持ちの方もいらっしゃる。そういった方が多々いらっしゃるということも感じました。これが私の率直な受け止め方でございまして、私とすれば、それらを踏まえて再検証の必要性について選挙期間中言及をしてきたつもりでございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) 見直しが必要だという人と反対という人の考えをよく聞く必要があると思いますけれども町長、町長選に入る前から選挙中にも図書館建設にはしっかり検証したいということでした。検証は当然必要であると思いますけれども、具体的にはいつごろをどのような形で検証をするのかの質問です。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 検証の進め方でございます。本来箕輪町にとりまして、どのような図書館が必要であるか作っていく中で議論をする、その中で建設場所も当然検討すべき課題ということでありますけれども、今回の場合老朽化等に伴いまして建て替えをする、それが現地建て替えであれば場所の問題とさほど議論の多く係るところではありませんけれども、他の場所に建て替えるということでありますので、私とすれば複数を示した中で本来は町民の皆さんと議論をしていくべきの課題であったというふうに思ってはおります。いろんな事情でそういったことができなかったというふうにもお聞きをしておりますが、1箇所を前提とするアンケートというようなものが、アンケート手法としてどうであるかという検証がまず必要だというふうには思っております。その際候補地の選定がどのようなプロセスを通して絞られてきたのか、それについて検証してまいりたいというふうに思っております。論点はいろいろありますが、用地取得の問題でありますとか全体事業費の問題でありますとか財源確保策、また中心市街地の再開発ということでございますので、それらをどのようなプロセスで実施をしようとしてるのか、これらについては検証した上で具体的な私が納得できればということですが、納得できれば事業実施が可能であるということになりますので、基本構想には具体的な計画策定に入ってまいりたいと思っております。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) しっかり検証して理解を深めていただきたい、そんなことも要望しておきます。次は5番目の中央自動車道箕輪バスの停車場、駐車場ですね。違法駐車対策でありますが、今まさに車社会と言われ、車の利用者が非常に多く、首都圏や中京、関西方面には高速バスの利用者が多くあります。そんな中で、中央自動車道の箕輪バス駐車場は伊那や辰野に比べお粗末にと言わざるを得ません。伊那や辰野の駐車場は有料であることもあり、用地が広くとってあって満車の状態にはならず、すきずきにしていていつでも止められる状態であります。箕輪の高速バス駐車場は連休時には満杯のときが多く、特に週末などの連休、ゴールデンウイーク、年末年始、お盆などの大型連休のときは駐車場に止め切れず、違法な路上駐車が日常的にあります。路面には路上駐車禁止と書いてありますが守られていない。場所がないことで無理からのこともあると思いますが、利用者は高速バスの時間に間に合うように来ても駐車をするところがないため、バスに遅れることはできないのでやむなく路上に駐車してしまうようです。伊那や辰野は有料であり箕輪は無料であることなどで、周辺から箕輪に集中してしまうこともあると思う。以前、私が有料にしたらどうかの一般質問で、金額的な理由などをあげて根本的な改善をしていないでいます。高速バスの利用なので違法な路上駐車は1時間や2時間というような時間ではなく、1日以上か場合によっては2、3日などと非常に長時間の違法駐車になっています。また駐車場は道路の西側にあり、東京、長野方面はよいが名古屋方面は都合が悪い状態です。東側にも駐車場の用地確保ができないものか。箕輪町は長野県内の町村で人口規模で一番大きな町となっています。大きな町のそれなりの体裁も必要だと思うし、今であれば周辺に用地の確保ができるものだと思います。利用しやすくして利用者が多いことは良いことですので、広い駐車場の確保を考える必要があると思いますが、町長のお考えはどうですか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 中央自動車道のバス停の駐車場についてのお尋ねでございます。私の一利用者といたしましては、とりわけの東側に駐車場がないということについては利用者のときは何とかならないかなというふうに思っていたのが正直なところでありますが、現在中央高速バスの停留所の駐車場は若干わかりずらいところもありまして、皆さん承知をしていただかない部分もあるようですけれども4カ所ございまして、98台が駐車できる状況にあります。利用率につきましては曜日によってかなり異なっているというところでありますが平日は約70%でありまして、19台止められる南の奥の駐車場は5%程度と大変少なくなってるのも現状でございます。連休等は多くの人が利用するために、駐車場に駐車できない車両がご指摘のように違法駐車をする例も一部見られるという状況にあるようでございます。また近隣の市町村の駐車場が有料というようなことで箕輪町の駐車場を利用してる可能性がないわけではないんですが、実態としては把握ができていない状況にございます。これまで違法駐車対策といたしまして、町道436号線に路上駐車禁止の路面の表示や南奥の駐車場への誘導看板を設置をしてまいりました。今年度7月でありますが、舗装の駐車場と下水道処理場の西側の駐車場でありますが、この駐車場が歩いて行き来できるように駐車場を整備した経過もございます。まずは駐車禁止の看板設置等を増設をして、使用率が低い駐車場へ利用誘導してまいりたいと考えております。ご指摘のように駐車場の有料化はある意味駐車台数の抑制には繋がるというふうにも考えられますけども、利用者の負担増に繋がるということもありますし、バス路線を多く使っていただく、なかなかそうしないと路線そのものが維持できないというようなこともございますので、当面有料化については考えておりません。ご指摘の点については今後研究をさせたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 小島議員 ◆14番(小島議員) 利用者の気持ちを考えると、例えば奥に1台分空いていますよ、もっと向こうに空いていますよっていうのは非常にわかりにくいんです。口元が見えますけれども、今言われた98台、100台近く止められるということですけれども、ではどこが空いているという表示が本当はあればいいんだけれど、それはわからないと思います。本当それを探しているうちに時間が来てしまう、そこでその対策も考えなければいけないと思いますのでどうか改善策を有料にするのかどうかというのはまた別の話で、用地確保を確保していませんし、将来を考えてやっていただきたいなということを要望して、私の質問は終わります。 ○下原議長 これで14番 小島常男議員の質問は終わりました。会議の途中でございますが、ここで暫時休憩としたいと思います。再開を午前11時ちょうどといたします。以上です。   休憩 午前10時45分   再開 午前11時00分 ○下原議長 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。次の質問者を指名をいたします。1番 武村俊身議員 ◆1番(武村議員) それでは、通告に従いまして質問を行いたいと思いますけれども、町長は先の選挙に立候補され、激戦の中を見事当選をされまして大変をおめでとうございます。最初の一般質問になるわけですけれども、力強い町をつくるために7つの約束をされ、それを基本政策として掲げられしっかり取り組まれていくことを期待しております。その中の施策について2番目に2点ほど質問をしたいと思いますけれども、施策については大勢の議員の皆さんが質問をされますのでなるべく重複しないように質問をしたいと思います。説明があったことは結構ですけれども、細部について質問をしたいと思います。 まず最初に、27年度の一般会計予算規模についての想定額はどのくらいになるのか。また町長が執行者として見込まれていると思いますけれども、具体的には町税の個人町民税、法人町民税、固定資産税ほか交付税等大まかで結構でございますけれどもどのくらいを見込まれておるのか。また、前年度対比について伺いたいと思います。関連がありますので2番目の自主財源確保の対策についてでありますが、町長は12月6日の新年度予算編成方針の説明の中で「新年度の財源状況は税収は前年度を下回ることが想定され、交付税も減収の見込みである。」と言われたと聞いております。また、前年度においては決算状況は年度ごとに減収となっております。今後、自主財源確保は重要な課題と思います。町長がしっかり取り組まれていこうとされる基本政策の事業展開において、財源不足では消極的にならないかと心配もし危惧するところでありますが、「元気だ、みのわ」の実現のためにも自主財源確保は重要だと思いますが、町長は自主財源確保についてどのように考えているかについて所見を伺いたいと思います。1番2番を一括して質問をしたいと思います。 ○下原議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 お答えを申し上げます。平成27年度の一般会計の予算規模等についてのご質問でございます。予算編成の作業が町長選挙の日程もございまして、例年に比べて要求の締め切り等も含めて遅くなっているのが現状でございます。現在要求額の整理もまだされていない状況にありまして、現在計数整理が行われているわけでありますが、大型事業の予定がないというようなこともございまして、前年度に比べまして規模は小さくなるというふうに見込んでおります。現時点で数字的なものを申し上げる状況にございませんので、その点についてはお許しをいただきたいというふうに思います。なお、自主財源につきまして住民税などの税区分のそれぞれの見込みについては経営企画課長から答弁を差し上げますので、後ほどよろしくお願いいたします。自主財源をどうやって確保するか、これは大変重要な論点でございます。細かなことを申し上げて恐縮でございますが、バスの広告でありますとかホームページのバナー広告など、さまざまな手法を取り入れて自主財源の確保に努めているところでございます。合わせまして大きな取り組みといたしましては、ふるさと寄附金があるわけでございますが、いわば市町村間で競い合っているような部分もありまして、それに便乗するのもいかがなものかなと私は思っておりますが、今年度お礼の品を充実したところ、これまでにない寄附金をいただいたということを聞いておりまして、これにつきましては来年度に向けまして町のPRに繋がり、たくさんの寄附にご賛同いただけるように寄附金の納入方法などにつきまして検討していく予定としております。なお、税や各種使用料などの料金でありますが、使用料など滞納を減らしていくことがこれはどうしても必要なことでございます。収納率を高めまして未収金を減らしていく、この対策についても具体的にしっかりやってまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 経営企画課長 ◎中村経営企画課長 税収の見込みにつきましては、後ほど税務課長からお願いしたいと思います。交付税ですが、当初予算ベースでまいりますと、まだ27年度の国の地財計画は出ておりませんのではっきりはわかりませんけれど、全体的な状況から考えて昨年よりは減る可能性があります。一つには今年法人町民税が増えたこともありますので、その分については来年の交付税は減ってまいります。交付税については以上でございます。 ○下原議長 税務課長 ◎百瀬税務課長 それでは27年度、来年度の町税の規模についてでございます。総額で約32億を見込んでございます。内容につきましては、個人町民税につきましては同額と横ばいというふうに見ております。法人町民税につきましては、今年度9月に2億の補正をいたしましたけれども、状況等を加味致しまして法人町民税については約3億6,000万くらいです。それから固定資産税につきましては、平成27年度が評価替えの年ということです。それから償却資産につきましては、各企業の状況があまり良くないということですので、こちらについても前年度から約1億3,000万ほど減額を見ております。軽自動車税につきましては、法改正がございますがプラスになる部分につきましては50cc未満とか農耕車等の金額的が少ないものですのでプラス増は見てはございますが、大きくは伸びておりません。それからたばこ税につきましては、現在の主要本数から割り出しておりますが、減額になってございます。入湯税は、なから同額という形で規模的には32億3,000万ほどを見込んでございます。26年度当初予算との比較で約1億の減でございます。以上です。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) だいたい想定金額はわかったわけですけれども、自主財源確保についてですが町長は未収金をしっかり徴収をされるとかふるさと納税についてのお話があったわけですけれども、私は自主財源確保には一つは人口増対策だと思います。これは町長の基本政策の3番目の中に掲げてある少子高齢化人口減少対策に各委員会を立ち上げ取り組まれるようになっており、内容的には今後、後段の議員の皆さんが質問をするようになっておりますのでお聞きをしたいと思います。大切な取り組みと思っておりますのでしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。 二つ目は企業誘致だと思います。誘致することによって固定資産税の収入があったり、また勤める人が町外から定住が見込まれてる、また若い人が就労の場があれば町外へ流出することはある程度留まることができるのではないかと思っております。したがって個人町民税の収入につながると思います。また、町長が申されたようにふるさと納税等いろいろ対応策があるかと思いますので、ぜひ収入減に伴う自主財源確保にしっかり取り組んでいただくように申し上げて、次の質問に移りたいと思います。 3番目の財政調整基金の金額は、現在約15億円くらいあると思いますが、私が言うまでもありませんが、財政調整基金は行政では何にでも取り崩して使える特典がありますけれども、箕輪町の規模から等見て町長のどのくらいの金額が適当であるかについて伺いたいと思います。 ○下原議長 町長
    ◎白鳥町長 財政調整基金の考え方でございます。現在15億1,500万円ほどの調整基金がございまして、この額については多ければ多いほど良いということもございますが、毎年の財源が限られる中での積み上げてということで非常に困難な部分もございます。また税収減が考える状況にありますので、今後の基金の積上げについては難しい点もあるかと思いますが、不測の事態に備えながらできるだけ多く調整基金がもらえるように考えてまいりたいというふうに思います。やはり経済不況による税収の減少でありますとか緊急対応時を考えますと残高については極力減らさない、そういった方向で取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) これはあくまでも参考ですけれども、私は前回上伊那8市町村の人口一人あたりの財政調整基金の積立額を調査したところ、箕輪町の15億円から16億円の場合は、8町村で一番最下位でありました。私は将来展望に立って見据えることが大切だと思っております。図書館の必要金額、また太陽光発電の設置費用については役場各小中学校で合計で約3億円かかり、設置したときには有利な補助事業を取り組んでおったためによかったわけですけれども、耐用年数は10年と言われております。また10年でなくても、今後設置するにはまず補助事業はないと言われております。全国フェンシング大会は10年間の補助金ですが、今年度で6回目となり、7回目になるわけですね今年度は。27年度です。ということはあと3回くらいになりますが、また建屋の関係では特に産業会館、博物館等は古く、保育園の整備計画等々、またあっては困るわけですけれども大災害復興の備蓄等を考え、まだ基金の積立額は必要になるかと思います。是非しっかり検討していただいて積み立てをしていただきたいと思います。重要事業を削減してまで積立てとは申し上げられませんけれども、今後しっかり積み立てていく必要があると思いますので検討をしていただきたいと思います。それでは、町長の7つの柱で30の基本政策を掲げてありますが、その中の個人的、魅力的町づくりを進めるための「大好き・元気・みのわ」を仮称としてコンセプトに箕輪町ブランド戦略を策定し、箕輪町を全国的にしたいという対策については前段の議員が内容的には質問されましたので、私は町外の発信PR方法についてはどのように考えておるのか。また、前段の検証していくと言われたわけですけども、これは組織図ですけれどもどのように組織的には考えておるのか。また、期待される効果はどのように思われるのかについて質問をしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 ブランド戦略についてでございます。先ほど小島議員にお答えをいたしましたが、発信力をつけるということについてのお尋ねをいただきました。どんなに良い政策や地域支援がありましても伝わらなくては意味がないということでありまして、伝え方やそれをどうやってデザインをするか、そういったことも重要な要素でありますし、職場内におきましては職員が積極的に情報を出していくくせをつける。広報部門を強化をし、きちんと発信をしてそれをブランド化に繋げていくといったことを考えております。このように行政の側から発信することも大事ではありますが、箕輪町全体がセールスマンになってもらう、町外、県外の方に箕輪町のファンになってもらう、いわば箕輪ファンクラブといったものを作っていく、そんなことを考えておりまして発信方法としては幾つかの手法があると思いますが、策定委員会を通じまして議論を深めていただきたいというふうに思っております。なお、ブランド戦略によってどういった成果ということでありますけれども、これ自身ブランド化の策定も事業ではありますので、数値目標を設定するようなことはいたしてまいりますけれども、本来的な意味を申し上げれば箕輪町に住んでよかった、生まれてよかった、そういった人が一人でも多くなること、それらのブランド化の意味合いでございますので、そういったことを成果目標に掲げながら成果を上げるように頑張って努力をしてまいりたいと思います。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) 次に活力ある地域作りの施策として集落の元気回復再生ビジョン施策として集落のパワーアップのモデル事業について、前段の唐澤議員が構想について質問をされました。私は集落のパワーアップの施策は大変よいことだと思いますけれども、各地区によっては人口の大小、また地域によっては条件的の違いがあったり、それぞれの区の特色があるかと思いますけれども、その点町長どのように考えて進められるかについてお伺いをしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 集落パワーアップモデル事業でございますが、ご指摘のように箕輪町にありましても15の区常会といいますか集落といいますか、そういったものがそれぞれ環境も違い、歴史も違い、持っている文化の違い、立地状況も違うといったことはそのとおりかというふうに思います。したがいまして地域を継続させていくというためどうやってアプローチをするかということもそれぞれ違うんだというふうに思います。したがいまして、行政がですね一律に一定の支援をするというようなことでは本当の効果は生まれないというふうに思っておりまして、その意味で集落の皆さんが考えていただく、地域の皆さんが考えていただく、それに行政と一緒に考えていただく、そういったことを考えているのがこの事業でございます。したがいまして、元気回復のビジョンを作成するというふうに申し上げましたけれども、そのビジョンの作成に当たっても基本的には集落の一定の方々に先導役になっていただいて、できますれば地域おこし協力隊等のような外から見る目、そういった皆様も力を活用しながらビジョンを作成し、それに基づいて事業展開を図るというふうに考えておりまして、一律にことを進めようということはこの事業については全く考えておりません。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) そういうことで地域でいろいろの違いがあるかと思いますので、ぜひ地域の区長さんを初めですね皆さんの意見を聞いたり、また区の状況をよく把握をされてですね、取り組んでいっていただきたいと思います。地域が活力があってこそ町が元気になるかと思いますので、しっかり取り組んでいっていただきたいと思います。 それでは3番目の企業振興についてでありますけれどもちょっと入れ替えをさせていただきまして、4番目の町の図書館建設についてですけれども、質問をさせていただきたいと思います。町長は、図書館建設はアンケート結果については尊重して、場所等については検証されていくと言われておりましたけれども、小島議員が質問をされましたので町長は執行者としていつ頃までに目途として完成をしたいのか。また場所、建物の構想、金額的にはどのくらいを町長の構想としてあるのかについてお伺いをしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 図書館建設の検証作業につきましては、先ほど小島議員にお答えをしたとおりでございますが、若干加えさせていただきたいというふうに思います。検証の時期については、承認後直ちにということで今経過説明をそれぞれ求めているところでございます。できるだけ早く経過を明らかにしてまいりたいと考えております。検証の中身、作業でございますが、申し上げましたように町にとってどのような図書館を作っていくのか、そういった議論の中で建設場所はおのずと検討すべき課題であったというふうに思っております。したがいまして、どのようなプロセスで手法でアンケートの前提になる基本構想ができ上がったのか、作られたのか。その際、候補地の選定はどのようにして絞られてきたのかを検討をしてまいりたいというふうに思います。その際若干申し上げましたが、用地の取得またはその場所そのものですが、そういったことはどのように可能と、どのようなレベルで判断がなされたのか。それと全体の事業費、これは周辺事業も含めてでありますけれども、全体事業費をどのように見込んだのか。また財源確保策のうち、国交省の交付金の問題がありますので、それをどのようなレベルで検討をなすレベルまで検討なされたのか。中心市街地の再開発でございます、このような事業を進めるにあたっては地元の理解とか、とりわけ熱意これなくして行政が一方的に再開発をしますよと言ってできる時代ではありませんし、そういったことでうまくいかなかった事例を私は山ほど知っておりますので、そういった状況がどうであったのか冷静に振り返る中で内部検証を始めたところであります。プロセスにつきまして、納得が得られれば事業自身が可能だというふうに考えておりまして、決して白紙にするというつもりはございませんが、ここで立ち止まった上で議論を重ね、私が納得できればというふうに申し上げましたが、それは町民の皆さんが納得できればという意味と置き換えていただいて構わないわけでありまして、その意味で検討させていただきたいというふうに思っております。時期的なことについては、場所や建物、構想、金額など、検証作業のあとということになりますので、現時点でそれについて申し上げることは差し控えさせていただきたいというふうに思います。なお基金につきましては、今年度末で2億1,600万円ということになります。他の事業との関連性とも踏まえますと、今後の積み立てについては財政状況もございますけれども、できることなら積み増しをしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) 町長のはっきりした構想をちょっと持っていないように思われますけれども、しっかりここら辺も町民の皆さんの声も聞く中で取り組んでいっていただきたいと思います。 次に町長申し上げましたけれども、積立金ですけれども23年度は100万円、24年度は500万円、25年度はやはり500万円を積み立てていて、26年度は500万円と2億円を積み立てるようになって26年度までに2億1,600万円が積み立たるかと思いますけれども、27年度以降ですね積み立てに対してどのように考えるか所見を伺いたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 図書館に対する基本的な考え方、検証作業について申し上げました。私は図書館のありようというものは、国立や県立の図書館ではございません。その専門性を求めているわけではないわけでありまして、町民のどういった皆さんが何を図書館に求めるのか。それは赤ちゃんや幼児から小学生、中学生、そして高齢の皆さん、それとそれぞれの皆さんが図書館に何を求めるか、それをどうやってサービスをしていくかでそれはできるだけ多い方がいいということを考えておりまして、それはどこに建てるかということを前提になる議論を私はさせていただきたいというふうに思っております。単に本を貸し出す施設を図書館に求める時代ではないというふうに思いますし、実は各町村に図書館がすべてなければいけないのかという議論も本来あってしかるべきだというふうに私は思うんですが、やはり町民の皆さんの期待度から見ると我が箕輪町に一定の規模の図書館をほしい、これはもう大きな意見であることは私もアンケート結果と経過を見ても、またいろんな方とお話を聞いてもそのとおりでございますので、それについて皆さんのご意見を伺いながら図書館に求める機能、今の今日的な図書館を求める機能を考えてまいりたいというふうに思います。なお、それに係わる経費、財源につきましては大変重要な要素でありまして、私どもの町の財政状況を見たときにそう安閑とした議論はできないのでありまして、今申し上げをいただきました財政調整基金につきましても先ほど申しあげました、できることなら一定の額をこれを億単位の額というふうにありますが、積み増しをして実際の建設時に備えてまいりたいというふうに考えています。額につきましては全体の予算編成の中で議論させてできますので、現時点では申し上げることがないというのが現状でございます。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) 財源積み立てに関してはっきりしたお答えもお聞きができないような気がするんですけれど、そこら辺今後しっかり見極めて検討していただきたいと思います。 補助金について質問をしたいと思いますけれども、複合施設の場合は図書館だけの補助のようですけれども、この補助金の制度はいつ頃まであるのかについてお尋ねをしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 財源を決定づけるものとして、国・県の補助金の活用という問題がございます。今回お示しをしておりますのは、国土交通省の都市局の事業でありまして、地方都市のリノベーション事業の法改正に基づきまして、都市再構築戦略事業に変更がされているわけですけれども、この事業は社会資本整備総合交付金を受けるということで、事業計画を立てているものでございます。この交付金は全国的に見ましても大変要望の多い実は事業でございますし、メニューが年によって大分変わっていく事業でも実はございます。合わせて採択要件が大変厳しいというようなこともありますので、それと本来このメイン的な再開発事業を進める中で、建物の構築をするという場合に活用する事業ではあります。従いましてこの事業のあてとして図書館事業が可能であるかどうかについては、相当な慎重な議論も必要だというふうには私自身は思っております。合わせてこれは建設費や用地取得費に対して最高で50%交付されるとしておりますけれども、先ほど申し上げましたように大変要望の多い事業で保持額の打ち切りというものが指示される事業でもありますので、十分な補助金として交付金としての確保ができるかどうかも含めて検討しなければいけないというふうに考えております。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) 補助金について不動的なものがあると、年度によってあるとお聞きしたわけですけれども、これは私が聞いている範囲では約半分が補助されるというように聞いておって、これはなかなか良い補助率だなというように今思っておったわけですけれども、そういうことをはっきりよく検証されてですね、それもどんどん建物を計画立てたりしていて、いよいよ補助金がなくなってしまったということになってしまってももったいないかなという気がするわけですので、今年度どのくらいの質問があって、将来的にはどのくらいの補助率になってくのかとかそういうこともよくしっかり検討していただいて、それも含めて図書館建設に計画を立てていっていただきたいと思っております。それでは町長ちょっとお疲れのようなだと思いますので、教育委員会の方へ質問をしたいと思います。 それでは5番目のですね、ひと味違う箕輪の子ども育成事業の一環であります。キャリア教育についてでありますけれども、先月12月の3日に第1回の箕輪町キャリア教育フォーラムが開催をされたわけですけれども、実施内容またどのようなことをねらって実証されたのかについてまずお聞きをしたいと思います。 ○下原議長 答弁を求めます。教育委員長 ◎白鳥教育委員長 第1回キャリア教育フォーラムについてのご質問ですが、この件につきまして教育長の方から答弁させていただきます。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 キャリア教育につきましては、ひと味違う箕輪の子ども育成事業のパンフレットにはキャリア教育も載せてございます。箕輪の教育をまとめたパンフレットには載っていますが、ひと味違う箕輪の子ども育成事業としてキャリア教育をしているわけではなくて、キャリア教育は今全国的にどこの市町村でも大事だということで行っている事業でございます。昨年度、町は子どもたちに職業ついての学習とか職場体験学習を通して自己理解を深め、生きる力を育むことを目指して箕輪町キャリア教育推進協議会を立ち上げました。会長は私がさせていただいています。箕輪町の中の商工会を含め、多くの職場体験に係わるような皆さんや保育園、小学校、中学校の先生方を集めてキャリア教育を推進していくための機関を作りました。本年度でございますが、それをさらに進めていくためにいわゆるそういったキャリア教育の強化や検証を行い、それから事業所をさらに拡大をしていくといった意味を込めまして、12月3日に第1回のキャリア教育フォーラムを開催いたしました。内容といたしましては、一つは中学生の職場体験学習を通して学んだことについての意見を発表、2つ目はそういった子どもたちが参加をさせていただきました各事業者の皆様においでいただきまして、これからのキャリア教育あるいはこれからの職場体験学習そういった意味を含めまして、実際に発表したのは中学生2年生10名でございました。また、実際に参加していただいた事業者やあるいは保護者の方も中にはおりましたけども、協議会のメンバー等でいわゆる意見交換会には約40名が参加をして行うことができました。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) それでは2番目に実施をされてみて、また生徒、PTA、また受け入れ事業所等の反応はどのようであったのかについて質問をさせていただきたいと思います。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 初めに発表いたしました中学2年生10名でございますけども、職場体験学習から学んだことということで10名の皆さんがそこで実際に職場体験をさせていただいて、彼ら、彼女らが体験を通して学習をしたことを発表しました。明るく元気にあいさつすること、あいさつが職場のコミュニケーション作りに必要なこと、時間やルールを守る大切さ、製品をつくる責任感、仕事に向き合う真剣さ、そういったものを学んでこれからの中学校生活に活かしたいとか、直接働いている大人の方から仕事にやりがいや楽しさについて話を聞かせていただいて、将来に向けて自分もこのように努力したいなとそういった抱負等も学ぶことができました。貴重な勉強をした、そういうことを中学生から発表をしていただきました。後半の方は、受け入れ事業者や協議会の委員らで意見交換会をしたわけですけども、その中で中学生を受け入れたこんな方がおりました。美容師さんでございますが、今年箕中は2年生、3年生、変則になってしまったのですけれども、2年生、3年生共に職場体験をやって、その美容師さんのところに両方の子どもがまいりました。この美容師さん、こんなこと言っています。美容師は技術さえあれば良いと思われるが、カットは物理、カラーとは染めたりということだと思うのですけれども、カラーは化学の知識が必要である。中学生には仕事の実務より学ぶことの大切さを教えたい。普段の勉強が大切だよということを話をしたい。そんなふうにお話をいただきました。またあいさつ、コミュニケーション、これは中学の子どもたちたくさん勉強をしてきましたけれども、そういったものを日々の授業の中でいわゆる学ぶ。改めてあいさつをするとかそういうことではなくて日々の中でやるなど。それから、社会に出たときに必要となる基本的なことを学ぶわけですけども、実際のこの2日間職場実習だったんですけども、その前後の学習が大切であるとかそういった意味で大変有意義な話し合いが進むことができました。また受け入れた側も地域で子どもを育てるんだとか、あるいはいわゆる自分が思っていたのと違うという子どもたちもたくさんいるわけです。実際に行ってみたらそういったずれとか、そういうことも自分の知らない世界を知った、仕事を知った、そういったいろんなことを体験をすることを通して地域や職場からもたくさん前向きな意見をいただきました。大変いい会だったなということを思っております。ただそのPTAの関係ですけども、PTAはこういった協議会にも入っている。一部の親御さんはいましたのでそういった声しかわかりませんが、でもおおむねよかったなということは増えていると思います。その程度でございますが。今、職場体験、全国的には多いところは1週間、5日間。3日をということでよく言っていますので、箕輪でも今2日ですけれども3日をということを今後考えていきたい、あるいはお願いをしていきたいなと思っておりますが、こういう時代ですので職場の皆さんが3日間地元の子どもたちのためにということで2日間やっているわけですけど、3日間果たしてその事業、いわゆる儲けるというかね、働いてやっている職場ですので難しさの面もたくさんございますのでそれも考慮しながら充実を目指していきたいな、こんなことを思っています。以上です。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) それではですね第1回目ということで実施されたわけですけれども、また課題だとか改善等がありましたらお願いをしたいと思います。また、次年度以降の取り組みはどのように考えておられるのかについて質問をさせていただきたいと思います。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 生徒の発表が皆よかったなという発表でした。できればきっと行く前にこんなことを不安だったら、一部はありましたけどもこんな不安を持ちながら行ったなとか、いわゆる負の部分そういったことも発表会の中で話題にできればよかったかなということは反省として思っております。またこれは協議会全体ということではなくて、中学校のいわゆる学習の中で膨らませていけばいいことですけどもそんなこともありますし、フォーラムをするということは人前で発表になります。コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力というものは問われます。今子どもたちはいわゆるそういった面が今の子供たちが弱い。箕輪の子どもも、もちろんでございます。とてもいい子だけどもやはりそういった特に人前で色々なことをやることの力は伸ばしてあげることが必要だなとそんなことを思っておりますので、そういった面でも今後こういうことは大事だなということを思っておりますし、今後に向けていわゆる来年に向けてということに繋がることですけども、できればキャリア教育というのは小学校もやっていますし、キャリア教育というのは広い立場で言えば職場体験をすることだけではございませんので、小学校で例えば社会科でお店調べもしますし、地域の工業や産業についても勉強します。5年生の米作りもやりますし、地域のボランティアの方々も入っていただいて一緒にいろんなこともしていただいています。そういったものも含めていわゆる小学校もフォーラムに一部参加していただいて、小中も入って意見交換会ができればいいなと、いわゆる縦の関係でキャリア教育を進めることはできればいいかな、こんなことを考えておりますし、いわゆる地域の皆さん保護者の皆さんにもご参加していただきながら実際一部は今年も参加していただいているんですけども、多くの皆さんが子どもたちのキャリア教育について語っていただく、そういった横の連携も縦も横も広げていく形態教育をそういうような方向で何とか考えていければいいかなということを思っております。実際やらせていただいて、そこに参加された40名くらいの方ですけども、とても良い会をしたと。ぜひこの会を広げていってもらいたいという声をたくさんいただきましたので、今言ったように縦、横のつながりも考えながら、あるいは小中の連携を含めながらこの先の高校生はどうするか、それはまた次の段階ですけど、とりあえずはやっている小、中の中で広げていけたらいいかなということは思っております。以上です。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) それでは第1回を箕輪町でキャリア教育フォーラムを開催されたということを見て、キャリア教育を大変良いことだから箕輪町を中心に行っていきたいと思うけれども、予算的にないという町外からの声がありますけれども、その場合予算的にはどのように考えるかについてお尋ねしたいと思います。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 今のご質問は、今回第1回の箕輪の教育キャリア教育のフォーラムは、箕輪町としてのフォーラムでございます。今たぶん武村議員さん言われたことは、今年伊那市でやりました上伊那全体のキャリア教育のフォーラムの関係に繋がっていると思うんですけれど、その関係はいわゆる経営者、上伊那も経営者協会が中心になりまして展開をしていることでございます。今年度伊那市を中心に、上伊那全体のキャリア教育のフォーラムも実施して、来年度箕輪もこうやって第1回のキャリア教育をしましたので、箕輪でもぜひそういった上伊那全体のところまで広げて、箕輪のキャリア教育も発展するし、したらどうかなというお話をいただいております。それについては前向きにこちらの方も検討させていただいて、予算についても経営企画の方と話をして一部予算取りをしておりますが、正直なところ大したお金はかかっていません。一部ですけどもそんな形で予算取りはしております。町全体、町の中のキャリア教育を進めていますが、上伊那全体のやりようというかバックアップをしながらやっていく予定でございます。以上です。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) 町は町の中の状況で取り組んで、伊那市の方でもあるかと思いますけれども、固まって町だけでなってしまわないようにそういう希望があったらそこら辺も検討をして、大勢の声を聞いたりまた取り組んでやっていっていただければなとこんなふうに思います。検討してみてください。子ども育成事業のためにはですね、地域の子どもは地域で育てるという目標キャリア教育フォーラムは大切なことだと思いますので、今後ぜひしっかり取り組んでいっていただきたいと思います。 それでは先ほどの3番目の方に入らさせていただきたいと思いますけれども、企業振興についてでありますけれども、町長はバランスのとれた産業のある町を作るために商、工連携して各分野の積極的に支援をすると言われておるわけですけれども、町の中小企業の皆さんの声として、特に製造業においては発注量は少なく、製造単価は大変厳しいと言われております。前回の質問で「アベノミクスの効果に町内の企業の反映はどのように捉えておるか。」という質問に対して「中小零細企業においては実感は非常に乏しいという実態だと思う。」という答弁でしたけれども、町の既存企業の町としてできる企業振興支援政策について伺いたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 企業、とりわけ製造業の振興は大変重要なポイントでございます。箕輪町の製造業につきましては、工業統計等の製造品出荷額は、上伊那地域におきましてもトップの地位を占めているわけでありますが、いわばその足腰の強さとか創造性という点についてはさらに力強くしていく必要があるというふうに考えております。現在行われている既存企業に対する支援策、これにつきましては定・利・動制度資金の補助でありますとか、国や県の制度資金の保証料の補助でありますとか、工場等の設置に対する固定資産税の補助等がございますけれども、これらの施策については引き続き実施をしてまいりたいというに考えておりますが、私とすれば国や県の試験研究機関と連携いたしまして技術力でありますとか開発力、こういったものを高める施策を考えてまいりたいというふうに思います。合わせまして若手の経営者に対する支援、これは創造性等を高めていく上で、どうしても必要な施策でありまして、商工会等と連携が必要でありますが、研修の充実などを若手経営者に対する支援を積極的に実施をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) それでは企業誘致対策でありますけれども、企業誘致対策に対する町の反映効果については自主財源確保のところで申し上げたとおりでありますので、現在産業振興課に籍のあります企業相談員の職務内容についてお聞きをしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 企業振興相談員の設置の内容でございますが、金融機関のOBの方が相談員になりまして早期の情報を取得しておりまして、企業の皆さんに対しましてどちらかといえば企業転出を食い止めているようなこと、また新たな産業の掘り起こし、そういったことを実施をしていただいてるということでありまして、町の行政職員の目では把握ができない内容を民間企業の指向、指針ということで実施をしていただいているということでございますので、今後の活用等についても考えていきたいというふうに思いますし、合わせてそういった方が商工会の中で活躍をしていただくこともまた必要かというふうに思っております。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) 企業誘致には携わっていないということですか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 詳細については産業振興課長からご答弁した方がいいかと思いますが、それについても携わっているというふうにお聞きをしております。 ○下原議長 産業振興課長 ◎唐沢産業振興課長 企業振興相談員でございますけれども、産業振興課の中におりまして毎月、今年ですけれども現在まで毎月45社くらい平均回っているようでございます。相談の中身等につきましては、先ほど町長が申し上げたとおり企業のあらゆる相談に応じておりまして、企業の出ていくのをストップをかけたりとか拡張希望等に応じて物件を紹介するとかそういった形のもので、個々の案件につきましては会社の内部もございますのであまり申し上げられませんけれども、職員ではとてもではないですが目の届かない感じの相談に応じている、そんな形で回っております。こういったものを情報を積み上げまして、町としてまた活用するという形の施策を打っていくということになろうかと思います。以上です。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) 企業誘致は自主財源確保にも大変大切だと思いますので、ぜひしっかり企業維持に対することについて検討していっていただきたいと思います。ただ来てくれ来てくれと言っていてもなかなか今、社会情勢とかも厳しいところもあったりするわけです。しかし各、他の市町村を見たときには来て融資されておられる内容から見る、伊那市あたりは非常に土地の補助を検討してあげるとかいう恩典を付けておるわけですけれども、町として誘致するに土地の購入の例えば何%を補助をしてあげるとか、固定資産税を来てくださったら何年間例えば1年とか2年は免除するとかそういう誘致、来てくださる企業に対しての支援的な物の考え方があるかどうかそこら辺についてお尋ねをしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 企業誘致でございますが、この財源確保という意味で直ちに効果が表われるのは非常に難しい部分もありますけれども、中長期的に考えた場合にどちらかといえば企業に留まっていただくということも一つでありますし、新たな企業の進出を促進をするという両面作戦でいくということになりますが、現在工場等設置補助金というものございまして土地建物に対する支援また償却資産に対する支援、固定資産税の相当額の補助というようなこともありますのでそれらの補助金等を活用してまいりたいというのも思いますし、現在誘致対象として進めております南原の工業団地の1か所等々と2カ所あるわけでございますが、それらについて先ほどの企業振興相談員の情報提供等を通じて誘致が促進できるように実施をしてまいりたいと考えております。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) そのようにしっかり検討して企業誘致に取り組んでいっていただきたいと思います。 それでは6番目の改修事業でありますけれども、伊那松島の駅の改修事業計画をして、当初予算で駅の改修事業と高速バス停留所の駐車場の整備事業とで340万9,000円を計上されて議決をしたわけですけれども、駐車場の整備は完了したようですけれども駅の改修を工事をあと3カ月くらいしかないわけですけれども、今年度中に間にあってできるのかどうか。当初予算で計画されておるわけですけれども、補正予算の待合室のベンチが66万5,000円を計上してありますけれどもこの使用目的についてまず2点について伺いたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 伊那松島駅の改修計画の進捗状況でございます。予算計上させていただいておりまして現在JR東海と最終調整中でありますが、1月には着工いたしまして3月に竣工予定で進めております。今年度中に完了する予定でございます。当初予算に申し上げたとおりでございますが、改修の内容につきましては待合室の拡張、展示ギャラリーの設置、合わせて既存の待合室の壁の張りかえ、これについて実施をしたいと考えております。また今回12月補正で予算をお願いしております部分につきましては、拡張した待合室にベンチを設置するというものでございます。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) 改修は今年度中にできるということでございますけれども、ベンチを設置すると今言ったけれど、具体的に待合室に駅に来た人のためのベンチであるのか、またそこの改修に伴うところの必要のベンチであるのか、そこら辺がいかがでしょうか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 住民環境課長から答弁させていただきます。 ○下原議長 住民環境課長 ◎笠原住民環境課長 ただいまベンチに関するご質問でございますが、今回の3月までに実施をいたします拡張工事に伴いまして、そこの増えたスペースに設置をするものでございます。以上でございます。 ○下原議長 武村議員 ◆1番(武村議員) そこら辺はもしベンチだけではなくて予算的にあったらテーブル等も設置して、親子が来たらそこでいろいろ絆が持たれたり、大勢の皆さんで話ができる場も必要かなとそんなふうに思いますので検討してみてください。それでは、以上で1番の質問を終わらさせていただきたいと思います。 ○下原議長 これで1番 武村俊身議員の質問は終わりました。 会議の途中でありますが、昼食のため暫時休憩といたします。再開を午後1時ちょうどといたします。以上です。   休憩 午前11時57分   再開 午後1時00分 ○下原議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。次の質問者を指名をいたします。6番 浦野正雄議員 ◆6番(浦野議員) それでは、通告書に基づきまして質問させていただきます。最初にお断りしておきますが、前段の議員から重複するようなところが出てくると思います。その辺は省略したりしますがよろしくお願いします。 初めに図書館の建設についてであります。町長は基本政策の中で「図書館は町民アンケートを結果を踏まえ、よりサービス機能を充実し町民の自己実現の場、生涯を通じて学び合う姿勢となるよう整備します。」と申しています。一方、選挙中に新聞社の取材に対して「図書館用地についてはどうして候補になったかの選定経過を再検討したい。」と答えています。(1)の質問につきましては、前段の小島議員の方からの質問対して「これについては再検討する。」というような答弁がありましたのでこれについては省略させていただきます。なお私の家はご存知だと思いますがJA箕輪支所から歩いて5~6分のところにあります。従いましていわば地元ということもありまして大変農協に関する住民の皆さんからの意見、様々な意見が出ています。その一つが費用対効果の関係ですが、「10億円もかけて図書館をつくっても利用者があまりないのではもったいない。」という声が多く聞こえます。そこで現在の図書館は1日平均何人ぐらいの利用者があるかお伺いいたします。 ○下原議長 答弁を求めます町長 ◎白鳥町長 図書館の建設に係わりまして1日の平均の利用者はどのくらいかというお尋ねでございます。図書館に確認をしましたところ、1日当たりの平均利用者数は平成26年度の11月末時点で248人となっております。参考までに平成25年度は259人平成24年度は296人というふうにお聞きをしております。以上でございます。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) ただいま1日平均250人ぐらいの人が利用しているというお答えですが、私は役場に何回も来ますが車の数、私が行ったときからしてそんなにあるのかなとちょっと疑問があります。また中には月に何回も利用する本を借りにくるというような方がおりますので、実質人員かなり少なくなるのではないかと思われます。先日親しい同年生と忘年会をいたしました。その席で図書館の話が出まして、その際私の方から図書館利用したことがあるというような質問を投げかけました。そうしたところ10人だったんですが0でした。私は利用したことがありますので言ってみると10%ということになるかと思いますが、よく前の町長は「たったそれだけの人のために住民の皆さんからいただいた税金を投入するわけにはいかない。」というようなことで口癖のように言われていました。前町長の公約とはいえ、図書館の件に関してはどうして寛大であったのかなというような気さえいたします。もう一つよく出される意見が、これは農協周辺の人たちからですが「農協のところへ図書館を造っても、中心市街地の活性化にはほとんどならないのではないか。」と、だから「あのようなとこへ造るよりも現在地ですね、ここまたは近くの町有地ではだめか。」という声もあります。そこで例えばこれは耐震診断を同じようにしていない郷土博物館の敷地に博物館と図書館を併設するというなことは考えられないかお伺いいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 図書館建設の建設場所に係わるお尋ねでございますが、私も検証作業をする中で建設場所というのはおのずと絞られていくんだというふうに思ってはおるわけですけれども、まず現在構想の中で申し上げている中心市街地の活性化という目的を含みながらの場所の選定でございます。この一定の目的、単にその本の貸し出し施設を公共施設として造るというそういった目的だけではなくて、いろんな付加価値を入れながら図書館を造るということについては基本的に是とするところであります。したがいましてどんな目的で図書館を造るということの中で一つの方向として正しい選択をしているというふうに思っております。ただ先程どうしてそんな検証作業をするかということを申し上げましたけれども、今議員さんご指摘のとおりの部分も実はあるんだというふうに思っておりまして、市街地または商店街を活性化するのに何が必要かと言った場合に、決して建物そのものではないのであります。やはり人の熱意でありますとかそういったものをやっていきたいという、そういった盛り上がりがないところに建物だけ提供して市街地の活性化ができるということはやはりなかなか難しいのではないかというふうに思います。私どもが行政としてそういったものを造ることに伴って熱意が上がってくるってこともありますので、それはどちらが先かという問題も実はありますけれども原則として考えた場合には、地域から図書館というものを活用して市街地、中心地を盛り上げたいとそういった中身で決定していくべきだというふうに私は原則としては思っております。ただ今の基本構想がそういった目的を持って議会にもお示しをしてきた経過もありますので、その目的が達成されるような周辺状況ができるとすればですね、それはそれでよろしいのではないかというふうに思っております。そういったことを検証作業の中で考えてまいりたいというふうに思っております。したがいまして、博物館の敷地に併設するというなことは考えられないかということでございますが、具体的な事例として一つの案としてはありうる案だというふうに思いますけれども、現段階でお答えできるのは候補地としてあるJA箕輪町支所を中心とした場所を検証してから、その中で作業として他の場所についても検討するということでお答えにさせていただきたいと思います。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) ただいま場所の選定については中心市街地も考えた上でのというようなことで、一つの方法として産業会館も考えていきたいという話なんですが、博物館ですね実は博物館の近く西側にですが産業会館がございます。これにつきましては、たしか7年前に私が商工会におりましたときに耐震診断を行いまして、相当なお金をかけなければこれは補強に多額の費用がかかるというようなことで、どうするかという中でこちらの方にコミュニティセンターもできましたし、産業会館はなくてもいいのではないかというようなことを結論付けたまま現在に至っています。あそこを使っていればわかると思いますが、鉄骨のこともありまして人がたくさん入るとすごく2階なんかは揺れます。そうすればその産業会館を取り壊した、これによりまして十分な敷地もでてくると思いますので、先ほど検討の中に入れるという話ですがぜひよろしくお願いします。また統計によれば、近年図書館の利用者は残念ながらうちの場合は若干減った程度ですが年々減少傾向にあるということです。また少子化に加え若者を中心に電子書籍というものがこれからますます増えてくるのではないかいうことは図書館の利用者が減るということが見込まれます。現在、前年度ですね大変県下第4位という実質公債比率の高さがありましたが、これ以上余りこの比率を上げないためにも、用地については再検討されるよう要望しまして次の質問に移ります。 行財政改革の推進についてであります。前町長は民間出身であったこともありまして、行財政改革の一環として就任当初280人ぐらいいた正規職員を最終的に70人以上削減するというようないわゆるリストラを慣行すると共に、超過勤務の抑制を行い財政面ではそれなりの成果を上げました。しかし、その結果として職員が病気になるとかあるいは不祥事があるとか士気の高揚等好ましくない事象も発生いたしました。私はかつての職場で課員8人のうち2人を削減されるという経験があります。減らされた分を残った6人で分担せざるを得ませんでしたが、そのため夜間や休日に超過勤務をして処理しました。そんな中28歳になる新規採用の職員がうつ病になってしまって休職するという大変悲しい思いをいたしました。そこで8月まで県の職員であって行政のプロであります町長は、職員の削減や超過勤務の抑制についてどのようなお考えをお持ちかお尋ねいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 行財政改革の推進の中で職員の削減等についてのお尋ねでございます。自立の町を選択した箕輪町におきまして、前町長が行財政改革の一環として大幅な職員の削減または超過勤務の抑制を行い、財政面で成果を上げたこのことにつきましては、私は一定の評価をしているところでございます。簡素で効率的な行政体をつくっていくというのはトップマネージメントの役割でもあり、そのことによってやや痛みを伴うということがあるかと思いますけれども評価をするところでございます。しかし組織のスリム化というは行政にとってはある意味永遠の課題でございます。最小のコストで最大の効果を生んでいく何より人材に係る経費がやはり行政運営にとっては負担になることも事実でございます。こうしたことから業務の見直しを進め、組織の簡素化や人員の抑制、ひいては総人件費の抑制ということにつながるわけであります。ただ私はスリム化すること自体が目的となってしまって、一人一人の経営意識がそれによって高まったのとか、本当の意味での成果主義になっていったのかとか、公務の存在意義が確保されているのかそういった点で再考してみる必要もあるというふうに考えております。私、民間手法であるから削減をするということではなくて、本来の意味の定員管理の支障があるわけですけれども、そういったことを再度考えてみたいというに思っております。以上でございます。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) ただ今再検証するということで少し安心しましたが、箕輪町では職員が減った分を臨時職員で賄うという手法を導入しております。これも民間手法といいましょうか、特に私は保育士の約60%が臨時職員であるいう現状に疑問を感じています。またこれは国が進める正規雇用化、社員の正規雇用化の流れに逆行していると思います。私は国の方針に従い、正規雇用を増進すべきだと思いますが町長のお考えをお聞きいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 職員の削減につきましては、町の職員定数条例に基づきまして議会の皆さんにもご相談をさせていただきながら進めているところでございます。本来正規職員の仕事はどういう仕事であるのか、また臨時もしくは非常勤の職員でできる仕事はどういう仕事であるのか、そういった整理の中で正規であるか非正規であるかということが振り分けられるわけでありまして、業務の内容を分析せずにただ非正規化すればよろしいというそんな判断でしているのではないというふうにも考えておりますので、ただ現時点で私がお聞きをした範囲では非正規といいますか臨時非常勤職員の数が相当多いというのは私も感じるところでございます。しかし定数条例の中で議論がされた上での配置でございますので、その経過も踏まえましてですね再度私なりに定員管理をさせてもらいたいというふうに思います。国の方向がそういった大筋としてはそうなんですが、ある意味非正規と言いますかね非正規雇用を必要な経済情勢であったり、本人の希望であったり、単に人員削減というだけではなくてそういった働き方を望む方、必要な方もおりますのでそれらを踏まえて正規と非正規公務の中でどういったものが正規なのか、正規職員でなければならないのかということを再度考えさせていただきたいと思います。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) 私は先ほど申し上げましたが、例えば保育士の場合資格もあります。またほとんど正規と同じような仕事をしているというような現状を踏まえると、やはり正規にすべきものはしていくべきだというふうに思いまして、今後国の方針に従いまして正規雇用を増進することを期待いたします。また超過勤務の問題につきましては、ちょっと役場の中に残業する職員は能力がないと見られるような、ちょっと風潮があるように聞いております。確かに仕事が遅いもの早いものというようなことは絶対に差があると思いますが、いくら早くても仕事が雑では何もならないと思います。仕事が早くて正確だとこれが理想でありますが、職員の皆さんがそれに向かって一生懸命努力していると思います。私は余りにも超過勤務を抑制しますと、職員は仕事の手を抜いたりあるいは仕事が雑になったりあるいは仕事を今やらなくてはいけない仕事を先送りしてしまうというようなことで少しそういう症状があらわれましたが、それで不祥事が出たとかあるいは結果的に住民サービスの低下になるとかそういうようなことが現れました。仕事に必要な超過勤務は私は進んでやるべきだと思いますが、町長のお考えをお尋ねいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 超過勤務の量等ついてのお尋ねでございます。役所における仕事の中身から鑑みまして、いわゆる製造業等の現場における事業内容等仕事の内容等やはり異なるところがございます。それは個人的な差というよりはですね、公務そのものの持っている性格だというふうに私は思いますけれども、単に時間の中で、できればそれはそれにこしたことはないわけですけれども、必要な検討等が分析とか研究とかそういったものを前提として行政の仕事は成り立つわけでありまして、単に時間の中でとにかく押し込んでやる、そういうことだけで行政運営の質的な向上が図れるということがないわけであります。このことはよく役所の中で、遊んでるとまでは言いませんが楽な仕事をしている雰囲気が見えるということがよく言われますけれども、ある意味ですね役所の職員が次の将来を見据えどんな政策を打つことによって住民の福祉の向上になったり幸せになったりするかということを思いめぐらす時間ですね、そういったものも必要だというふうに考えておりまして、そういう意味で時間管理というのはやはり公務の場合にやや他の職種と違った部分があるというのは、これは皆さんにご理解をいただきたいというふうに思います。そんなことを皆さんに申し上げた上でお話をしなければいけませんが、やはりそうは言っても時間管理またはコストということが求められる時代でありますので、私は当初最初に申し上げたことを踏まえながらですね時間の管理というものも公務の中ではとりわけ上司に当たる者が、職員管理をするという意味で必要だというふうに考えておりますので、単にその減らすことを目的とした時間管理ということではなくて、今求められる仕事は何なのか、予算編成に求められる仕事は何なのか、そのときに残業はいとわないというそういった職員もこれまた必要なのでありまして、そういう意味での時間管理を私は職員に求めたいというふうに思っております。職員の不祥事等の好ましくない事象が起こったというようなことが職員の削減でありますとか超過勤務の縮減策の中から起きたということは私は考えておりません。やはり職員の個々の意識の低下ですとか地方公務員としての自覚の欠如そういったものがもたらすのでありまして、時間管理が厳しかったからそういうところになったということはそれはあり得ないし、あってはならないというふうに思っております。以上でございます。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) 説明ありましたが、さすが行政メンだけあって民間と行政との違いとかを的確に捉えておりまして安心いたしました。先ほどちょっと私は意識的に言ったんですが、いわゆる不祥事ということもそれも本当の中には一旦あまりにも言われるから、仕事をちょっとほっとくとそういうこともあるのではないかと私はちょっと思ったものですからそういうお話をいたしました。 次に(2)の町長は基本政策の中で「これまでの改革の推進を管理しつつ町の組織や業務内容を分析し、職員全体と取り組む分権型の行政運営を行います。」というような政策を掲げました。私はこの意見には大賛成でありまして、税収の伸びが期待できない中、理事者と職員全員が一体となって意見やアイデアを出し合うことがよりよい箕輪町をつくる大前提だと思います。この中にいつ頃から分析に着手するということを書いてありますが、それは前段の小島議員の質問に対して「組織については今年度中、それ以後は少し間を置いて時間をかけて検討する。」というようなお答えがありましたので省略をさせていただきます。これから特に予算編成等大変忙しい時期になりますが、役場の中が活気に満ちて明るい職場になることを期待しまして次の質問に移ります。 次に武道必修化に伴う成果についてであります。武道の必修化につきましては、武道の伝統的な考え方を理解し、相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを目的に、平成24年度から全国的に導入されました。箕輪中学校では柔道を授業に取り入れてから3年目を向かえているわけですが、1年間の授業時間数と授業内容を学年ごとにお答えください。 ○下原議長 答弁を求めます。教育委員長 ◎白鳥教育委員長 武道の必修化に伴うご質問でありますけれども、教育長方から答弁させていただきます。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 お答えさせていただきます。3年目を向かえました武道ですが、剣道をやっている学校もございますし本当の一部ですけども空手をやっている中学校もございます。箕輪はご承知のように安全管理に配慮して床とか畳とか横の壁におきましても、保護材を貼ったりございますので、そういった配慮のもとに3年目を向かえています。1年生が12時間、2年生が10時間でこれは必修でございます。3年は柔道、バドミントン、卓球の3種目からの選択の時間で授業時数は14時間でございます。今年はですけども、3年生は柔道を選択をする人がおりませんので3年生の授業は開催しておりません。1、2年生だけでございます。授業内容でございますが、一つは礼法などの基本動作、いま議員さん言われましたように礼法、2番目受け身、3番目固め技、これは寝技だそうであります。4番目投げ技、これが学年の段階に応じて行っています。ちなみに受け身は一つは後ろ受け身、二つ目横受け身、三つ目前回り受け身、私よくわかりませんけども三つを指導しているそうであります。それから固め技は袈裟固め、横四方固めの二つを。投げ技については先ほど話が出ました受け身で受けることができることのできる技を条件にしている。主に2年になってると思うんですけども、そんな形で特に投げ技については、横受け身で受けられる支えつり込み足、横受け身で受けられるので支えつり込み足なら足技をしても安全に受け身をとれるとそういった形で制度の実態に合わせて無理のないように指導している、そういう段階でございます。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) ただ今投げ技の関係で答えがありましたが、やはり投げ技についてはあまり教えていないようですが、その理由はやはりけがの関係ですか。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 そのとおりであります。特に後頭部を打つ、それが非常に柔道のケガの場合は大事故につながるということで、これは箕中に限ったことではございませんが注意をしてやっております。以上です。
    ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) ある新聞に柔道の授業中のケガで公的医療費が給付された件数が必修化前に比べて3割以上減ったと載っていました。箕輪中の場合ケガの状況はどうであるかお聞きします。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 必修化前も選択教科ではやっておりました。ケガですけれども箕中の場合はいわゆる必修化前も必修をした後も大きなケガは起こっておりません。今年度も授業中にケガが起きているということは報告受けておりません。以上です。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) ただ今ケガはほとんどないということでの答弁なんですが、授業内容からして当然かなというふうに思います。次に2年生は柔道を始めてから2年目迎えるわけですが、今後冬から3学期から始まるわけですね。どの程度まで柔道を教える予定かお聞きいたします。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 先ほど1の質問の中でお答えをしたので、基本的にはその状態を生徒の状態に合わせて行うのが基本だと思っています。議員さんが2年の学習が1年経って2年なのでという思いがあって今お話になったと思うんですけども、子供たちが授業をしたりすると生活帳にいろんなこと書きます。当然武道ですのでいろんなこと書いてきます。2年生が生活帳にこんなことを書いていますので、2年の学習内容につながるのかなということでちょっと話をしたいなと思っていますが、「体育で授業をやりました。今日は投げ技をやりました。難しいけどしっかり膝を曲げて重心を落として持ち上げれば、投げ技は女子でもできました。」女子の事なんだねこれね。「投げられる方も受け身をしっかり取れるようにしたいです。」2人でやるので投げたり投げられたりということだと思いますが、先ほど話をしたようにその横受け身で受けられるそういったところまでは、いわゆる武道の持っている技を出して楽しむとか、そういった醍醐味とかそういったものの一端をきっとこの子どもは感じることができたのではないかな。だからそれがすごい技とかいわゆる華々しい技ではなくても、中学の武道ですのでその一端を子どもたちは学ぶことができているのではないかな、そんなことを思っています。以上です。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) ただ今子どもたちの意見ですねお聞きしましたが、やはり楽しいのではないかなと投げ技は。私も柔道を少しかじったことがありますが、相手を投げてこそ柔道のおもしろさやあるいは楽しさ、これが伝わってきます。はっきり言って寝技は楽しくありません。また投げ技をその限られた投げ技しか教えなければ導入の目的だけである。最後に試合を手はありますが、試合をすることはできないと思います。私の経験からしますれば、受け身さえしっかりしていれば、大分長い時間受け身を習っているようですが、ケガの心配はないと思います。ぜひもう少し投げ技も進んだ支えつり込み足、さっきその話がありましたが、対応としてやるとかいろいろ内股だとかあまりそんなに恐れることは決してありません。もう少し楽しい柔道をぜひ教えるようにしていただきたいと思います。日本の国技である柔道は今や世界199カ国行われ、360万人を越える競技人口があるというふうに聞いています。これは1位のバスケットボール、2位のサッカー、これについで3番目だそうです。これが野球みたいに途中でオリンピックからなくなってしまうということのない昭和39年の東京オリンピック以来ずっと続けられてるわけですが、この人口の多さが原因です。ところが本家である日本人は競技人口が減るばかりで現在20万人だと言われています。これは1番であるブラジルが1番多いんですがフランスはすごく盛んです。フランスの場合日本の3倍あります。フランスの人口は日本の半分ですから、言ってみると一人当たりにしますと6倍ぐらいの競技人口があるという話です。また世界の中から見ると日本人はみんな柔道の心得があると、これは間違いですが思っているような節もあります。国際化がこれから進む中、礼儀の正しさあるいは芯の強い日本人をつくるためにも中学時代に私は柔道をやっていたと、習ったと胸を張って言えるようにまでしていただきたいと思います。 次に移ります。最後にハッピーサポート事業の進捗状況についてお尋ねいたします。この事業につきましては今年の3月にも私は質問しました。しかし当時はほとんど成果があがっていませんでした。しかしその後9カ月を経過したこと及び町長の施策の中でも少子高齢化、人口減少社会へ挑戦しますということがありますので再度質問させていただきます。箕輪町では少子化対策の一環として3年前からハッピーサポート事業を始めましたが、同事業の成果として結婚成立した件数、あるいは結婚に向けて進行中のカップル数はどのくらいあるかお聞きいたします。 ○下原議長 答弁を求めます。教育委員長 ◎白鳥教育委員長 ハッピーサポート事業の進捗状況についてですけれども、教育長の方から答弁いたします。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 前回結婚の件数ゼロでした。その後1件成立をいたしまして結婚が成立しております。また現在交際中のカップル数は4件でございます。3年目になってようやくこういった成果が出てきました。1年目2年目は本当に色々なことをやりましたけども難しかったです。やはりこういった事業は時間がかかるとか非常に難しいしデリケート部分がございますので時間がかかったのか、でも3年目にしてようやくこういった形で少しですけども成果があらわれているのが現状でございます。以上です。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) ただいま成果をお聞きしまして若干ですが1件成立、4件交際中という成果があらわれてきて大変よかったなと思っております。色々な事業を進めてきた結果であると思いますが、今までどのような男女の出会いというような場をつくってきたのか、わかりましたらお伺いします。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 1年目、2年目私の見ている範囲では色々な会を開いて出会いの場をつくると。言い方は色々ですけどもいろんな会でいろんな料理を作ったりいろんなことをしながら出会う場をつくる、そういう方向で2年をやってきました。どうも食べるだけではだめだなというのが実感で、やはり色々なことを考えていかないといけないなと。今年度少子化対策用のDVDを作成いたしました。DVDは図書館でも貸出しを今しておりますし、多くの人に見ていただくように公民館での貸し出しも計画をしております。また今年10月からの県のマッチングシステムと言っていわゆる出会いの場をつくる、そういった県の関係とのつながりも今年は進めてきましたし、そんな形で色々な手を使いながら、単なる出会いの場を食事をしたり運動をしたりというだけでなくて、やっていくことが大事かなということは思っております。費用的に3年前ととても変わったかというとそんなに変わっているわけではないんですけども、もう一つは今年はタブレット使って自由に今いったマッチングシステムもそうですけれど、タブレットで自分が探せる、そういったこともしている。いろんなことで少しずつ少しずつ成果が出ているのではないかなということを思っております。以上です。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) 料理教室というか大変な努力をされてきたようですが、今最近DVDを作ったというお話がありましたが、それ以降といっても短期間でありますがDVDを借りに来たとかあるいは紹介があったというような反響は出ていましたらお聞きします。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 生涯学習課長が答えますのでお願いします。 ○下原議長 生涯学習課長 ◎日野生涯学習課長 今のご質問でございますが、窓口の方に何件か問い合わせが来ておりまして、そういった方々には公民館等を通じて貸し出しをしたいと存じております。それらと図書館の方にも置いてありますので、そちらの方でも借りていただければと思っております。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) いくつかの照会があったということで私も安心しております。今後ですね先ほどちょっと説明がございましたが、今年あるいは来年に向けてどんな事業を計画しているかをお尋ねいたします。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 一つは今出ましたDVDを活用した出前講座、それからいわゆる登録をする方が限られておりますので、それを増やすという意味で新規にチラシを配って地域や企業に情報提供していただく。それから講演会を2回、交流イベントを3回ぐらい今のところは計画をしております。またDVDやそういったチラシ等の配布によって人数等増えている状況の中でまた新しいことができれば考えていければなと思ってます。以上です。 ○下原議長 浦野議員 ◆6番(浦野議員) ただいまDVDを初め色々な事業を計画しておられるということですが、私は3月議会の際、一つの方法としてナインティナインの見合い大作戦に応募してみたらというような提案をしましたが、残念ながら採用されませんでした。最近見ると、この番組は終わってしまったかなということで大変私もファンでしたので残念に思っております。箕輪町では町内の、当然ですが町内居住者を中心に周辺市町村も含めた希望者を集めてお見合い等を開催しているようですが、先ほど申したお見合い大作戦では開催地へ全国各地から若い娘さんが集まっていました。全国的にというわけには当然いきませんが、対象範囲をもっと広めるとかですね上伊那あるいは南信というように広げ希望者が飛びつくような企画を立てていただき、事業が身を結ぶことを心から期待いたしまして私の質問は終わらせていただきます。 ○下原議長 これで6番 浦野正雄議員の質問は終わりました。次の質問者を指名をいたします。10番 松本五郎議員 ◆10番(松本議員) それでは通告書をどおり質問をしたいと思います。町長は町長選で基本政策集30のパンフレットを全戸に届けました。その中に少子高齢化、人口減少社会への「挑戦します」の公約のところで、有識者や町民代表等によるみのわ未来委員会を設置するとうたってますが、前段でも触れていましたので私は同じ項目の中で医療費無料化子育て経費の負担軽減策について町長にお尋ねをしたいと思います。 ○下原議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 人口減少対策の中でいろんな議論もあるし必要な施策もあるわけですけれども、お尋ねの医療費についてどんな方向で考えるかということについてお答え申し上げたいと思います。少子高齢化や人口減少社会の中でとりわけ子育て支援、この部分ではやはり様々な施策が考えられますけれども、保護者の皆さんの負担感をいかに少なくしていくかという部分ではやはり保育料の問題と医療費の問題が大きな2大テーマでございます。そのうち、医療費につきましては、箕輪町におきましては平成25年から乳幼児等医療費の給付対象につきまして中学校卒業までを18歳到達の3月31日までということで、いわば高校3年生までまたは障がい者につきましては障がい程度もB1までであったものをB2までということで、対象範囲の拡大をしたところでございます。したがいまして他の町村に比較しても、かなり高いレベルで子育て政策としての医療費の無料化が進んでいるというふうに考えております。様々な課題はありますが、この施策を今後とも続けてまいりたいというふうに考えております。 もう1点この問題につきまして、現在県におきまして子育て支援の戦略を検討しております。その中におきましても、医療費と保育料についての負担軽減をいかに図るかという議論がなされております。県は今まで入院につきましては小学校3年生まで、通院については小学校の入学前までという形になっておりましたけれども、これを拡大する方向で検討しているというふうにお聞きをしております。知事名で市町村長に対しましてこういった施策を県として考えておりますので、県と市町村が足並みを揃えて取り組むということを県から依頼がまいっております。したがいまして本箕輪町におきましてはそれを上回る政策をうっているわけでありますが、現在町が単独で支出をしている部分につきましても、県の補助が可能となる施策になってまいります。したがいまして、これらのいわば浮く財源についてどういった形で子育て支援に回していくか、医療費の部分で何らかの形ができるかということもありますけれども、検討させていきたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 今ご説明ありましたが現在では18歳まで無料ということご説明ありました。ですが、窓口無料化ではありません。一旦医療機関と薬局で請求金額を支払い、2カ月から3カ月後に1レセプト500円の受給者負担金が差引かれた額が口座振込される自動給付方式になっています。箕輪町は25年まで中学卒業前の医療費が無料で、受給者負担金が300円でした。県では500円ですので箕輪町で200円の負担をしていましたが、26年度から18歳まで拡大されたときに200円の補助金制度がなくなりました。自己負担が500円になりました。消費税も8%になりまだ増税の動きがある中、介護保険などの福祉切り捨て、住民の暮らしも圧迫されてきています。そのような中で長野県では子ども障がい者等の医療費の窓口無料化が実施されていません。小さなお子さん、育ち盛りのいる家庭では経済的な理由で受診を控えるような状況もあります。今現在は一旦医療機関で医療費を支払う償還払いで、窓口無料化ではありません。受給者負担金がかからないように軽減できないものでしょうか。町長に見解をお伺いいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 医療費の無料化、窓口無料化についてのお尋ねでございます。2点ございますが、1点は受給者の負担額につきましては1レセプト当たり500円をご負担いただいているということについては経過も含めてご指摘をいただいたとおりでございますが、年々増え続けております医療費、医療給付費を考慮いたしますと、当面負担額については現状の金額で実施することが適切であるというふうに考えております。なお、もう1点の窓口無料化の問題でございます。これにつきましては私も選挙期間を通じて保護者の皆さん、子育て中の皆さんからお話を伺った際に、他県で行われているということは事実でございまして、他県からこちらへ移ってきた皆さんの中に病院へ行くと医療費を支払わなければいけない、こういったことに違和感を感じるというようなご指摘をいただいたケースが何件かございました。私もそのことについてはいわゆる心痛む部分もないわけではないんですが、福祉医療費の助成制度の中で窓口無料化にいわゆる現物給付方式と言われるわけですが、そういったものつきましては県の基本的な考え方の中で整理をすべきものだというふうに思います。国からの補助金が県としては国からの補助金がどうなるかという問題もございますし、県財政への影響そのものの問題もあると思いますし、医療費全体が高騰する中でどのくらいの負担を保護者の皆さんにお願いをしていくかという課題があろうかというふうに思います。県下の中におきまして、医療費無料化を実施している町村もわずかでありますがあるというようなこともお聞きをしておりますが、この課題については個別市町村で制度スキームをつくるという問題ではなく、やはり県においてどういった形で制度設計をするかということだというふうに考えておりまして、県におきましてはその辺の検討をしていただきたいというに思いますし、こういった議論があったことについては、私もそういった県との捜査の中でお話をさせていただきたいというふうに考えております。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 私も何回かこういう運動をやってきまして、今の町長さん応えるようなことを経験をしてきました。今年の6月議会で新婦人の会から呈示された子ども障がい者等の医療費窓口無料化を求める請願が福祉文教委員会で採択され、県へ意見書が提出されました。各市町村独自で窓口無料化を進めるには先ほど町長さんが言われておりましたように無理があるため、県へ実施をお願いするものです。今年の夏、知事選が行われ再選を果たした阿部知事は本来、国がやるべき仕事というばかりで住民の声を聞きません。その本来の国がやらなければならない中で全国47都道府県ある中37都府県で窓口無料化が行われています。行われていない県が10県ありますが、その一つに長野県が入っております。お隣の群馬県では子どもの医療費窓口無料化が平成21年10月から入院、通院と中学卒業までを対象に所得制限なし、自己負担なしの完全窓口無料化が実施されております。その中で群馬県福祉援護課が平成24年7月に高崎市内の保育園、小学校、中学校の子どもの保護者3,000人を対象に行ったアンケート調査によれば、この制度はどのような点で生活に役立っていますかというような問いに対し、95.7%が経済的負担の軽減で、89.4%が早期治療による子供の健全な成長促進と答えています。子どもの病気は急を要するものが多くお金の問題を気にしないで医者にかかれるため、早期治療のおかげで仕事を休まずに助かっているという働く親からの回答もありました。それだけ必要性が持たれていますが、残念ながら長野県は窓口無料化が実施されておりませんので、受給者負担金がかかります。でも個人に負担がかからないように補助している町村が25あります。そのうち24の町村ではすいません省きましたが、県では受給者負担金が市町村で25あります。そのうちに24の町村では200円負担をして300円の自己負担にしております。諏訪郡の原村では500円、村で全額を負担をして自己負担がありません。町長の所見を伺いたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 医療費無料化につきましては様々な議論があることは私も承知をしております。県の方で一定の議論がなされて知事の考え方を今ご教示いただきましたけれども、私はやはり医療というような社会保障制度にいったと差といいますかね、取り扱いに差があるということ自身にはやはり課題があるという認識は同様でございます。しかしやはりこれは財政があってのものでございまして、確かにご指摘の医療とはそんなものはないというご指摘もわからないわけではありませんけれども、全県レベルで見た場合に必要経費というのは膨大な額になっておりまして、それらを考えますと県の今後の検討を期待をするというふうに思っております。なお、市町村間におきまして、それぞれの所得制限の問題でありますとか例えば受給者負担額の問題、1レセプトいくらという問題についても差があること自身がよろしいとは思っておりませんので、これにつきましては町としての考え方を整理をしなければなりませんが、やはり町単独分での負担額が相当大きくなっているのも事実でありますので、それらを踏まえて研究をさせていただきたいと考えております。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) なかなか予算の関係で大変だと思うことは非常に私もよくわかります。ぜひ中学の無料化のときには200円箕輪町で見ていましたので、そのこともぜひ力をつけていただきたいとそんなことをお願いをいたしまして次の質問に移りたいと思います。 新図書館についてを質問いたします。今回の町長選挙では新図書館建設が争点となり、新聞でも「箕輪の将来像は」の見出しの中で報道され注目されています。私も一般質問で新図書館建設について質問するのは3回目になりますので重複する点が幾つかあると思いますが、今回は新町長になりましたので住民の声も届け、有識者の声も考慮に入れることで建設予定地、予算など住民が納得する図書館を建設することを質問したいと思います。7月に新図書館に関するアンケート調査が15歳以上を無作為に1,500人選んで解答用紙を発送。建設や新図書館の必要性を調査いたしました。賛成が65.7%、過半数以上を占め、多くの関心と願望がある結果を前提に方向付けし、進めていきたいと述べています。でもアンケート用紙には新図書館建設基本構想が記されており、その中で基本構想は知識と文化の伝統となる図書館、郷土の歴史や芸術文化を理解できる機能を持つ図書館、ひと味違う箕輪の子どもの育成にふさわしい図書館、町のシンボルになる図書館が支持されていますが、具体的にはJA上伊那箕輪町支所を中心とする用地と商工会の事務所、カフェレストランなども併設と建設費が挙げられております。そのことに対して誘導質問のアンケートであるため、本来の住民の意見が反映されない部分があるような気がいたします。町長は新図書館建設基本構想についてどのようにお考えですか、所見を伺いたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 新図書館建設の基本構想についてでございます。アンケートによります新図書館の建設構想の案につきましては、今お尋ねの中でお示しをいただきましたけども大きく3項目で構成をされております。基本的な考え方コンセプトであります。もう1点は建設用地になります候補地でございます。もう1点は想定事業費でございまして、基本的な考え方では基本像でありますとか目的でありますとか建設規模が示されておりまして、町民の皆さんが図書館建設に対する意向をお聞きするという面では妥当な内容だというふうに思っております。しかしこの構想を決定をするプロセス、それについての私は理解がなかなか進まないという意味での検証させていただきたいということでございます。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 飯田市にワークショップをやってある地域でいろんな意見を出して専門職やあるいは有識者というような方が集まりまして、今後の30年、50年の先を見越した図書館像を描き研究する場は必要ではないかというようなことがされております。そのようなことにもちょっとお願いしたいんですか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 図書館の建設に当たってどういった具体的に内容をどうやって決めていくかという議論の中で、今お示しをしたワークショップ形式のものは有用な方法の一つであるというふうに今思っております。しかし今回の決定プロセスをこれから結集してみないとわかりませんが、それを省略したとかそういうことではなくて一定の案を示して基本的な部分はこういったことでさせていただくけれども、今後の具体的な図書館造りについては、当然町民の皆さんまたは第三者の意見等をお聞きしながら実施をしていくということになっておりますので、そのことのみを持ってしてプロセス的に誤りがあるというふうには考えておりません。あくまで私は今回の図書館造りの中でいろんな要素を取り込んでいく、例えば障がい者が使いやすいとか乳幼児が使いやすいとか保護者の皆さんがそこでコミュニケーションがとれるような施設になるとか、いろんな施設的な付加を入れていければというふうに思います。要は人が集まりやすい施設それが中心市街地の活性化にもつながるということでありますが、そういった付加を入れるような仕組みをどういう検討、過程その中で造るかということが問題なのでありまして、それが今までなされていないから全てだめというつもりはないのでありますが、ややその点について私は疑義を感じている部分は正直言ってございますので、いまご提案のような件については今後でも構わないと思いますがぜひぜひ取り入れて皆さんの意見が図書館造りに反映するような形を考えてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 構想がよくわかりました。アンケートの中で反対を選んだ最大の理由のところでは、候補地に反対が30人におりました。アンケート用紙がきた人に聞いてみましたところ、その理由は基本構想の中に、場所の候補地を具体的に上伊那農業共同組合箕輪町支所と明記してあるために賛成を選んだ場合、基本構想に明記してある全部を賛成してしまう結果になってしまうので、反対を選んで候補地に反対をしたそうです。そのように十分に話がされないまま進んでしまって住民各位、各層の意見を集約されなかったことではないでしょうか。町長に意見を伺います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 候補地の選定に当たりましてどういった形でアンケートになった場所に絞り込んでいったかというプロセスは正直言ってわかりませんので、それを検証させていただきたいということでありまして、お尋ねのような意見が出されていることも承知をしておりますので、そういった方に納得感が得られるようなご説明ができるかどうかということだというふうに思っております。これは行政を進める上で一定の仕掛けをつくることは当然必要でありますので、行政として決めた上で皆さんと整合性をとりながら進めていくということもありましょうし、一から皆さんの意見を聞いてやるという場合もありましょう。それは時間的な制約でありますとか補助金の活用でありますとか未成熟な情報を出すことによって、むやみな混乱を招くということもありますのでそれはその時その時の行政手法で議論がなされるということで思いまして、昨年度のそう言った経過についてそのこと自身私は悪いと思っているわけでは当然ございません。ただ町民の皆さんの意見を私が聞きながら考えたところでは、やはり若干納得感が得られない部分がありますのでその部分を検証するということを申し上げているつもりであります。すべての行政手法にいかがなものかということを申し上げているつもりではございません。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 新図書館建設についてはどのように進めていったらいいのか。住民の意見が反映されるように、住民の中から公募をして検討委員会を立ち上げる考えはありますか。町長にお聞きいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 再検証を終了した後どういった形にするかということございますが、検証そのものについては現在のところ第三者的なことを考えるつもりはございません。庁内において冷静に慎重に今までのプロセスを議論をさせていただきますが、その上で今後の方向性がゴーサインが出るということであれば大いに皆さんで議論をしていただいて、どんな図書館を町に造るのか、これいわばシンボルというのはお金のかかるという意味のシンボルではなくて、シンボル的な意味合いの施設、なかなか現在公共施設を造るということはできない状況の中にあっての施設でございますので、皆さんの意見を聞きながら対応してまいりたい、その意味ではどういった委員会を作るとかどういった構成をするかということは、これからの課題でありますがそういったことを大いにさせていただきたいというふう思います。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 1年前になりますが、信濃毎日新聞に「試み続々、図書館進化型総合展。討論で注目コーヒー店。書店併設型」というタイトルの記事が掲載されました。これだけ読んでいるとなんだかよくわからないんですが、「佐賀県の武雄市の図書館は従来のあるべき図書館像が通用しない時代の訪れを印象づけたTSUTAYAとコーヒーチェーンとのスターバックスとの書店を併設した図書館です。」ある大学の教授は本がある公共空間に人が集まることを実証したと評価していますが、来館者が1日平均約3.2倍になったのに、貸出数は約1.6倍に留まっていると報じられています。またツタヤのポイントカードを貸出しカードとして利用でき、情報漏えいにもつながり、これを図書館ということには違和感があります。このような状況にならないためにも、図書館のあり方は基本的に文教地区に建設すべきと考えますが、教育委員長はどのようにお考えを持っておりますか。所見を伺いたいと思います。 ○下原議長 答弁を求めます。教育委員長 ◎白鳥教育委員長 私の方からは図書館設置に係る基本的な考え方を中心に答弁させていただきます。既にご案内のとおりですけれども、図書館の定義等につきましては、図書館法等において住民が文化的で潤いのある生活を営むために公立図書館を設置して乳幼児から高齢者まで住民すべての自己教育に資する。そして住民が情報を入手し芸術や文化を鑑賞し、地域文化の創造に係わる場であるというふうに定義されております。また教育委員会が管理するとともに、図書館を設置し図書館サービスを実施することは地方公共団体の責務であるというふうにも述べられていることはご案内のとおりであります。午前中の武村議員さんへの町長答弁の中で、図書館は単に本を貸し出すだけの図書館ということは考えてはいない、今日的な図書館の機能を考えていきたいという答弁がございましたが、ここにある地域で実施した調査結果がございますので、ちょっと紹介させていただきます。本、雑誌の貸出、返却等につきまして地域内の数カ所の図書館にアンケートをとった調査をした結果のようですが、私もちょっと驚いたんですが、もう実際は半分を切っているようであります。つまり先ほどの町長答弁のようにいう本を貸し出すだけの機能というのは、もう半分以下になっているということであります。ではどういうことに使われているか。館内で資料を読んだり調べ物をしたり、また最近出てきているインターネットの利用でありますとか視聴覚資料の貸し借りでございますね。そして特筆すべきは、イベント、行事、講演会等を企画してそこへの参加が出ている。また色々なものを展示する、そしてその見学に来ていると。このように単に知識、情報を提供する場だけではなくて、これからの図書館は人と情報をつないだり、地域の人々が集う役割を持つようになっているかというふうに思っております。図書館はいま単なる学びの場から情報の共有と交流を進める場として発展、進化しつつあるのかなというふうに思っております。例えばですけれども、地域の文化人を呼んで講演会を開くであるとか、それから子ども向けのイベント、例えば人形劇を行う、また音楽の演奏会と朗読会を合わせて行う等々、より豊かな文化の創造の拠点になった。そのようなことが図書館に求められているかなということを思っております。そこで県の内外を問わず特色ある図書館を運営をしている公立図書館の実践を参考に、箕輪町にふさわしい図書館のあり方を探っていくことが必要ではないかというふうに考えております。以上であります。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 大変にありがたい答弁をいただきましてありがとうございます。私たち福祉文教もこの秋の最初の頃なんですが、茅ヶ崎へ視察に行って参りました。それは教育長さんのお計らいで行ってまいりまして、初めは何も聞いていませんでしたのでソフト面ということだけで行きました。ソフト面と言われてもなんだかわからなくて委員長に聞きましたところ、行ってみなければわからないということで私たちは総勢で行ってきました。今教育委員長さんの答弁にもありましたように、非常に貸し出すのはもちろんなんですがそれだけに力をいれるのではなくて、いわゆるお子さんが本当に喜んぶ場、あるいは紙芝居もミュージカル風にしてやるとか、あるいはある劇団のOBですね、劇団四季のOBの皆さんを呼んでそうようなコンサート、ミュージカル風をやるとかそんなようなことをお話に聞いてまいりました。その中で館長さんは女性の方だったんですが、長野県にも非常に素晴らしいような図書館があるということで私たちが口に出して聞いたわけではないんですが、小布施の図書館あるいは伊那図書館というところの良い部分を説明をさせてもらって非常に長野県も図書館に対しては色々の優れたものがあるんだなと私も感じて帰って参りました。そんなことがありまして次にちょっと違う質問に入っていくわけですが、図書館と博物館との共通点があると私は思っております。図書館を利用する方は博物館があることで広域的な交流や情報の受信または発信の機能を付け加えることができます。図書館と博物館の複合施設で箕輪町の文化の向上を図るためにも図書館と博物館の複合施設が望ましいと思いますが、教育委員長はどう思いますでしょうか。所見を伺いたいと思います。 ○下原議長 教育委員長 ◎白鳥教育委員長 いわゆるハード面についてのお答えかと思いますけれども、私の方では基本的にはソフト面について考えていくのが教育委員会のまずやるべきことかなというと思っておりますので、歯止めについては教育委員会だけで解決できない問題が幾つかあることは町長答弁のとおりですので、町当局やまた有識者の方々の意見に沿った形でできるだけ本来の図書館のあり方が具現するような形でということを願っております。以上であります。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 今ソフト面ということで、ハード面にはちょっとお答えがってことでそれもわかります。図書館と博物館の複合施設をというだけの構想ではどんなふうに思っていますでしょうか。 ○下原議長 教育長 ◎唐澤教育長 委員長が答えてそれ以上はありませんけども、確かに図書館と博物館と合体をしている図書館のような組織もございます。確かにお金があって非常に恵まれていればそういったことは素晴らしいことだと思います。ただ、先ほど来町長の方で答えているように財政の問題とかあるいは箕輪町全体の中で図書館をどういう立場でしていくとか、それからその上で箕輪の町民2万5,000の人口の中でどうした形にしていくかと色々考えたときに、やはりおのずとベストとはそういった形でいろんな複合が入ればベストかもしれませんが、規模とか大きさとか財政とかそういった面を考えてやっていくのでどちらがいいかと言ったらそれは一緒になった方が素晴らしいと私は思います。以上です。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) いま教育委員長がどちらかと言えばそうなった方がという答弁ですが、町長は今度はハード面になりますのでその辺はどのように考えておりますでしょうか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 図書館と博物館の融合と言いますか、複合というような施設についての所見でございますが、私とすればJAの箕輪町支所を中心とした場所を候補地とした選定経過、これを検証した上で他の場所については議論が必要だというふうに考えております。なお、図書館が人の集まる施設という意味合いで考えていくという意味ではやり集客力をつける、いわば仕掛けが必要であります。その仕掛けをご提案のような形がよいのか、中心市街地の活性化という中で図るのがよいのか、そういったことを議論をしていくということでありまして、図書館法の本来の目的は私も承知をしておりますが、それだけが公共施設運営の付加価値ではないものですから、いろんな形、先ほどの武雄の例が出ましたけれども、そういったことも一つの参考事例でもありますし、それ以外の幾つかの事例も私も承知をしておりますが、それらを踏まえて検討させていただきたいと思います。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 新図書館建設は住民の長年の期待をしている課題でもあります。住民の意見が反映することを期待いたしまして次の質問に入りたいと思います。 前回の9月議会にも空き家対策に質問しましたが、最近テレビ、新聞等で報道されて深刻な問題になっております。総務省の調べでは昨年の10月時点の全国の空き家の数は820万戸で、5年前に比べて63万戸も増えて7軒から8軒のうち1軒が空き家になっております。当町でも今年の6月から7月にかけて空き家の実態調査を行いました。空き家は全部で90戸、移住可能が30戸、要修繕が34戸、住宅不可は16戸で、所有者がわかっている建物はあるが過半数所有者がわからないようです。隣の辰野町でも昨年9月に空き家調査を行い、536戸の空き家が明らかになりました。辰野町に比べるとはるかに数は少ないのですが、そのまま対策をとらないままにしておくと10数年で数倍に増えていく可能性があり、空き家対策が困難になります。当町も近隣地域に比べて現在は何割も空き家が少ないようですが、これからどのように空き家対策について考えていくかお聞かせをいただきたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 空き家対策についてのお尋ねでございます。前回の議会でご報告をさせていただいたところでございますが、私自身も町内を回ってみる中で空き家の多さに大変驚いたところでございます。今回の実態調査は連絡事務嘱託員及び区長さんや町会長さんによる調査、また一定の提起をした上での空き家調査でありまして、私の感想から言いますとその程度のレベルの数ではないというふうに実は思っております。そういった意味で基本政策集30の中にも「住みたい訪れたい町づくり」の主要テーマとして空き家対策を掲げたところでございます。空き家バンクでありますとか条例でありますとか、そういったことを踏まえながら空き家対策については人口増加ということもありますし、いろんな面で対応してまいりたいと考えております。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 箕輪町の現在の人口は2万5,200人、人口推計では10年後には2万4,500人になると推定され、26年後の2040年には2万2,000人になると推定されています。今述べましたようにいろいろな理由があり人口が減っていますが、空き家が増える理由は世帯数で考えるとわかりやすいと言われています。50年ぐらい前は住宅の数よりも世帯数の方が少し多く、空き家率も数%にすぎなかったんですが、46年前ころから住宅の数が世帯数を上回るようになりました。その後も住宅の数が世帯数を上回って伸び、空き家の割合もどんどん増えてきました。このままでいくと15年後には住宅全体の4分の1が空き家になる試算とされております。町長は選挙の公約で空き家バンク制度をあげてきましたが、具体的な施策はどのように考えておりますか。お聞かせをください。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 空き家対策の具体化でございます。今お尋ねのとおりの部分もございますが、あるいは人口は増えないけれども住宅が増えるというのがこのトレンドであります。いわば人口は増えないけれども世帯分離は進んでいく。住宅は新築家屋が作られていく。そこに古い家屋にはお父さんお母さんが住んでいる、おじいちゃんおばあちゃんが住んでいるという状況が続いているわけでありまして、空き家については増加傾向にあるのも事実であります。ただ空き家の場合はいわゆる避暑地等にあります住宅も含まれての空き家でございますので、単純に住宅空き家というふうには考えていただかなくてもよろしいかと思いますが、それにつけても相当数の空き家が増えておりまして、これの解決の一つとして空き家バンクという制度が各地域で行われてきております。実態調査が進んだ段階でございますので、今後の対策につきましては庁内の各課で検討した上で方針を出すというふうに考えておりますが、ときたま隣接の辰野町におきまして宅地建物取引業界の伊北不動産組合というのですが、ここと協定をいたしまして空き家バンクの円滑運用を進めているというようにお聞きをしております。同組合につきましては辰野町、箕輪町の会員が組合であるということもございますので、情報を共有しながら空き家バンク制度の検討を考えてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 辰野町の例も出ましたので私原稿用意してきて重なる部分もあるんですが、私なりのちょっと意見を述べたいと思います。最近新聞で「増える空き家 自治体苦慮の人口減などで対策課題の上伊那」と報道されました。近隣の地域でも空き家バンク制を設けて移住、定住促進を図ってきていますが、空き家の所有者は、市町村の市街地に定住している方が多く、短時間で様子を見に来られることで農機具や家財道具などもある理由から空き家バンク登録を見送る所有者が少なくありません。そこで伊那市では移住促進のため、登録物件を増やすため家財道具の排出や清掃や空き家の増改築修繕に補助金制度を設けております。また辰野町でも空き家バンク制度需要促進のために空き家の改修費費用などの補助金、辰野町定住サポートプランを新設をいたしました。このように空き家バンク制度だけでは困難が多いため、財政支援補助金制度を新設をするのが望ましいと思いますが、町長の見解をお伺いいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 空き家対策についてそういった議論がなされ、補助金等の措置がされている市町村があることも承知をしております。前提の議論として空き家というものは本来個人の所有のもの、個人の所有物件に対してどういう理由をもって補助制度をつくるかという問題であります。個人の物件に補助をするというのは基本的には例外と言っていいわけでありまして、どういった目的移住者を増やす、訪れたい人を増やす、人口増に繋げる、そういった目的で補助制度をすることが可能であるかどうかということを議論、研究をしてみる必要があるというふうに思います。合わせまして空き家の問題の前提として最初どうやって管理をするかという問題がやはりありまして、その空き家が町の、例えば安全ですとか風景、景観でありますとかそういったものにどういう影響を持っているか、そういった管理面を研究した上でその後空き家の活用という問題が出てまいります。したがいまして管理を考えた上でその後活用という方策の中でご指摘をいただきました助成制度をというようなことを議論をするんだというふうに思っております。いうような考え方だというふうに思いますが、例えば単に移住者を増すために、空き家バンクに登録するために補助制度を入れるということについては私としてはかなり慎重でありますが、そういったことでもしなければバンクが成立をしないということもお聞きもしておりますので、その点についてまず財政の影響もございますが、考えてみる必要があるというふうに思っております。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 非常に難しい問題が出てきているのは確かだと思います。次に質問しますのは、いわゆる空き家対策条例のことでちょっとお質問をさせていただきたいんですが、これから増え続けようとする空き家対策に市町村で空き家の適正管理関連条例を適性する条例が見られています。条例の施行時期が4年ほど前のところでは環境、防犯、景観関連の条例で、空き家は空き家を扱うものが多くありましたが、2年ほど前からは勧告、命令、公表の特化型条例を定めている自治体が多く見られてきています。そのような中で七つの自治体では罰則を定めたり、条例の中で所有者に対する支援や助成を定め、飴とムチを準備する自治体もあります。このように空き家に関する条例も様々なんですが、一昨年の春ころ信濃毎日新聞で空き家、空き店舗などを活用している事例をテーマにした「生かす空き家」が連載されました。内容は民家を活用した学童クラブ、あるいは企業の社員研修に活用したり、空き店舗ではギャラリー、ライブハウス、古民家では演劇人の創作活動の拠点として活用していることを紹介をしております。全国でも355の自治体が空き家対策に関する条例を制定し、長野県では隣りの辰野町を含め七つの市町村が制定をしています。箕輪地におきましても地域の困りごとや課題の住民の声を聞きましても、空き家に対しての心配の声が上がってきています。京都の条例では空き家を地域コミュニティの有効な資源として位置付け、その積極的な活用をうたっております。そのようなことを踏まえて空き家対策条例の制定の考えは町長にありますか。所見を伺いたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 空き家条例の制定についてのお尋ねでございます。私は基本政策集30の中にも空き家条例を制定をしますというふうに申し上げてございます。これは空き家を本来先ほど申し上げましたように、私有財産でありますので所有者の責任で解決すべき課題であります。したがいましてこういった条例の制定には本来慎重であるべきだというふうに思っておりますが、現状を管理面、活用面、様々な事情の中で私有財産の問題で本来所有者が責任をおって解決すべきと言ってもなかなかできない課題でありますので、条例化は必要だというふうに考えております。実は11月19日付けで国におきまして国交省、総務省の共感法律でありますが、空き家対策特別措置法というものが成立をいたしました。したがいまして国のこの特措法を受けまして、法を補完する条例制定が必要だというふうに変わってまいりました。当初は条例の中でそういったことを考えていきたいと思っておりましたが、特措法ができましたので特措法の中身は市町村が国の指針に即した空き家対策の計画を策定をするとか市町村協議会を設置をしますとか、市町村が空き家への立入調査が可能になるとか、市町村が空き家の活用対策を実施をするというような中身になっております。合わせまして特定空き家措置ということで倒壊の危険や著しく環境を損なうものについては、除却や修繕、伐採等の指導、助言、勧告、命令が可能ということをまた行政代執行法によります強制執行が可能ということも法に出ているようであります。したがいまして本来私が考えておりました条例制定の中身が法案化されましたので、これを踏まえながら町としてできるものをどんな点であるのか再吟味が必要になったという段階になったというふうに思っておりまして、条例制定は法律に基づくものが必要になりましたので、法律の守備範囲を詳細に検討した上で条例化を検討してまいりたいと考えております。 ○下原議長 松本議員 ◆10番(松本議員) 深刻な課題を抱えている空き家対策問題は解消のためには何かできるか、あるいは安心な町づくりに町民が一緒に考えてみる必要があることを訴えまして、私の質問をこれで終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○下原議長 これで10番 松本五郎議員の質問は終わりました。会議の途中でありますが、ここで暫時休憩といたしたいと思います。再開を午後2時50分といたします。以上です。   休憩 午後2時32分   再開 午後2時50分 ○下原議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。次の質問者を指名をいたします。4番 大槻金吾議員 ◆4番(大槻議員) それでは通告にしたがいまして質問をいたしますのでよろしくお願いいたします。まず町長におかれましては、今回大変厳しい選挙戦におきまして見事に勝利され、新しい箕輪町のリーダーとなられました。我が郷土、箕輪町発展のためにご尽力のほどよろしくお願いをいたします。私もこの町が大好きであります。町発展のために是々非々の立場ではありますが、協力すべきは協力をしてまいりますのでよろしくお願いいたします。 早速でありますが、町長は今回の選挙戦にあたり、「大好き、元気だ、箕輪」のキャッチフレーズのもとに力強い町をつくるための7つの約束を、また30の基本政策を発表し、「今後これからの政策を町民の皆様と一緒に果敢に実行することでこれまで以上に力強い箕輪町を創造してまいります。」とあります。本当に頼もしく、力強いものが感じられるわけであります。この中で2、3点お聞きをしたいと思います。 人口減少問題は今日、日本全国にわたる大変深刻な問題となっております。今年日本創成会議の発表では、将来日本で900の市町村が消滅するであろうと報じられました。大変ショックな発表でありました。長野県下公立の小学校の児童数も年々減ってきております。平成元年には約16万7,000人であったのが平成26年では11万4,000人であり、実に5万3,000人も少なくなっております。県内の公立中学校でも平成元年で9万7,000人、平成26年では5万9,000人、中学校でも3万8,000人も減っております。箕輪町においてもこれは平成7年でございますが、小学校児童約1,600人、平成26年度は1,500人、中学校においても平成7年度は900人、平成26年度は700人となっております。将来を担う児童数が減り、少子化は歴然としてあるわけであります。町全体や各分野の活性化にまで亘る大きな課題であり、難問であります。人口減少に対するためみのわ未来委員会をつくり、対策を立てるとあります。前段唐澤議員への答弁で「若者の定着、出産・子育て・仕事、家庭両立、移住交流の活発化など幅広く議論、提案し、効果的な対策を実施していることをお応えをいただきました。そのとおりと私も思います。これらの人口対策はそれぞれの議員さんにお答えをいただいておりますが、さらなる人口減少対策としては武村議員さんのご指摘にもありましたように、企業誘致は人口問題対策として大いに有効と考えます。町の相談員さんも月に40件以上の訪問、相談を行っているとのことであります。誠に手ごわい内容を想像するわけでありますが、しっかり誘致を実現させていただきたいと思うのであります。また力強い町づくりも中小企業活性化や応援対策も重要であります。さらに中心市街地の活性化にも力を入れるべきと考えます。郊外大型店の進出が大きな要因とはなっておりますが、中心市街地、商店の皆さんのこれは重要な問題でありますが跡取りがいない。このことも大きな要素であります。旧153号線の商店街、また祭りなどを企画実行し、活発であった駅前通り、多くの人でにぎわった七夕通り、懐かしく思い出されるところであります。複合型図書館造り、少し反れますが、私は図書館建設という名目ではなく、何かもう少し違った名目にしたらどうかと考えるわけですが、図書館そのものは硬い字でございます。図書館という字も四角でございます。総合型サービス何とかパークというような、こんなような名目にしたらどうかとちょっと思うところがあります。このような教育委員長さんも先ほど素晴らしいお答えをいただきました。そのような図書館造りも含めた特色ある町づくり、町ブランド力も内側からしっかり見つめ作り上げていく。県内には小布施町のような立派な町づくりの模範もあります。力強い町づくりは人口減少に歯止めをかけていると考えます。このことに関して町長の所見をお伺いするものでございます。 ○下原議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 町づくりの基本方針について議員さんからお話をいただきました。活力あるふるさと箕輪町をつくりますという中で、幾つかそんなことを申し上げてまいりました。個性的な、魅力的な町づくりを進めていくにはやはりブランド力を上げてのことを、それと喫緊の課題であります少子化対策等々に挑戦をするということが大変重要だということを申し上げてきたつもりでございます。自治体は競って人口減対策を今実施をしております。これは国が重い腰を上げた、また地方創生そういった議論の中で起きることもありますし、日本創成会議が出された結果報告が余りに衝撃的であったということもあるんだと思いますが、それを踏まえますと今できることをどういった仕組みで実施をしていくか。本当に喫緊の課題と言いますか、危機感を持って実施をするということが必要だというふうに思っております。町民の皆さんは我が箕輪町を大変暮らしやすい、安定した町であるという評価をしていただいておりますが、しかし将来に保障があるわけではございません。箕輪町を外から知ってもらう取り組みを含めて、新たな仕掛け、仕組みそういったものを考えていくのがみのわ未来委員会と申し上げましたけれども、非常に狭い意味の少子化対策を議論するということではなくてどちらかというと次の振興計画に載せるべき課題をその中で議論がされていくんだというふうに思う部分もございます。あらゆる施策を総動員をして、横の連携もとっていくという内容で実証させていただきたいというふうに思っております。各課が横断的に事業をするというのはなかなか庁内では慣れがないわけでありますが、一定の課題というのはその課だけで実施ができるものもほとんどございません。横の連携をとりながら事業を進める、それがみのわ未来委員会の具体的な内容にもなりましょうし、少子化対策や力強い箕輪町をつくっていこう、方向性を決めていくというふうに考えております。以上でございます。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) みのわ未来委員会という名前も結構でございます。ぜひそのことを基本にしてですね、箕輪町の人口増につながるような対策をどんどんと進めていってほしいと思うところでございます。 医療費の無料化や保育料と子育て経費の軽減策を検討してまいるとあります。どこかで保育料が高いので近隣の町村へ出たいというような話も私は伺いました。若者が町へ定住する町は子育てがしやすい、学校教育が優れている、医療関係も充実している、お年寄りにもやさしく、安心、安全の町であることと考えます。特にこの中でうたってある保育料の軽減は最優先すべき問題であると考えます。当然これは財政的な問題もついて回るわけですがどのような町長は具体策をお考えか、このことについてお聞きをいたします。 ○下原議長 町長
    ◎白鳥町長 保育料などの子育て費用の軽減、これは少子化対策の中での中心的なテーマでございます。少子化対策の中にありまして、子どもを産みたいと思ってる人や子育てをしている人が子どもを産み、子育てしやすい環境を整備することは重要な課題ということでございまして、子育て世代の多くが望んでいる政策というふうに考えております。私が選挙期間中に保護者の皆さんからお話をいただいた中でも、議員ご指摘のような質問も要望も多数ございました。したがいまして保育料の軽減等については必要であり、検討材料というふうに考えております。今回、子ども・子育て新制度が国によってなされてまいりまして、平成27年4月からの保育料の見直しを現在検討しているところであります。保育料の算定は今まで保護者の所得税によって算定をされていたわけでありますが、4月からは住民税に変更するということになります。このため現在保育料について制度設計を行っておりますが、県が想定をしている子育て支援戦略で策定をしている子育て支援新戦力との整合性を図りながら進めていくことにしておりますが、県におきまして情報といたしまして先ほど医療費についての負担軽減の話をさせていただきましたが、保育料につきましても負担軽減の施策を県が実施をするというふうにお聞きをしております。県におきましても予算編成作業はこれから行われるわけでありますので、確定的なことは申しあげられないというふうに思いますが、知事名で市町村長に対しまして、保育料の負担軽減を市町村においても実施をされたいということが言われてきております。具体的には市町村が第三子以降のこの保育所等の保育料を軽減する場合に、市町村の権限額のうち一人当たり6,000円を上限にその2分の1を助成するというものであります。現在私ども箕輪町においても第三子保育所に通っている3人目の子供については無料化をしてるわけでありますが、県におきましては第三子以降の子ということに限定をしてありますので、例えば小学校、中学校に一子、二子がいた場合の三子目の保育所の子供につきましても、負担軽減をするということを県として想定をしている、補助をするということを言っているようであります。一人あたり6,000円の上限ということでありますので、仮に1万円という保育料の場合には、4,000円は自己負担。県は市町村が3,000円を負担する場合にはその2分の1である3,000円ですが、3,000円を補助しますよという制度設計を検討しているということのようであります。私どもとしますと多子世帯における3番目の子どもについての保育料については、すべてが無料ということになっていないわけでありますので、そういったことを制度設計ができるかどうか3歳以上の子、もしくは3歳以下の子についてもそういったことができるか等についてこれから予算編成作業の中で議論をさせていただきたいというふうに思いますが、県がそういったことに踏み切ったということは県というレベルでの財源を考えますと大変なことだというふうに私も理解をいたしますので、できるだけ市町村としてそういったことに取り組めるように考えていきたいというふうに思います。なお、保育料の制度設計の中でそれぞれの所得制限、所得の縦の割り振りの問題、その問題をどう解決することによって地域の皆さんにご理解をいただけるかという問題がございます。とりわけ私、中堅所得層のところをどう考えるかというところを議論をするとしていただきたいということを事務方の方にお願いをしてありますが、できるだけ割り振りを見ながら今回いずれにしても制度設定が変わりますので、高くなるところが出てはいけないというふうに思っておりますし、合わせてできれば近隣市町村と争うわけでは決してございませんが、皆さんに納得感が得られるような保育料の額の設定を制度設計をしまして、また議会の方にお願いしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) 県で政策決定されなければできないというようなこともございます。しかしながら一つの県の方は太いパイプを利用してしっかりとがんばっていただきたいと思いますが、箕輪町内でできるだけのことを子育て支援、保育料の査定について最優先のご検討をお願いいたします。 次に町全体で農業を支える箕輪町農業応援団の取り組みを行うとあります。前段の議員さんのお答えの中に、町民の皆さんが農業を知っていただくとの内容の答弁でありました。箕輪町も遊休荒廃農地も町農業委員会の皆様の努力により、農地が徐々に蘇りつつあります。しかしこれは農家の跡取りさんができたのではなくて、各地区に営農組合の皆さん、また一部個人の皆さんの頑張りがあるのも一つの原因であると思います。やはり農業に対する不安の一つは跡取りがいないということであります。さらには今国が進めている環太平洋連携協定であるTPPも大きな不安材料であります。日米首脳会合での年内の大筋合意は断念せざるを得なくなったとはいえ、TPPが締結されれば農林水産業をはじめ、地域の経済や私たちの暮らしが一変してしまい、まさに日本農業が崩れ去ってしまうという不安には変わりがないわけであります。また町においても近々農業に対する町からの補助金も抑えられているとお聞きします。どのように農業を支えていく箕輪農業応援団なのか。町長の考えをお聞きするものでございます。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 農業応援団の取り組みについてのお尋ねでございます。今回の政策集の中で箕輪町農業応援団という取り組みを行いますということを申し上げたところでございます。趣旨につきましては先ほどへ答弁させていただきましたので省略をさせていただきますが、農業を守っていくにはやはり専業農家への支援がもちろん必要であります。したがいましてそれを最優先としてやっていくことには変わりがありません。とりわけ農業団体との意思疎通を図りながら、必要な支援、これは国・県の支援制度をうまく活用するということもありますし、町の単独での支援ということも含めましてお願いをする。また議論をしていくそういうことには変わりありませんけれども、もう一つにはやはり農業応援団というような仕組みがあります。具体的には幾つかのメニューを考えていきたいというふうに思いますが、一つは農業や農家に対するサポーター制度いうようなものを考えてまいりたいというふうに思っております。一つは季節的に農作業が集中的にするような際に、人材をスムーズに必要とする農家へ派遣できるそういった体制整備ができないかの検討であります。もちろんこれはシルバー人材センター等で行うとことも可能でありますが、私のイメージから言いますと退職者ですとか子育て世代でありますとか子育てママ、そういった方々が果樹農家などの需要に応じて応援をする、そういったこれ有料ということですがボランティア的有料という意味なんですが、そういったことができないのかということを考えていきたいというふうに思います。もう1点。農地規模の拡大ということになりますとやはり担い手の農家へ農地を集積する、そういった協力を各兼業農家の皆さんの中でできないかということであります。これは現在人農地プラン等に位置付けられて中間管理機構もできるわけでありますので、その仕組みの中にのっていくわけでありますが、もう少し幅広の議論をして担い手の農家への集積ができないかを考えてまいりたいというふうに思います。三つ目は遊休農地の活用という意味で耕作不向きな耕作に不利な土地というものがやはりあるわけでありますが、そういったことを市民農園を整備するとか共同出資型の農園をつくる、これは出資者みんなで耕作をするという意味なんですが、そういったことができないかという検討であります。これはレクリエーションとか生きがいづくりという意味で農地、農家と対していくということもありますし、子どもの体験学習の場にもなるというふうに考えておりまして、遊休地は基本的には農地集積に使っていくべきだと思いますけれども、耕作不向きな土地もありますので、そんなところの活用を考えていきたいというふうに思います。4番目には地産地消の推進ということですが、これは各家庭で地産地消に取り組んでもらうことが第一ではありますが、現在行われている学校だけではなく、老健施設でありますとか病院でありますとか飲食店でありますとか、いろんな幅広の施設へ地産地消の推進ができるようにしてまいりたいというふうに考えております。五つ目は、学校教育、私の守備範囲ではないのかもしれませんが、例えば本格的な農作業を行うというような取り組みを学校教育の中でできないのか。地域の農業や食の大切さを理解する中で現状の教育の内容でよろしいのか。本当に作業をして収穫の喜びを本格的に味わう、そういったことも教育の中でできないのか。こういった全体を箕輪町農業応援団という形で整理をし、統一を持ったものとして仕組んでみたい、そういったことが今回申し上げている箕輪町農業応援団でございます。以上でございます。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) 先ほど農家の跡取りがそれがないのが、今遊休荒廃地をつくる、あるいは山、畑にしろ雑然とした畑作りになっていると。そのことの跡取りの問題について町長はどのようにお考えかお聞きしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 跡取りといいますか後継者がいないことが農業から離れる大きな理由であることはそのとおりでありますが、農業はやはり経営でございます。経営をする中でどのぐらいの規模が必要かということを考えますと、それだけを遊休地ができてしまうとか後継者がいないとかそういったことで消極的になるのでなく、経営ができるそういったメンバーを集めていく、仕組んでいく、そちらの方が私は重要かというふうに思っておりまして、離れていくものはある意味やむを得ない部分もありますので、農業を業として経営として成り立つような仕組みを作っていく方が私は最優先かなというふうに考えております。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) 先ほど最近、JAの関係の中で苗木とかそういう者に対しての補助がだいぶ抑えられてきてると。いわゆる苗木なくしては木はないわけでございます。その点についてJAとかそういうものの補助に対しての考えをお聞きしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 JAでありますとか営農組合、それから補助の要望があることについては承知をしておりますし、私も今年度の要望内容については見させていただきました。基本的には支援をしてまいりたいというふうには考えておりますが、やはりまさに経営でございます。すべてを支援をするというわけにはやはりいかないのでありまして、必要な部分、先導的に先進的に私どもとしてモデル的に進めなければいけないとか、それによって波及効果があるとかそういったものへの支援がやはり基本原則だというふうに思っております。その中で苗木の問題がございましたが、それらについては個別の検討がこれからの部分もありますし、予算折衝の問題もありますがそこまで拡大するのはいかがかなという感じを私はいたしました。まだ事務方と調整が済んでおりませんので、今年度のトータルの予算規模をどの程度にするのか、JAなり関係団体との懇談等も実施をしたいというふうに思っておりまして、その辺が経営面への影響が当初の党首のときにどんな影響をもたらすのか、それも含めてお話をいただきながら検討させていただきたいと思います。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) 大型農道沿いのにこりこの前にJAこれ町ももう関係していると思いますけど、農業公園を今段々成果あがっておるわけでございますが、ぜひですね今後町もJAと手を組んで素晴らしい農業公園ができるように望むものであります。 次にながた自然公園リニューアルに関してお聞きをいたします。このことに関してはすでに承知のことと存じますが、町役場若手職員やアドバイサーの方々により青写真のでき少しずつ着工されていると思います。箕輪町の住民の皆さんの憩いの場として、また近隣市町村の方々も多くの人たちが訪れそれぞれの場所で仲間づくりや健康づくり、リフレッシュ等で楽しんでいるかと思っております。近年、健康体力づくりでランニングやウォーキングなどが大人気のようであります。ランニングコース、ウォーキングコース、あるいはクロスカントリーコースなどを取り入れていったらどうでしょうか。宿泊施設、温泉施設、室内運動場、さらににこりこやたべりこなど食いや、農作業の提供施設とまとまっている強みがあります。これらを鑑み、今までの青写真はできているとしましても、新しい町長の希望やあるいは見通し、構想などがありましたらお伺いをするものであります。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 ながた自然公園につきましてお尋ねをいただきました。正直なところ私は長期的な視点から公園全体をどのようにしていくかということについての構想を持ち得ておりません。しかし、ながた自然公園は箕輪町にとりましては数少ない観光スポットでありましたり、地域にとっては癒しの場であったりしているわけであります。したがいまして現在老朽化が進んでいる施設のリニューアルというようなものが行われているわけでありますが、これは26年、27年度にかけて実施をしてまいりますけれども、今お尋ねの新たな発想、新たな考え方でながた自然公園全体をどのように考えるか、私なりにこれから皆さんのご意見をいただきながら再考して、必要なことがありますればまた皆さんのところへ予算等また事業の内容等で提示をさせていただきたいというふうに思います。あと商工会青年部がアスレチックのリニューアルをしたということもお聞きをしましたが、町の皆さんの手で地域をつくっていく、公園を造っていくという大変有用なお話に感じました。それらも踏まえながらリニューアルだけではなくて新しい公園、そんなものを考えてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) ぜひよろしく、新しい観点のもとにお願いしたいと思います。ちょっと町長のアスレチック場のことについて発言がありましたが、確かに町商工会青年部発足50周年記念事業としてこのアスレチック場の遊具の改修を計画し、この10月に完成したものであります。行ってみれば危険性もなくなり、子どもも大人も安心して楽しめる施設となりました。商工会青年部の皆さんに心より感謝を申しあげたいと思うのであります。このアスレチック全体はかなり広い場所であります。見渡しますと大小の雑木が多くあり、見通しが悪く、夏場になればお子さんや児童がどこにいるのかわからなくなってしまうことが心配をされるところであります。雑木の整備をし、広々とした明るいアスレチック場が望ましいと考えますが、町長はどのようにお考えですか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 大変恥ずかしいことでございますが、アスレチック場の具体的なところが私承知をしておりませんのでお答えができないわけですけれども、今ご指摘の点がありますれば、また担当課と相談してまいりたいと考えております。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) ぜひ見に行っていただきたいと思います。ついでに見に行っていただきましたらですね、このアスレチック場は駐車する場所がないんですね。下の管理棟の駐車場か、さらに下って上り坂の駐車場から歩かねばなりません。これらの駐車場も利用客の多い季節は車で満杯であります。以前の議会でも駐車スペースの確保が必要であると私は指摘しました。アスレチック場入り口での駐車スペース確保について、これは多くはいらないと思います。この点について町長の考えをお聞きしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 アスレチック場の駐車場の設置でございますが、私現場を確認していないものですから今お答えするのを差し控えたいというふうに思いますけれども、管理棟などからの数台分の駐車スペースがあるというのをお聞きをしておりますし、若干遠めではありますけれども、公園全体の中では確保しているというふうにお聞きをしております。若干歩いていただいてアスレチック場に行っていただくのもこれまた自然を楽しんでいただくということで有用でもあるかというと思いますが、議員ご指摘の点については確認の上検討させていただくということでお許しをいただきたいと思います。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) 前町長のお答えと同じでございますのであれですけど、ただ季節の時、満杯なんです。それだけよろしくお願いいたします。新しくあそこに休憩室が設置されたわけですが、これ商工会青年部だと思いますが行ってみますとね休憩室ではございません。屋根があるだけで腰かけないんですね、休憩室の中に。この点いかがでしょうか。これちょっと新聞に出ていましたけれど。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 私が言うと真実味ありませんので少し担当課長の方から説明をさせていただきます。 ○下原議長 産業振興課長 ◎唐沢産業振興課長 議員さんご指摘のとおり東屋といいますか休憩施設を造っていただきましたけれども、腰掛けるところがありません。先日ですね新聞にも載ったかと思うんですけれども、上伊那木材協同組合からベンチの寄贈がありまして、今年度ながた一帯に利用させていただきたいというふうに考えております。こういった設置の中で、先ほど言われた施設の中への設置も検討していきたいというふうに考えております。以上です。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) このアスレチック場整備については一応通告をしてありますので、ぜひ事前に見ていただきたいと思います。 次に保育園建設についてお伺いをいたします。12月4日に沢区長、大出区長さんの連名で沢保育園早期建て替えについての要望書が町へ提出されたと思います。このことにつきまして私も9月議会でお聞きしたところでございます。町内において1番園舎であり築後35年も経っているわけであります。平成21年に多少の改修がなされたようでありますが、建築構造物としての根本的な改修はされておりません。大地震も予想されている中、一刻も早い対応が必要と思います。9月答弁では平成32年までの整備計画期間内に木下、沢保育園の建て替えを並行して考えるとの応えでございました。地元住民の皆さんも早期対応を望んでのことであります。このことに関し、新しい町長の英断を期待し考えをお伺いするものでございます。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 保育園の整備についてのお尋ねでございます。ご質問の中にございましたが、平成32年までの期間内に整備をする方針に変わりはございません。懸案でありました東みのわ保育園の建設が終了し、整備計画が次の段階に入りました。そんなことから木下南と木下北保育園の統合を目標としているために、11月に木下区に保育園整備について検討していただくように依頼をいたしました。木下区におきましては重要な課題と受けとめ、検討を始めた段階というふうに聞いております。一方お尋ねの要望書につきましては12月4日に沢区と大出区から沢保育園の早期建て替えに関する要望書をいただいたところでございます。趣旨は沢保育園の老朽化が著しいこと、また定員に対する園児が恒常的に増加をしており、過密状態になっているということでございます。要望書の中では140名に対しまして10月末時点で園児数が165名と18%弱でありますが定員超過の状況にあるとこういったことを改善するために早期建設を望むという要望をいただいたところでございます。建設の時期につきましては木下区、沢区、大出区の検討状況や町の財政状況を踏まえまして慎重に検討させていただきたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 大槻委員 ◆4番(大槻議員) つい先だってですね保育園でおじいちゃんおばあちゃんのお楽しみ会がございました。本来だと在園児が舞台の前でクラスが座っているわけでございますが、いっぱいのために園児はそれぞれ教室、そっちの方から順に出てくると。保護者が大広間にいっぱいでございまして、そんなようなこともございます。一つぜひご検討のほどよろしくお願いいたします。 次に現在使用されていない旧長岡保育園と旧おごち保育園の跡利用のことでございます。幸い旧長岡保育園は跡利用として町の歴史文化財を展示し、また山口進画伯の作品を展示し、一般に開放し見学もできる方向で進んでいるとのことであり大変期待が持てるところでございます。旧おごち保育園はどうでしょうか。身体に障がいのある皆さんが利用したいという話も伺っております。旧おごち保育園の跡利用についてはどのように進んでいるかお聞きしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 保育園の跡利用のうち、おごち保育園についてでございます。旧おごち保育園についてでございますが、建物自体が築後38年を経過をしているというようなこと、活用する場合には耐震性の確保や経年劣化が著しいために大規模なリフォームが必要ということで、多額な費用が見込まれます。そういったことから建物全体や敷地につきましては、今後さらに地元区を中心として検討させていただきますけれども、有効な活用方針が出ない場合は取り壊すことも含めて検討するというふうに考えております。以上でございます。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) それでは次に景観整備についてお尋ねをいたします。国道バイパスが開通して21年が経過をいたしました。沢上の交差点より南側、いわゆる松島方面から三笠電化さん付近までの未開通片側部分の景観保全ということで、地元有志の皆さんがそばや花を植え、景観保全の活動をしながら「沢国道バイパス花の会」を立ち上げ、平成20年4月には伊那建設事務所と箕輪町そして花の会の三者にあるアダプトシステム協定を結んで活動してまいりました。しかしながらこの花の会の会員メンバーの高齢化や体力的に限界、また会員の減少と活動の継続が困難となりました。去る11月29日の花の会総会で活動終了を議決されたようでございます。長年、景観保全と交通安全など地域のためにとボランティア精神を掲げ、活動をされてまいりました。来年度以降、この地域での景観保全が心配されるところでございます。箕輪町の北の玄関口としてどのように考えているか町長のご意見をお聞きしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 景観整備についてのお尋ねでございます。沢の国道バイパス花の会の皆さんにつきましては、平成6年のバイパス築造以来未供用車線を利用したといたしましてそばを植えたり、草刈り、ごみ拾い等管理をしていただきました。大変ありがたかったというように考えております。先日花の会の代表の方が見えれまして、今お尋ねのようでございますが会員の高齢化により活動を続けていけない旨、花の会の総会でもアダプトシステムの協定を解消したい旨のご連絡をいただきました。町といたしましても非常に残念でございますが、検討し地元区の協議をしながら今後の対応を検討してまいりたいと考えております。なお私は基本政策30の中でも、今回町が景観行政団体への移行を進めているというなことを特色ある地域景観や農村景観を築造するためにはやはり景観サポートだというような行動するサポーター、考えるサポーターそういったものは必要だというふうに認識をしておりまして、そういったことを政策集の中にも取り入れさせていただきました。景観というのは何もしないということではなくて育成をする、これの景観でございます。したがいまして今回の事例、非常に残念でありますけれども何かいい手がないのか。議論が必要だというふう思いますし、あの場所は町の表玄関でございます。いろんな形で管理の委託等はできないかも含めて検討させていただきたいと考えております。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) さらにですね北小学校入り口の信号から松島方面への西側の大土手の景観については、これはご理解いただきまして私が質問あとすぐに整備され、ただ今は道、歩道がきれいになっております。しかしこのバイパスの東側の大土手からいわゆる飯田線との交差点ところでございますね、その土手は初めの方の東側の方は近隣の方のボランティア精神でずっと一人で刈っておられました。しかし、やはり体力的に限界ということで去年全然刈っていただいてなくボウボウとそのまんまの1年でございました。また飯田線の交差するまでの左側ですが、昨年度ですが除草シートを引いていただきました。しかし引いたというだけでそれだけでございまして、今言ってみれば雑草やススキがもうもうと生えています。このことはここから駒ヶ根方面まで行ってみても、こんな雑騒としたところは1カ所もございません。ぜひこのことについて整備を考えていただきたいと思います。さらにこの整備とともに進めていっていただきたいのは4車線化でございます。このことを含めて町長にお聞きするものでございます。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 バイパスの東側の大土手の整備、草刈り等で維持管理をしていくことだというふうに思いますが、このことにつきましては、他には駒ケ根まで行ってもそんなところはないというご指摘でございますが、そういった道路沿いのものをどうやって管理をしていくかということをお考えかと。その場所だけをどこをするというわけにはやはりいかないのでありますが、やはりあの場所の問題は確かに私も承知をしております。先ほどの場所と同様でございますが、県や地元区との協議が必要だということに変わりはございません。少し時間を置かしていただいて検討対応させていただきたいというふうに思います。 なお、4車線化につきましては通行量の問題とか他の優先課題になります他のバイパスとの問題もあるとように聞いておりますので、それらを私なりにまた検討させていただいて国・県へお願いするものはお願いをしていくと、強い要望をしていくということで考えてまいりたいというふうに思います。確かにもう地区から相当の時間がかかってまいりまして、あそこを通行する方も通行量としては多くなってくるというのも事実でありますのでその点についてさらに検討を進めてまいりたいと考えております。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) ぜひよろしく進めていただきたいと思います。次に大型農道沿いにあります農産物加工場の前にある駐車場でございます。前も何人かも指摘しているわけでございますが、まだ駐車場の砂利場であります。食品や惣菜品を作っている施設の前の駐車場が未舗装で砂利場では食品安全に対しての責任感が問われないかと思います。いまだに舗装されないのはなぜでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 指定管理先でありますみのわ振興公社からも具体的な要望等は私自身お聞きをしていない状況もございます。今のところ加工事業やイベントを行っても支障がないというふうにお聞きをしておりますが、現状について、また確認をさせていただきたいというふうに考えております。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) 支障が出ないといえばがないわけでございます。いずれにしましても食品安全は今、日本でもいろんな形で問われているわけでございます。ぜひ早めの振興公社から来なくても早く舗装することが大事ではないかと。 次にふれあいセンターの耐震についてお伺いしたいと思います。ふれあいセンターにつきましては今社協が中心となり管理されていると思います。このふれあいセンターは多くのボランティア団体の皆さんの利用が活発であり、本年も4月から9月までの半年間で250件を超える利用があったようであります。月にすると40件以上ですね。それだけの利用をしているふれあいセンターでございます。3.11東北大震災以来このセンターの耐震についての指摘も多くあったわけでございます。重大事故へつながる前にですね耐震をするならする、しないのであればどうするのか。あるいは壊して新しい図書館建設の中へふれあいセンターも入れるのかどうするのか。そろそろ結論を出すときと考えます。このことについても町長のお考えをお聞きするものであります。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 ふれあいセンターの耐震等の質問でございます。ふれあいセンターにつきましては、改修に向けて検討した経過があるようでございます。耐震診断の費用でありますとかアスベスト処理対策などに大変高額な費用がかかるというようなこと、費用対効果といった面から現有施設の耐震化を行わず社会福祉協議会へ委託をし利用をお願いをしているというのが実態でございまして、私としましても経過を承知をしたところでございます。実はこの施設、確かに利用状況等を見ますと年間の利用者数が5,000人から6,000人というような状況にございまして、大変多くの方にご利用いただいていることは承知をいたしました。しかし現時点におきまして補助金の活用施設数でございまして、直ちに一定の着手をすることは困難な面もございますが、他の施設の利用ですとか建て替えでありますとかそういったことを含めて検討すべき課題だということは承知をさせていただきました。直ちにできるかどうかはこれからの検討でありますが、議員ご指摘の点を踏まえまして今後の検討材料にさせていただきます。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) ふれあいセンターの利用の皆さんがですね年齢が若い方から年寄りの方まで、言うなれば箕輪町を助けるようなボランティアの方々が多いわけでございます。もしものときに、この皆さんに何かあっては大変でございます。ぜひですね新しい図書館の中へ組み込むとかいろんな方法をとっていただきたいと思います。 次に町道52号線の改良工事についてお尋ねしたいと思いますが、これはご承知のとおり大沢線より町道52号線へ行く道路は本当に不便であります。さらに危険もはらんでいました。今回52号線を大沢線へ直結するとのことであります。実現されます地区の交通事情も変わり、スムーズな通りとなってまいります。しかし現在大沢線は北小学校児童の主要通学道路となっております。かなりの児童が通学をしております。西側より下り坂となっており直結した場合、通行量も当然増えるものと考えます。車によっては、スピードも上がることだろうと考えます。一般児童や一般住民の交通安全確保が重要でございます。52号線延長工事と並行して大沢線へ児童交通安全のためのガードレールの設置を願うものであります。この点について町長はどうお考えでしょうか。お聞きしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 町道52号線の改良工事と児童の通学の安全対策ということでございます。平成27年度から国の社会資本整備総合交付金事業によりまして、事業を進めるということで今回町道認定の議案も提出をさせていただいたところでございます。地元との設計協議でありますとか県の公安委員会との交差点の協議も進めているところでございまして、具体化を進めているわけでございます。ご指摘のように道路ができますと交通の流れや交通量が変わってまいります。現在町道51号線大沢線が通学路なっておりますので、ご指摘のような点も含めまして必要な安全対策は行っていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) ぜひよろしくお願いしたいと思います。町内のデジタル放送について伺います。このことも過去に何人かの議員さんから指摘がされているところでございますが、放送が聞こえない、外に出ても聞きづらい、うまく聞こえないという声がまだまだあります。またこれは風などの影響があると思われますが、他のスピーカーと共鳴してよく理解できない場所もあるようでございます。これは防災放送でございます。有事のときに何かあっては大変でございます。重大な事故へつながる前によろしくこのデジタル放送については聞こえないという場所がございます。実態調査はどのようになっているのか町長にお聞きしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 防災行政無線の場所によって聞こえないとか聞き取りづらいというようなご指摘をいただいたようでございまして、設置以降毎年の保守点検に加えまして、箕輪町の地震総合防災訓練時の実態把握でありますとか聞こえづらいというような個別の申し出に対しまして、業者が点検をしたり調整を実施をしているところでございます。難聴地域に対しましては各住宅に個別受信機というものを配置をすることになっておりますので、個人の皆さんからの住民の皆さんからのご指摘によって対応させていただいてるのが現状でございます。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) 私が聞いている範囲では、町道101号、それから町道142号、同じく189号これはほとんど沢上地区でございます。ぜひ実態調査をして対策を講じていただきたいと思います。 最後に買い物対策、弱者対策事業についてお聞きしたいと思います。この事業に関しましては本年1月より大成運輸さんのご尽力により真心一番にこやか号として移動販売車にて活動されているところであります。9月よりダイヤも改正され、今までの47ヶ所の停車販売地をさらに増やし55カ所で販売をしているとのことでございます。事業内容は順調であると思われますが、内容的に公表できる事業の内容ありましたらお聞きしたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 買い物弱者対策のうちのにこやか号の事業内容等でございます。現在以降55カ所ということのようでありますが移動販売を実施をしていただいているわけでありまして、弱者対策としては大変効果があるというふうに考えております。現在の状況でございますが、来場客は月平均826人。売上は月平均で160万円という報告をいただいております。当初の計画であります人数でありますとか売り上げは確保しているわけでありますが、やはり薄利でございまして安定的な運営にはさらなる来客者の増加が必要だというふうに考えております。にこやか号は高齢者の皆さんのコミュニケーションの場にもなるわけでございまして、ぜひ大勢の皆さんに、町民の皆さんにご活用いただきたい利用いただきたいというに考えておりまして、PRに努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 大槻議員 ◆4番(大槻議員) この移動販売もなかなかの大変な事業であると思います。町としても、PRなど支援できることは支援していく必要があろうかと思います。このにこやか号事業がさらに発展されることを願い、私の質問を終わりたいと思います。 ○下原議長 これで4番 大槻金吾議員の質問は終わりました。次の質問者の指名をいたします。9番 荻原かほり議員 ◆9番(荻原議員) 本日最後の質問者でございます。それでは通告に従いまして質問をさせていただきます。このたびは町長ご就任大変おめでとうございます。選挙戦に勝ち抜いて町政の舵取り役としまして大役の任につかれました。「力強い箕輪を全力でつくってまいりたい。」の決意を忘れずにお体に留意されまして町民の期待に沿った町政運営にご尽力いただきますことを切に願っております。 初めに、基本政策の一つ目でございますけれども「活力あふれるふるさと箕輪町の貢献がうたわれ、行動するリーダーになります。」と力強い政策が示されました。またあらゆる手法や機会を活用して様々な意見や提言を受け、町民と行政が役割分担する双方向的な仕組みづくりや、町民が主役の参加と協働の町づくりのさらなる進化を強調され、大いに期待を寄せるところでございます。そこでどのような資金づくりで進化をされるのか。町長のご所見をお尋ねするところでございます。 ○下原議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 活力はこれを箕輪町をつくりたい、そういったことで力強い箕輪町をつくりたい、そんなキャッチフレーズの中で選挙戦を戦ってまいりました。私はその思いは今も変わらないわけでありまして、それを政策の柱に据えながら行政を運用してまいりたいというふうに考えておりますが、その中ではやはり私はいろんな場所で申し上げてきましたが、町民が主役である行政は黒子ですと、こういった原則を維持をしていきたいというに考えております。これ行政の限界を申し上げているわけでは決してないわけですけれども、あらゆる手法または機会を活用しながら様々な意見や提言を受けながら、町民と行政が役割分担をするということを申し上げたところであります。私とすれば行政主導から脱却をしていくそんな町づくりを実は期待をしているわけですが、一方では行政としての責任を果たしてまいりたいと考えております。双方向的な仕組みづくり、これ具体的に申しますと陳腐になるわけですけれども、町民談話室でありますとか集落の懇談会でありますとか、ランチミーティングでありますとか住民の皆さんが積極的に町づくりに参加をしていただくきっかけとしての仕組みを、いくつか作ってまいりたいというふうに考えております。何はともあれ多くの皆さんから直接話を聞き意見交換をする。そこから始めて施策展開ができるわけでありまして、たぶん町の皆さんは考えているだろう、今まで役場の職員から聞くとこんなふうに言っている、そういったような中身の情報ではやはり生の情報ではないのでありまして、生の情報を私たちがどうやって得られるか、これがすべてであります。そう意味での双方向ということを申し上げているわけであります。役場の中で長になりますとわりと洗練された情報しか入ってこなくなりまして、本当に町の皆さんが困っていること、考えていること、提案したいことが具体的に私のところに入ってこない。これは副町長も課長の皆さんも同じでありますが、本当の意味が入ってこないということではやはりまずいのでありまして、そういう意味で双方向の仕組みを作っていきたい、それが私の基本路線であります。具体化については中身が陳腐なことになりますので、余り申し上げられませんがどういったことをすれば町民の皆さんの意見を聞くことになるのか少し吟味をしながら考えてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) ただ今町長から「町民が主役である、行政が黒子である。」という大変すばらしいお言葉いただきまして、舵取りについては大変楽しみにするところでございます。特に町民と行政の役割分担の双方向的な策、仕組みの中の取り組みとして先ほども町長申し上げておりましたが、ランチミーティング、それから町民談話室、集落懇談会、この実施ということも示されております。それぞれがどのように具現化されていくのか、もしお考えがありましたらお聞かせいただきたいと思います。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 いま具体的にある三つの例を申し上げました。これについてはまだ具現化しているわけではありませんが、とりわけランチミーティングのような内容につきましては、地域の団体の皆さんもしくは個人の皆さんでも構わないわけですけれども、月1、2回そういったものを申し込みを受けまして、役場庁舎内ということになるかと思いますが、場所はここでなくても他でも構わないんですが、意見を聞く場を設けつけていただきたい。具体的な改正の内容については皆さんと情報共有をしてまいりたいというふうに考えております。なお町民談話室と申し上げましたのはこれまで町長談話室というものがあるようでございまして、それを場所的に引き継ぐとかすることは今考えておりませんが、町民の皆さんが役場でも役場でなくともそれは私は構わないと思ってますが、お話をしやすい場所に町長もしくは町の幹部が出向きましてお話を聞く、そういった場を設けたいというものであります。なお集落懇談会につきましては、これは区単位でも区より小さな単位でも構わないわけですが、時間の許す限り私どもが出向きまして具体的なお話をお聞きをする場を設けていきたいというふうに思っております。要望が出される時期ということになりますと予算編成前ということが一番具体化しやすい時期ではありますが、時期の点についてはまた事務方と検討させていていただきたいと思いますが、とにかく現場へ行くと。本当の意味の現場主義がなされるように、これは私だけではなくて職員も同様であります。基礎的自治体である市町村を見とって現場主義なんて当たり前だということを以前申し上げたこともありますが、それが本当にできているかということを、私ども問いかけた上で基本的な仕組みを考えてまいりたいというふうに思っております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) ただいま具体的なご説明がありましたけれども、例えば住民懇談会これからも今までもやっていたと思いますが、ずっと行う中で町民との間の関係がそんなに密着しているような気はなかったような気がしましたので、そこら辺のところまた工夫をしていただきたいところでございます。それからランチミーティング、これについてもまだこれから具体的なことを決めていくというようなことですけれども、それらの場所だとかそれからやはりこうやって施策を打ち出したということは、いつ頃やるというそういう意気込みもないといけないのではないかと思うんですよね。だからどの程度のことを、人はわかりましたけどもその場所だとか、そういう時期的な位置付け何かもお示しいただければありがたいです。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 ランチミーティングにつきましては準備ができ次第というふうに考えております。基本的には役場を想定をしていますが、それにつきましては場所の選定はこれからさせていただきますが、いつやるかわからないというようなものではございません。準備ができ次第始めさせていただきたいというふうに思います。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) 期待を寄せております。このランチミーティングにつきましては住民の方たちもとても期待を寄せておりますので、そのようにまたお答えいただければ大変ありがたいなというふうに思うところでございます。この特にですねまた職員の間のランチミーティングというのは考えないですか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 職員の皆さんとのコミュニケーションをどういった形でとるかというのは、これは町長なり副町長なりリーダー役のものが考えていくことでありますが、私も広報職場で職員の経験をしておりますが、私の立場で言いますと県の幹部の職員と話をするというのはなかなかランチミーティングと言いながらやりづらいもんでございまして、そういったことが本当にすることによって両者が円滑にコミュニケーションがとれて打ち解け合うかということも、なかなか難しいということも承知は実はしております。そうは言ってもいろんな場所を設けてお互いが話をするということは重要でありますので一つの方策だというふうには考えておりますが、私はどちらかと言えば庁内の中で何でも言い合えるような雰囲気を作っていく、その仕組みづくりの方が大事かというふうに思います。これ仕事のやり口、やり方の問題でありまして何かミーティングをすればできるというようなものではないというふうに思いますので、どちらかと言えばそちらを優先をさせていただきますが、実は私は職員の皆さんの個々の職員の皆さんをまだ承知をしておりませんので、どんな方がどんなことを考えているかということで、そういう意味でお尋ねの内容のようなことができるということであれば一つ考えてみたいなあというふうに思っております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) やはり人材育成にもつながることだと思いますし、心がつながるようなそういう仕組みづくりをやっていただければ大変ありがたいなというふうに思っており期待をしております。それでは次に二つ目でございますが、子育て支援体制の取り組みということです。人口減社会の挑戦としまして、「人口減少の現状を踏まえ若者の定着、出産と子育て、仕事と未来の両立、移住、交流の活性化等、効果的な対策実施のためにみのわ未来委員会(仮称)」、これ前段でも多くの議員が質問されておりましたけれども、それが掲げておりましてこのまた時期と内容につきましてどのように考えているかということをお尋ねするものでございます。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 みのわ未来委員会の設置につきまして時期、内容、方向性等でございますが、設置の時期につきましては先ほど申し上げてございますが、本年度中にできれば早期に立ち上げたいというふうに考えております。現在行われている委員会があるようでございますのでそれらの整合性が取れるかどうかということもありますし、来年度の振興計画の策定をするための取り組みとの関係もございますので、それらを踏まえると次年度ということも想定されないわけではありませんが、できるだけ早期に対応してまいりたいというに考えております。具体的な委員会の取り組みでございますが、メンバーそのものは現在まだ未定でございますけれども、若者世代や子育て世代の皆さんの、いわゆる現役世代、そういった方を交えた幅広いメンバー構成を考えて具体化をさせていただきたいというふうに思っております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) 午前中の方でもその話がありましたが、再度ここでお尋ねしたのはやはり具体的に時期的なものも早い時期というふうにおっしゃっておりますけれども、やはりいつというねいつ頃までというような、そういう期間の切り方も大変大事なことになってくるのかなというふうに思いましたのでお尋ねしました。なおこれは県の方の方針を策定している子育て支援戦略というこれ仮称ですけれども、この箕輪町でもその総合対策ということでどのような県との接点ですね、そういうものがどのようになっているかというのをお尋ねいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 先ほど来のご質問にお答えをする中で県の少子化に係わる戦略構想について、若干触れさせていただいております。医療費に係わる部分また保育料に係わる部分もお示しをさせていただきましたが、それ以外にも県におきましては母子保健のサービスをどうするかとか多子世帯に係わる経済的な負担をどうするかというような戦略構想を練っておりまして、遠からず出てまいります。したがいまして今年度中も近々に出てくるというふうに思っておりますけれども、それは町村との県と市町村の協議の場の中で市長会、町村会の中の議論がなされた経過でございますので具体化がなされてまいります。予算措置もされてまいります。したがいまして、それを県の考えていることと町が考えることを事業的には整合をとりながらやっていくことになりますので、それらを踏まえてみのわ未来委員会の中で議論をし、少子化の部分でいえば少子化総合対策をつくる。それ以外の周辺の領域については全体としての人口減対策をつくるということを考えております。時期不明というお話を今いただきましたけれども、あまりにもやろうとしている中身が作業量が膨大でありますし、守備範囲が広うございますので直ちにできるということは言っていないわけでありますが、着手そのものはできるだけ早期にちょっと時間を区切るわけにもいきませんし現在予算編成作業が始まっておりまして、その作業の中で予算化の問題もありますので、少し時間をいただきたいということでありまして、決して遠くへ持っていきたいというふうに思っているわけではございません。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) それでは期待をしております。もう一つワンストップでできる子育て相談室というのもこれもお気づきの検討を掲げていると思いますけれども、子育てサポートができる専門的な相談室の位置付けにこれについても子育てをしている方たちからとてもこれにどういうものなんだろうねというふうな声が聞こえました。その場合の内容だとか場所の位置付けなんかもわかりましたら、内容をお尋ねしたいところでございます。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 子育て教育相談室の設置というお話を基本政策集30の中で申し上げてございます。箕輪町におきましても、虐待ですとか育児の不安でありますとか発達相談でありますとか教育相談でありますとか不登校でありますとか引きこもりでありますとか、いろんな教育に係わる課題、子育てに係る課題がございますし相談もございます。これにつきましては各部署、教育委員会も含めまして各部署で担当者がそれぞれ相談を受け、必要に応じては横の連携をとっているというふうに思いますし、格段大きな問題があるということは実は感じていないわけでありますが、私はやはり複数の専門相談員が一つの場所にいて、相談をワンストップで受けるこういった体制ができないのかそういった方が望ましいのではないかというに考えておりまして、できれば子育て教育相談室というふうにに名前をつけてありますが、そういったものはできないかということで検討したいというふうに思っております。現在の状況のすべてを私が把握をしているわけでありませんので、私どもの町部局また教育委員会の方にですね具体的な課題等もお聞きをした上で、とにかく専門の相談を受けるということでありますと資格職種の採用等も必要になってまいりますし、現在の対応者がそのまま横へ横ずれをして組織ができるかどうかこれもまた私不明でございますので、体制整備をどうやって図るかも踏まえて考えてまいりたいというふうに思いますが、私とすればワンストップ方式の方がやはり良いのではないかというふうに考えておりますので、具体化に向けて検討させていただきたいと思います。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) よくわかりました。それでですね教育委員会の方でも教育相談室というのがありますよね。それらの関連も今お話ありましたのでわかりましたけれども、場所的にはそういうものの位置付けは今の未来課の方の関係だと思いますけれども、そこの接点というのはどのようにしていくでしょうか。教育課の方との接点です。 ○下原議長 町長
    ◎白鳥町長 町部局と教育委員会それぞれの守備範囲がありますので、どちらにおいた方が効果的かという問題もあると思いますし、そもそも長部局、役場の中に置くことの方がいいのか別途違った形で委託をした方がいいのか、それらを踏まえて検討しなければいけないことだというふうに思います。どちらのセクションでやった方がいいのか、これについては教育委員会とも相談をさせていただいて組織として措置するものなのか、そうではなくて任意的なものの方がよいのか、それも検討の俎上にのせてみたいというに思います。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) わかりました。やはりそういう体制というのは大変いいものですので、特にその具体的な位置付けだとか支援体制に向けての戦略ということで、それがまた人口の歯止めにつながればということで期待をしたいなというふうに思っております。 それでは次の質問ですけれども、女性の力が最大限発揮できる環境整備ということでお尋ねしたいんですが、基本施策の四つ目に明日の町づくりを担う地域人材育成としまして、男女共同参画社会を実現するために調整や地域づくりにおきまして女性の力が発揮できる環境整備に努めることがうたわれております。男女共同参画社会基本法が公布施行されまして早15年になります。当町も23年9月に待望の箕輪町男女共同参画推進条例が制定されまして、男女共同参画社会を形成するための取り組みが進められていますが、推進についてはまだ多くの課題がありましてさらに多くの町民の理解を深めるための手段としまして情報提供が必要だなというふうに考えております。女性の力が最大限発揮できる環境整備の施策は私共女性にとりまして大いに期待される施策です。地域や企業での女性の活躍をどのような形で促進されていかれるのでしょうか。町長の考えをお尋ねいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 女性の力が最大に発揮できる環境整備ということでございます。基本政策の中で若干の言葉遣いが荒かったというふうに私は実は思っておるんですが、行政が実際に推進ができること、また行政ではなくて各企業や団体が自らの問題として実施をするに当たってそれの促進策を行政として支援をするというようなことが両者が相まって初めて女性の力が最大限に発揮できる環境になるんだというふうに思います。女性を取り巻く環境は非正規雇用でありますとか介護、また出産後の職場復帰、子育てと仕事の両立等大変大きな課題がございます。お尋ねのように箕輪町におきましては男女共同参画につきまして条例化また基本計画を策定して事業が進められているわけでありますが、何といいましても意識の啓発が進んでいるかどうかというような問題が非常に大きな問題であります。私は思っているところなんですが地域づくりに女性の参画がぜひとも必要であります。これはなぜかと言いますと男性に比べて女性の方が日常というものを知っているということなんです。女性の役割でよく健康とか食文化というようなものは期待ができるし、してもらわなければいけないということを申し上げますし長野県の健康長寿というのはまさに女性が作ったものであるわけでありまして、そういったことを考えるときに女性の力を認め、固定観念で女性にはできないとか女性にはこの守備範囲しかというようなことをしないような啓発と言うんですか、そういったものをやってまいりたいというふうに思っております。男性も私などもいかがなのかと思いますが、男性も家事や育児、介護に積極的に参加をして女性が仕事と家庭が両立できるような仕掛け、意識の啓発、これは今までもしてまいりましたけれどもこれまで以上に進めてまいりたいというふうに思いますし、企業側に対しても男女共に子育てをする、そういった啓発を推進をしてまいりたいというふうに思います。私はよく申し上げますが女子のジャンプがオリンピック種目に昨年なりました。実は男性に遅れること9年でオリンピック種目になったんですが、女子はできない、ジャンプはできないという固定観念の中でこういったことが起きたというふうに考えております。確かに女子がジャンプをやるというようなことを考えてもいなかった時代から見ますと、本当に驚くべきことでありますが、この固定観念が男女共同参画を遅らせているわけでありますので、それを払拭するような啓発をですね実施をしてまいりたいと考えております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) 県の方でも「幸せ信州創造プラン」ということで長野県の総合5カ年計画の中で女性の雇用と社会参加促進というものがうたわれておりまして、男性の方々も先ほど町長がおっしゃっていましたが、家事だとか育児、介護等に主体的に参画するということで女性が仕事と家庭の両立ができる環境づくりに積極的に協力することが強調されております。政府も日本再生戦略といたしまして、女性の社会参加が日本再生のカギであると言われ、2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%というような目標が示されております。当町では国を先取りいたしまして第4次振興計画の審議会等に占める割合は26年度の達成目標30%が示されておりましたけれども、残念ながら現在23.5%というふうに止まっておりまして目標に達成することができておりません。こうした現状をどのように捉えているのか今後どのようにまた進めていくのかということで町長にお尋ねいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 審議会等に占める女性の割合をどのように増やしてくかということでございますが、達成目標が平成26年度30%、ご指摘のとおりでございます。現状につきましては平成24年度で19.9%、平成25年度で22.0%、平成26年度で23.5%で女性委員の比率は上がってきているもののなかなか急ピッチという状況にはございません。しかしながら数値目標を達成されていない要因を分析をしてみますと、町の公的な審議会これ農業委員会とか防災協議会等でなかなか審議会の委員の受け手がないというのもこれまた事実のようでございます。教育委員会とか保育関連の審議会等では30%から50%の審議会も出てきております。従いまして委員会や審議会の内容によりまして大きな隔たりがある差があるというふうに思っておりますが、住民の皆さんの理解をいただきながら事業が30%を超えるようにですね女性の比率を上げていきたいというふうに考えております。これ私職員と話をしたときにそんなの受け付けるからいけないんだというように申し上げましたけども、事務方から上がってきた具体的な委員会名簿を見て率が上がって達成していなかったら受け付けないというくらいの強い調子でしないとこれは実は上がっていきません。それと地域の中で当て職というものも非常に多いもんですから、区や常会の役員の中に女性を入れ込んでもらうそういった形にしていかないと実は市町村のおける審議会というのは女性率が上がらないんです。これ国や県の委員会とちょっと性格が違う部分がありますので、ぜひ地域レベル、区レベルの中で女性の活用を改めて考えていただくことが重要ではないかというふうに思っております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) 女性の受け手もなかなか難しいところが多々あると思いますけれども、箕輪町の女性がとても優秀な方たちが大勢おります。ですのでやはりそういうところでいろんな場面での活躍の方たちを是非お声をおかけしまして目標値に早く達することができればありがたいなというふうに思うところでございます。やはり箕輪町の先進的な地域というものねこれはやはり大事にしていかなくてはいけないんじゃないかというふうに思いますので、切に環境整備の充実ということで期待をしたいと思います。 それでは四つ目の質問でございます。高齢者や生活弱者が住みなれた地域で安心して暮らせるために福祉サービスの充実、医療等などとの連携を含みまして地域資材を活用し、地域包括ケア体制を構築することがうたわれております。高齢化率の推移は年々増加し、町内の高齢化率は65歳以上2014年9月に26.5%、2025年29%と上昇していきます。今後予定される介護保険改正内容でも要支援1、2のうち訪問介護、通所介護を市町村独自の支援体制へ移行されるということになりまして、地域ケアの体制の構築に向けてということで2025年に向けまして箕輪町でやはりこういうことについてきちっとしていかなくてはいけないということでなんですけれども、箕輪町のステップはどのように捉えているのか、また考えていられるのかということを町長にお尋ねいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 高齢者や生活弱者の地域包括ケアというような体制の構築をどうするかということでございますが、高齢者の数がピークを迎える2040年までを中長期的に展望して対応することが必要だというふうに考えております。団塊の世代が75歳以上に達する2025年を目途ということでございますが、高齢者が住みなれた地域で自分らしい暮らしを続けることができるように、地域資源であります医療でありますとか介護でありますとか介護予防、生活支援そしてまた住宅、住まいこれが適切に提供される新しい仕組みづくりが必要でございます。町では地域住民が支え合う体制づくりを進めるためにこれらの地域づくりを考える講演会や学習会を積極的に開催をしているわけでありますが、住民の皆さんからご理解をいただいて支え合うまちづくりそういったことを考えていく中で、地域包括ケアシステムを構築してまいりたいと考えております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) 高齢者増加の中、地域包括ケアシステムの構築を進める上で各種ボランティアや民生委員の連携も必要不可欠と思います。今後地域の協力や支え合いがますます重要視されるというふうに思われます。今回箕輪町社会福祉協議会で生活介護支援サポーター養成講座が開講されておりまして、私も地域の助け合い活動を支える一人としてお役に立つことができればと願いまして受講生の一人として今受講中でございます。要請講座等の取り組みや位置付けに感謝するわけですけれども、この受講を通して地域や民間の力を活用した生活支援の見守り体制、この輪をやはり広げていくということが大変これから必要になってくるのかなというふうに思います。第一ステップとしましてやはりこのような生活支援の見守り、体制の充実というものが多くの層の方々を対象にしたサポーター講座ですね現在やっているもの、もともと広めていく必要があるのではないかなというふうにすごく感じるところがありますけれども、それについて町長の考えをお聞かせください。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 お尋ねの生活介護支援サポーター養成講座でございます。本年度からということでございますが、町の社会福祉協議会への委託により行ってる事業でございます。福祉サービスではカバーしきれない高齢者の皆さんの生活上の困り事といったものをサポート、要請によってご支援をしていきたいという性格のものでございます。議員さんがそういった講座に参加をしていただいてることを敬服をするところでございますが、支援をする、支援を必要とする高齢者の皆さんを地域で支えるこれがまず一番重要なことでございますので、そういった体制整備を整えていきたいというふうに考えております。民生委員でありますとかボランティアの皆さんのご協力によりましてサポーター養成講座はその一つでありますが、様々な手法を使いながら地域で支え合う体制づくりを進めてまいりたいと考えております。今回のサポーター講座には50名ほどの方が参加をしていただいているということでございます。こういった皆さんの熱意がいろんな形でシステム化することが必要だというふうに思います。またこういった講座ができるだけ回数を重ねていくということも必要だというふうに思います。これ経費の問題もございますので予算の中で議論がされていくわけでございますが、現状どんな形の養成講座が行われて効果というものがどんなところに発揮できるのかも協議をしながら次の段階に入ってまいりたいと考えております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) ただ今町長もおっしゃっていましたけれども、やはり地域の力というのがこれからとても大事になっていくのではないかなというふうに思います。お互いに助け合う互助の精神ですね、これの取り組みの支援の広がりというものをしっかり持っていればそういう人たちを大勢構築していくということが我が箕輪町にとりましていい方向に進んでくるのかなというふうに思いますので、ぜひ前向きな答弁をいただきましたのでそのようなことで受け止めていただければ大変ありがたいというふうに思います。やはり高齢者や生活弱者の方たちが住みなれた地域で自分らしく元気に暮らせるということですよね。その介護予防のさらなる取り組みの強化、それと地域包括システムの構築を願うところでございます。 それでは次の質問に移ります。障がい者を理解し障がい者を応援する社会をつくるために相談支援体制の充実を図るとともに、活動や居住、就労の場所の確保をつとめることがうたわれておりまして、町内では障がい者の就労施設と相談施設事業所の併設がされておりますが3カ所を位置付けられておりますが、町ではどのような体制で支援し、また充実されているのかということについてお尋ねいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 障がい者の相談支援事業所についてでございます。平成25年4月に障がい者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律であります。障がい者総合支援法が施行され、町では障がい福祉サービス事業者の協力を得てサービスを提供してるところでてございます。法律では平成27年3月末までにサービス利用者全員に支援方針や利用するサービスが記載をされたサービス利用計画を相談支援専門員が作成することが義務づけられております。現在町内では昨年に1カ所、本年は2カ所の相談支援事業所が開所をして計画を策定しているところでございます。障がいのある方がさらに安心して暮らせるように町内外の相談支援事業者や上伊那の圏域であります障がい者総合支援センターと連携を図りながら障がい者がまたその家族が安心して暮らせる体制づくりを進めてまいりたいと考えております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) 前向きの答弁をいただきました。障がい者の就労につきましては既存の就労施設を含めて国だとか県では農業と福祉の連携で、障がい者就労の支援を創出する動きもあります。町としましてこれらについてどのような働きかけを今後していくのか、町長の所見をお尋ねするところでございます。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 障がい者の就労先としての農業でありますとかその他の産業、それを就労の場として活用することは非常に重要であります。この点について農業というような話もございましたが、医療分野、福祉分野を連携をしたり食品分野、農業分野と連携をするという取り組みが現在盛んになってきております。全国的には農業生産法人が障がい者を施設外就労として受け入れ、例えばトマトの収穫ですとか出荷調整でありますとかそういった作業に当たっている例もございます。こういった場合には農園の側で障がい者の際により適した機械や品種を導入するとか開発をするとかそういったことが必要になる場合もございます。健康目的や生きがい目的で農作業を活用するというような例もございます。県におきましてはこの4月に産業労働部の中に雇用就業支援担当部長というものをおきまして、例えば農業と福祉の連携ということを考えているセクションができたわけでございますが、町といたしましてもそういった県の取り組みや地域における先進的に取り組みを情報収集をしてまいりまして、町の現状に合わせた取り組みを深めてまいりたいというふうに思いますし、やはり障がい者の皆さんの活躍する場は現状だけではなかなか難しいものがございます。他の産業に支援をしていただくそんな場に障がい者が入っていくそういう社会になりたいというふうに思いますし、そういったシステムを検討してまいりたいと考えております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) 障がい者を理解し障がい者を応援する社会をつくるために、確実な相談支援体制の充実と就労の場の確保に期待をしております。 それでは次の質問でございますが、先に認知症の行方不明の方の捜索の訓練ということで質問したいと思います。認知症の方が行方不明になった際、早期対応により保護ができるよう地域住民と関係機関が協力して、早期発見につとめることを目的にスマイルサポート推進委員会と箕輪町社会福祉協議会で去る10月18日に町内で初めて認知症行方不明捜索訓練、これは小学校5地区で認知症役に扮した徘回者を発見するという訓練、これが実施されました。私もう放送が流れると同時に認知症サポーターとしまして捜索訓練に協力するために地域の周辺を捜索しましたが、発見することができないまま時間が過ぎ去りました。訓練後の新聞報道によりますと防災無線やメールサービスで身長や服装の特徴を流し、一致する人への声かけや情報提供を求めた結果、1時間半の訓練で25件ほどの情報が寄せられ、最終的に無事全員が保護されたとのことで実りある訓練の一助になったのではと察するところでございます。そこで今回初めて訓練を通して反省点や改善点が話し合われると思いますけれども、その現状をお聞かせください。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 認知症の行方不明者に対する捜索訓練についてのお尋ねでございます。今回の訓練は初めて実施をした訓練でございました。早期発見の訓練と合わせまして、何が問題か課題を探すための訓練ということでもございました。反省点や改善点ということでございますが、認知症の方への接し方がわからないというような事例もありました。今後周知方法を検討してまいります。また認知症役の方への声かけ、役場への通報等何件かありまして、認知症について関心を持っていただくということができたということでは一定の成果があったというふうに考えております。今回の訓練や行方不明者の捜索を実施した中で、捜索時の組織としての流れを見直すきっかけとなったということでございまして、現在危機管理部門を中心に捜索の流れを見直しましてフローチャートを策定をしているところでございます。今後も関係機関との情報伝達の確認作業を徹底してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) 今回初めてそうした訓練というのを1回やりましたけれども、今後もこれは続けていかれるのでしょうか。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 今回の場合町だけではなくて先ほどご指摘ありましたように社会福祉協議会やスマイルサポート推進協議会との共催と言いますか三者が実施主体になったものでございますので、現在今回の経過を踏まえまして三者に議論をし、必要があればまたできればそういった訓練を続けてまいりたいと考えております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) 今回は初めてということもありまして平日位置付けられましたけれどもやはり土日とかその休みのときですよね、それを利用しまして子どもも一緒になってそういう訓練に参加させるというような計画をぜひ位置付けていただきたいというふうに要望したいと思います。それと同時に先般行方不明者の捜索も行われました。その際に訓練の成果が十分発揮できたのかどうかということ、また住民への周知度は万全だったのかというようなことについて合わせてお尋ねいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 先日の行方不明者の捜索に訓練の成果が発揮できたかということでございますが、関係部署が集まり速やかに対策本部が立ち上げられたという意味におきましては、訓練の成果が出たというふうに考えております。また今回の捜索では認知症の見守り団体でありますスマイルの団体等が広範囲に協力をしていただくことができました。そういったことでは訓練の成果というふうに考えております。緊急時の訓練、緊急時におきましてはなかなか訓練のようにはいかない部分もありますけれども、訓練を積み重ねる中で実際の対応が向上できるように考えてまいりたいというように思いますし、住民の皆さんに対する周知度を上げるという意味では社協だよりを全戸に配付をさせていただきましたし、それぞれ訓練を行うことで今回の訓練を行うことで周知も進んでくると思いますので実際の行動がそういった内容になるようにまた周知なり訓練を進めてまいりたいと考えております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) ぜひそのように取り組みをよろしくお願いしたいと思います。それでは今後の備えや取り組みということにつきましてですが、26年4月1日のデータによりますと介護認定者のうち607人が認知症状である。なおかつこれ町内ですよ。介護認定を受けていない方々が把握できませんのでさらにその人数が増えているというふうに判断されます。また認知症は家族はもとより地域の方々の理解も必要と考えますが、現状ではまだまだ認知症の把握というのは不十分な面があるのではないかと思われます。そこで今後の備えや取組みにつきましてどのように今後町ではしていくのかということについてお尋ねいたします。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 今後備えと言いますか取り組みということでございますが、認知症に対する支援体制幾つかございます。毎年認知症の講演会を開催をして大勢の皆さんに聴講いただいておりまして、認知症に関する啓発に努めているところでございますが、認知症の困難な点は認知症患者を持たないそういった家族にならないと、認知症のことはわからないということなんです。私も実はそういった経験がないもんですから、経験が申し上げられませんが、常に言われてるのがその中身でございまして、認知症の方を見守るには地域の皆さんのご理解とご協力が何より必要でございますので、より多くの皆さんに現在行われております認知症サポーター養成講座ですか、そういったものを受けていただくということに働きかけてまいりたいというふうに思います。何より認知症に対する理解者を拡大をしていくということが必要だというふうに考えております。 ○下原議長 荻原議員 ◆9番(荻原議員) 特に今町長がおっしゃったとおりですのでそのような仕組みづくりをぜひお願いしたいと思います。やはりその地域の見守りというのが重要視されてきますので、住民一人一人が認知症に対して理解、予防の努力に努めるということ、それから日ごろから地域の助け合い、これ互助の精神ですけれどもそういうことでやはり地域の助け合いの輪を今後さらに広めていくことが必要だなというになっております。 それでは最後に図書館建設についてでございますけれども、これについては前段で多くの議員が質問されておりますので、私の重複は避けさせていただきますけれども、大方の目途ということでもってできるだけ早い時期にということで町長おっしゃっておりましたけれども、その早い時期というのはいつ頃を指すのか。そのことについてお尋ねしたいところでございます。 ○下原議長 町長 ◎白鳥町長 図書館建設に向けた時期の問題でございます。現在検証作業をこれから始めようとする段階でありまして、次のステップについての答えは差し控えさせていただきますが、町民の期待が非常にある施設だということもありますし、実は財政上の課題も非常に大きな時期でもございます。そういった点を踏まえて議論をさせていただきますので、直ちにということは実は申し上げられません。しかし検証作業の中身によってこれは進めてまいる所存でございまして、いずれかの段階その検証作業そのものをそんなに長く開けるつもりはございませんのでその中から時期が明確になってくるというふうに考えております。 ○下原議長 よろしいですか。荻原議員 ◆9番(荻原議員) 今ご答弁のとおりで結構でございますけれども、やはりこれアンケートの結果も先ほど前段で申し上げておりましたけれども、この統計もやはり大事にしてもらいたいということ。それから手順の方につきましても早目にということですけれども、やはりそこら辺で多くの町民が期待をしているということもお忘れなくやっていただければ大変ありがたいなというに思います。以上で質問終わります。 ○下原議長 これで9番 荻原かほり議員の質問は終わりました。 お諮りをいたします。本日の会議はこれで延会としたいと思います。これにご異議ございませんでしょうか。(「異議なし。」の声あり) ○下原議長 ご異議ありませんのでそのように決定をいたしました。本日の会議はこれにて延会といたします。大変ご苦労さまでございました。 ◎小嶋事務局長 ご起立をお願いいたします。(一同起立)ご苦労さまでした。(一同「ご苦労さまでした。」)   午後4時40分  延会...